Category Archives: 処女膜強靭症
挿入時に痛くて入らない場合の原因|処女膜や緊張が原因かも?

Written on March 10, 2023 at 8:42 AM, by midocli2
1. 挿入時に痛くて入らない場合の原因 挿入時に痛くて入らないのは、以下のことが原因として考えられます。 ・治療が必要な状態の処女膜 ・緊張による筋肉硬化 ・体調不良や不安による潤い不足 ・婦人科系の病気 ・性感染症などが原因の炎症 それぞれの原因について詳しく解説していきますので、自分に当てはまるものがあるかチェックしてみてください。 治療が必要な状態の処女膜 処女膜が通常よりも硬い処女膜強靭症や開いているはずの処女膜が閉鎖されている処女膜閉鎖症である場合、挿入時に出血したり強い痛みを伴ったりします。 どちらも体の特性の問題であって、性行為に対する不安や緊張が引き起こすものではありません。 自覚するような不安・緊張がなく、体調も万全であり、潤い不足などを解消しても痛みがあるのなら、婦人科クリニックでの治療や処置が必要です。 緊張による筋肉硬化 性行為に対する緊張により、性器周辺の筋肉が硬化して痛みを生じている可能性があります。 前戯の時点で膣がほぐれきれていないことが原因として考えられるため、性行為をした経験がない処女である場合は、前戯でしっかり緊張を解いてもらいましょう。 また、どういう点に不安を抱いているのかを考え、相手と話し合うなどの工夫が必要です。 体調不良や不安による潤い不足 痛みなく挿入ができるのは、潤いが十分にあるからです。 潤いが不足している場合、膣と男性器がこすれて痛みが生じるため、さらに不安が強まってしまい悪循環になる恐れがあります。 体調不良が原因であれば、体調が回復すると問題なく挿入ができる可能性が高いです。 体調やメンタル面で不安がある場合は「ちょっと今日はごめんね」と、無理に性行為はせずに、心身ともに整った状態となってから行いましょう。 婦人科系の病気 挿入の時に奥で痛みを感じるなら、子宮筋腫や子宮内膜症である可能性があります。 子宮筋腫や子宮内膜症である場合、性交痛の他に、生理痛があったり、月経時の出血量が多かったりと異常が出ている可能性が高いです。 心当たりがある場合は早めの受診をすることで、病気の治療や処置が行えます。 放置すれば不妊の原因にもなる恐れがあるため、我慢せずに婦人科クリニックで相談してみましょう。 性感染症などが原因の炎症 性感染症などが原因で膣や性器に炎症が起きているのが原因の場合があります。 性行為をしている時以外に、痛みや出血はないでしょうか。 日常的に痛みや出血、違和感や不調を感じているのなら、性感染症である恐れがあるため、早めに婦人科クリニックを受診してください。 2.挿入時に痛くて入らない場合の改善方法 このまま挿入は続けられないというほどの痛みがある場合は、以下の方法を実践することで改善できる可能性があります。 婦人科クリニックで治療をする 病気や炎症が痛みの原因であれば、婦人科クリニックを受診し、治療をすれば改善が見込めます。 処女膜強靭症や処女膜閉鎖症など、挿入が難しいような体の特性をもっている場合は、治療や処置が必要です。 また、子宮内膜症などの婦人科系の病気である場合は、受診が遅れると重症になる恐れもあるので、生理痛がひどいなど他の症状もある場合は早めに受診しましょう。 潤い不足を解消するアイテムを使う ローション付きのコンドームやジェルなど、潤い不足を解消するアイテムが販売されています。 炎症や病気など体に異常があるわけではなく、性行為に対する不安や緊張が原因で痛みを感じてしまう場合に有効です。 女性側が気軽に使える見た目が可愛いグッズも販売されているので、自分が取り入れやすいものを使用してみましょう。 体調を整える 女性ホルモンのバランスが崩れていたり、体調が悪かったりすると、潤いが不足して痛みの原因となります。 また、体調が悪いと、性行為にポジティブな感情を抱けず、性行為自体にストレスを感じてしまうかもしれません。 「ちょっといつもと感覚が違う」など、体調が悪い時は無理に性行為をせず、体調を整えた後で行うようにしましょう。 前戯の時間を増やす 痛みを感じる理由が潤い不足である場合、前戯の時間が不足していることが原因として考えられるので、前戯の時間を増やしてもらいましょう。 リラックスできるように照明の明るさを落とすなどの雰囲気づくりをおこない、痛みを感じた時よりも意識的に前戯の時間を長くとってもらうようにすることが大切です。 相手と話し合う時間をつくる 不安や緊張を和らげるためには、相手と話し合う時間をつくり、気持ちや状況を共有する必要があります。…
処女の人はなぜ性交痛を体験することになるのか? 性交痛の原因と対応方法を紹介

Written on February 6, 2023 at 10:33 AM, by midocli2
処女膜が裂ける痛み 処女の人を襲う性交痛の大半は、処女膜が裂けることで生じますが、それだけではありません。処女膜が関係している痛みとして、発生するものは以下の3つが挙げられます。 ・正確には膜ではなくリング状・陰茎によって傷がついて出血して傷む・処女膜強靭症 女性側にだけで問題があると考えている方もいますが、本来であればパートナーが原因位なっています。処女膜が関係している痛みについても解説するので、参考にしてみてください。 正確には膜ではなくリング状 処女膜は実はリング状になっていて、膣口に張りついています。膣口とは、膣の入り口付近の部位のことです。「処女膜を破る」という表現があることから、金魚すくいの道具のように膣口を1枚の膜が塞いでいるイメージを持っている人もいますが、そのようなことはありません。処女膜がリング状になっているからこそ(膣口をふさいでいないからこそ)、処女の人でも生理のときに経血が膣口を通過して体外に排出されるのです。 陰茎によって傷がついて出血して痛む 初めての性交では緊張していることから膣が緊張状態にあるケースが多く、思っているよりも中が狭くなっているケースは珍しくありません。初体験は痛いものと思い込んでいるケースで男性側にも経験が少ないと、狭くなっている膣に強引に陰茎を挿入して傷がついて出血につながります。膣内部は非常にデリケートな組織になっているため、処女膜の破れなどとは関係なく傷がついてしまうと出血してしまうため注意してください。 処女膜強靭症 処女膜の大半は軟らかいのですが、硬い処女膜を持つ人がいます。また、通常の処女膜は厚さ1ミリほどですが、1ミリより厚くなっている場合もあります。処女膜がそのように頑丈な状態だと、陰茎の挿入によって女性に強い痛みや大量の出血をもたらすことがあります。これを処女膜強靭症といいます。本来であれば初めての性交時に処女膜は破けるケースがほとんどですが、処女膜強靭症では複数回の性交によって破けていくのが特徴です。 処女膜閉鎖症 処女膜が厚くなりすぎて膣口をふさいでしまうことがあり、これを処女膜閉鎖症といいます。生理がこなくて婦人科を受診したところ、処女膜閉鎖症が見つかることもあります。 処女膜以外の痛み 続いて処女膜とは関係なく、処女の人が経験することになる性交痛を紹介します。 膣分泌液不足(いわゆる濡れない状態) 膣分泌液不足では女性側が性交時に十分な性的興奮を得られていない状態で起きやすく、膣分泌液不足では挿入がスムーズにできません。処女の場合は緊張感や怖いと感じる不安などで濡れにくいことから、十分に濡らしてから挿入をするのが大切です。 摩擦による痛み 性交時には膣内で陰茎が膣壁に擦れる動作を繰り返すため、十分に濡れていない状態では摩擦が大きくなって痛みを伴います。摩擦は十分に濡らすことによって抑えられるので、パートナーと相談しながら性交を進めていけば解決が可能です。痛いと感じたら濡らしてから再開するようにしましょう。 膣の伸縮性のなさによる痛み 膣内に異物を入れて動かす経験が処女の方は少なく、異物が出し入れされることによって発生する伸縮に慣れていないといえるでしょう。伸縮時には慣れていないと痛みが発生するのに加えて、緊張をしていると膣がこわばっているのでさらに伸縮性が失われてしまいます。伸縮性を取り戻すためには、リラックスして全身の力を抜くことが大切です。 ゴムアレルギー ゴムアレルギーがある女性の場合はアレルギー反応によって、性交時に痛みやかゆみが生まれてしまう可能性が高いです。ゴムアレルギーの場合、ラテックス製以外のコンドームの使用をおすすめします。ゴムアレルギーに関わらず使用していると、体調不良などにもつながる可能性もあるので注意しましょう。 パートナーの間違った性交 男性によっては激しく動けば女性が気持ちよくなると思っているケースや、以前のパートナーとの性交内容で性交をするパターンもあります。間違った性交では痛みが発生しやすいので、痛い場合にはパートナーにしっかりと伝えるようにしましょう。自分が初めてで間違っていると思わずに相談することが大切です。 痛みの特徴 性交が終われば痛みもなくなりますが、次にまた性交するときに痛みが走ることも。適切な性交を何回しても痛みが治まらない場合は病気が潜んでいるかもしれません。性交痛の痛みの種類を知っておいてください。原因についても把握しておけば対策も立てやすくなるので、痛いと感じる原因も把握しておくことが大切です。 奥が痛い場合は浅く挿入してもらう ポルチオ性感帯は快感を生みますが、経験が浅いころは痛みの原因になることも。浅く挿入してもらい、陰茎がポルチオ性感帯に触れないようにしましょう。無理やり奥まで入れずに最初は浅い部分で慣らすようにしてください。また、奥まで入れるのが怖いなら怖いとパートナーに伝えておきましょう。 高齢処女の場合、痛みが激しいかも 膣の伸縮性が失われると痛みが増えることも。40歳以上の処女の人のことを高齢処女と呼ぶことがあります。高齢処女の場合はいきなり挿入することは避けて、ゆっくりと慣らして十分に濡れてから挿入などをおこなってください。痛いと感じた段階で対策を取ることが大切です。 吐き気がするほどなら感染症かも 吐き気がするほどの痛みなら感染症の可能性もあるため、自分だけで判断せずに産婦人科に相談してください。初期段階であれば比較的簡単に治療できますが、進行していると治療までに時間がかかるかもしれません。 性交痛への対処法 性交痛への対処方法について、5つ紹介します。 しばらくは挿入以外の方法でオーガズムを得る パートナーに少し膣を触られただけで痛みが走る場合、しばらく陰茎の挿入は見送ったほうがよいでしょう。それでも好きな人と体を触れ合わせたいと思います。その場合は、胸や手足、口、バイブレーターなどで快感を与えあうことが推奨されます。挿入だけでオーガズムを得なければいけないわけではありません。 潤滑ジェルの利用 緊張で膣分泌液の出が悪い場合、潤滑ジェルを使いましょう。潤滑ジェルは性交や挿入をスムーズにしてくれる効果があります。実際に性交を何度もしている人でも積極的に潤滑ジェル使用している人も多いです。 体調を万全にして臨む 疲労、水分不足、緊張、不安、ストレスが痛みを増やすことがあるため、初めての性交の場合は体調を万全にしておくようにしましょう。自分自身で思っているよりも体調は性交に大きく関係しています。 前戯に時間をかけてもらう 膣以外の体の部位を触ってもらうことで、快感が得られます。ただし男性によっては前戯を雑におこなう可能性もあるため、先に前戯に時間をかけて欲しいと伝えておくことが大切です。 マスターベーションが推奨されることも 性交時には緊張感などから痛みを感じてしまうケースも多いことから、ラブグッズなどを用いてマスタベーションをして慣らすことも大切です。マスタベーションをしておけば膣壁などが伸縮に慣れていて痛みが軽減される可能性があります。 治療 処女膜に異常が認められる場合、婦人科クリニックなどで処女膜を切って広げる手術があります。どうしても男性器の挿入が難しい場合などには産婦人科に相談して、処女膜に異常がないかどうかを確認してもらうことが大切です。 まとめ 処女の人の性交痛は一時的なものと考えて間違いありません。ただし、痛みが激しい人も存在し「乗り越えられない」「性交なんて無理」と感じてしまう女性がいるのも事実です。対策方法は、多くあるので諦めないようにしましょう。
セックスしたいけど挿入すると痛い…”5つの原因と改善方法を解説

Written on December 9, 2022 at 6:13 PM, by midocli2
『久しぶりに彼氏ができた!でもセックスの時に挿入すると痛くてできなかった…』 『数年ぶりの妊活。したい気持ちはあるのに挿入するとヒリヒリ、ズキズキ…なんで…』 『出産後しばらくして主人とセックス。楽しむつもりが痛くて集中できなかった。』 このように、久しぶりのセックスで痛みを感じたことはありませんか? セックスの時に感じる痛みは”性交痛”と呼ばれ、女性の約6割が経験したことがあるといわれています。 そんな身近な問題であるにもかかわらず、とてもデリケートな問題のため、家族や友人に相談しづらいものです。 そこで今回は、挿入した時に痛みを感じる6つの原因とその改善方法をわかりやすく簡潔に解説します。 目次 ”挿入すると痛い”と感じつ6つの原因 挿入時の痛みを和らげる3つの方法 それでも痛みが改善されない時の根本的な治療方法 『挿入する時に痛い』5つの原因 女性ホルモン減少による”うるおい不足 ”久しぶりにセックスをしたけど、痛くてできなかった…” このような経験がある人の痛みの原因として比較的多いのがこの”膣内のうるおい不足”です。 なぜなら、ピストン運動を円滑にするためのうるおい。そのうるおいを保つ働きのある女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量は、40歳代から徐々に減少し始めるからです。 エストロゲンは妊娠の準備をするホルモンで、女性らしい丸みのある身体をつくったり、肌や粘膜・血管を健やかに保つなど、女性にとってとても重要な働きをしてくれます。 エストロゲンが減少すると、膣が乾燥する・濡れにくくなる・傷つきやすくなるなどの症状が出るため、ペニスを挿入された時に痛みを感じることが多いのです。 挿入した際に、膣がヒリヒリしたり出血を伴ったりする場合は、このうるおい不足が原因かもしれません。 細菌感染に伴う炎症によるもの 日本で最も多い性感染症である”クラミジア感染症”。 セックスの時に膣の奥の方や下腹部に痛みを感じる場合はこのクラミジア感染症が原因かもしれません。 なぜなら、クラミジア感染症を放置しておくと、子宮頸管炎や骨盤腹膜炎、卵管炎などの炎症を伴う病気を発症してしまうからです。 特に骨盤腹膜炎になると性交痛だけではなく、下腹部の激しい痛みや発熱がみられ、腹部にうみが溜まっている場合には手術が必要になります。 痛みの症状の他にも、普段よりおりものが多かったり、異臭がしたりする場合やセックスの際に出血を伴う場合はクラミジア感染症が疑われます。 気になる方は、早めに専門の医療機関を受診するようにしましょう。 子宮の病気によるもの 性交痛を伴う子宮の病気として、子宮内膜症があります。 子宮内膜症は、子宮の内側を覆っている粘膜(子宮内膜)が何らかの理由により子宮の外側の組織に発生してしまう病気です。 本来、はがれた子宮内膜は血液とともに膣から排出される(月経)のですが、子宮内膜症の場合には出口がないため排出されず、臓器に溜まってしまいます。 これが腹痛や腰痛、排便痛や性交痛として現れ、ひどい場合には日常生活にも影響をおよぼします。 緊張や過去のトラウマなど、心因性のもの 半年以上にわたって、挿入すると痛みを感じる場合は、”こころの問題”かもしれません。 過去に『思春期の時にタンポンを入れて痛かった記憶がある。』や『セックスに対して嫌な思い出がある』とか、『挿入した時に痛くてたまらなかった経験がある』という方は無意識のうちにセックスに対する恐怖感や嫌悪感を抱いている可能性があります。 自分では意図していないにもかかわらず挿入時に膣周辺の筋肉が緊張したり、性的興奮を得られずうるおいが不足したりすることで痛みを感じます。 日本人の有病率は不明ですが、北米では約15%もの女性が心因性による性交時疼痛があるという報告があるため決してめずらしいものではありません。 セックスの仕方によるもの 身体面や精神面以外の原因として考えられるのがこの”セックスの仕方”によるものです。 一般的に、痛みがなく気持ちの良いセックスには膣のうるおいが必要不可欠です。 女性の性的興奮が高まると、膣周辺の毛細血管が拡張して潤滑油があふれだし、膣内にうるおいを与えてくれるため、スムースに挿入が可能になります。 しかし、前戯が不十分だとうるおいが得られず、摩擦が生じて痛みを感じてしまうようになります。 リューブゼリーを使ってみる 性交痛対策として病院や産院でも販売されている無色透明・無臭の潤滑ゼリーです。…
『奥にあたると痛い!』セックスのつらい悩みを解決します

Written on December 9, 2022 at 5:33 PM, by midocli2
『セックスの時に奥の方にあたると痛くてたまらなかった…以前はこんなことなかったのに…』 『セックスの時に奥が痛むから病院に行ったけど異常はなかった…なぜ痛むのだろう…この痛みはずっと続くのかな…』 『年齢のせいだろうか…挿入されると奥の方が痛い…病気だったらどうしよう…』 パートナーと愛を深めるためのセックス。 しかし、行為中に痛みがあると身体的にも精神的にもつらくなり、セックスへの気持ちが遠のくばかり。 また、膣の奥の方が痛むと、”なにか病気があるんじゃないか”と不安にもなるもの。 今回は、性交痛の中でも、”奥の方が痛い”に焦点をあて、その原因や治療法、対処法をくわしく解説していきます。 このページで分かること 目次 セックスの際に奥が痛む原因は①婦人系の病気、②セックスの仕方や相性、③うるおい不足にあった それぞれの治療法や対処法 うるおいを取り戻すためにはレーザー治療がおすすめ ”セックス中に感じる奥の方の痛みから解放されたい‼︎”とお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。 セックスの際に奥が痛む原因6選 子宮内膜症 セックスの際に奥の方が痛む原因として多いのが子宮内膜症です。 なぜなら、子宮内膜症は卵巣やダグラス窩(子宮と直腸の間)、仙骨子宮靱帯(子宮をうしろから支える靱帯)など、膣の奥の方にできやすいからです。 子宮内膜症は、子宮の内側を覆っている粘膜(子宮内膜)が何らかの理由により子宮の外側の組織に発生してしまう病気です。 本来、はがれた子宮内膜は血液とともに膣から排出される(月経)のですが、子宮内膜症の場合には出口がないため排出されず、臓器に溜まってしまいます。 これが腹痛や腰痛、排便痛や性交痛として現れ、ひどい場合には日常生活にも影響をおよぼします。 ■治療法は? 症状や重症度、年齢などによって治療法は異なりますが、大きく分けて薬による治療と手術による治療があります。 また、痛みがある場合には鎮痛剤を使用しますが、効果がない場合には低用量ピルを使用することもあります。 病巣部がはっきりしている場合には、病巣部だけを切除する方法も有効です。 クラミジア感染症 クラミジアは多くの場合、症状がないため感染していることに気づきにくい病気です。 しかし、日本で最も多い性感染症であり、けっしてめずらしい病気ではありません。 セックスの時に膣の奥の方や下腹部に痛みを感じる場合はこのクラミジア感染症が原因かもしれません。 なぜなら、クラミジア感染症を放置しておくと、子宮頸管炎や骨盤腹膜炎、卵管炎などの炎症を伴う病気を発症してしまうからです。 特に骨盤腹膜炎になるとセックスの際に奥の方が痛むだけではなく、下腹部の激しい痛みや発熱がみられ、腹部にうみが溜まっている場合には手術が必要になります。 不妊や早産、流産や子宮外妊娠など赤ちゃんを授かる上でも問題になることがあるため、気になる方は早めに専門の医療機関を受診するようにしましょう。 ■治療法は? クラミジアに有効な抗菌薬を1週間程度服用することでほとんどの場合、快方に向かいます。 ただし、治ったとしても保菌者と性交をすることで繰り返し感染する可能性があるため、パートナーと一緒に治療をうけましょう。 子宮筋腫…
久しぶりの性行為が痛い!大人が悩む性交痛の原因と解決策を教えます

Written on November 4, 2022 at 1:25 PM, by midocli2
「久しぶりにしたら痛くてできなかった」とクリニックに相談する人が多いのはご存知ですか?昔はできたのに、痛くて性行為ができなくなってしまったのはなぜでしょう。 カップルや夫婦間であってもオープンにしにくい問題ですが、性交痛は 40代~50代女性の約半数に認められるとてもポピュラーな問題です。 本記事では、40代以上の性交痛の原因と解決策について詳しく解説します。 ぜひ多くの方に「誰にでも起こるし、解決策はある」ということが広く知られ、加齢とともに変化していくご自身の身体について考えるきっかけになれば幸いです。 性交痛の主な症状 性行為の最中や終わった後に、裂けるような痛みやヒリヒリ感、出血してしまうなどが性交痛の代表的な症状です。痛みや出血のある箇所、痛みが起こるタイミングなどで原因は異なってきます。 性交痛が起きてしまう原因 40代以上の性交痛の原因として一番に考えられるのは、「女性ホルモンの低下」です。 膣は女性ホルモンのお陰で潤いと弾力を保っています。しかし30代後半から女性ホルモンが徐々に減り始め、40代、50代と歳を重ねるうちに女性ホルモンの量はどんどん少ない状態になっていきます。 女性ホルモンの量が少なくなると膣のコラーゲンが減少し弾力を失い薄く硬くなり、膣が潤い不足の状態になってくるのです。 これを「膣萎縮」といい、40代以上の性交痛の主な原因となります。 更に、閉経後は膣の血流が低下し、膣の乾燥が起こりやすくなることで、性交時に痛みを感じることが多くなってきます。 「女性ホルモンの低下」以外で考えられる原因は? 「奥のほうが痛い」「何日も痛みが続く」「強い痛みがある」場合は以下のような別の原因が考えられ、早めの受診をおすすめします。 また特定の原因だけではなく複数の要因が重なっているケースもありますので、我慢せず専門医を頼りましょう。 精神的要因 性行為の際に感じた痛みからくるネガティブな感情が性交痛の原因となる場合があります。 ネガティブな感情がなくてもストレスを抱えていたり単純に疲れていたりしても痛みがでることがあります。 先天的要因 生まれつき膣が狭い場合や処女膜が厚い場合も性交痛の原因となります。女性側だけではなくパートナーのサイズが大きすぎる場合も考えられます。 疾病要因 出産や手術などのキズ、動脈硬化、過敏性腸症候群、皮膚疾患などで性交痛を引き起こしていることがあります。 膣の奥の方や下腹部に痛みを感じる時はクラミジア感染症、子宮内膜症、卵巣腫瘍、子宮筋腫などの病気が潜んでいる場合もあります。 性交痛解消のためにすべきことは? まずはパートナーとの対話が重要となります。身体の問題だけでなく、そこから派生して二人の関係に溝ができてしまい、その溝がどんどん深くなってしまうというつらいケースを避けるためにも、セックスが二人の関係における重要な部分であることを話しあい、恥ずかしい思いやひとりで悩み抱え込んでいた孤独感を軽減しましょう。 パートナーとの対話で充分に痛みが軽減しない場合は、「たかがこれくらい」と思わず、受診をおすすめします。受診する先は皮膚科なのか、泌尿器科なのか、婦人科なのか、どこに行けばいいのかわからないといった方もいるかと思いますが、まずは婦人科を受診しましょう。 性交痛が続いているにも関わらず、婦人科を受診せずに我慢して性行為を続けていると潤い不足の膣壁に傷がつき、その傷口から感染したり、痛みからくるストレスから痛みが増したりなどの悪循環に陥ることがあります。 また女性器の悩みのため人に相談しづらく、その気持ちが抑うつ症状に至る恐れもあります。 性交痛は誰にでも起こるポピュラーな問題ですので、医療で解決できます。恥ずかしがらずまずは婦人科の予約をとりましょう。 自分でできる!性交痛の解消方法 デリケートゾーンのケア まずご自身でできる簡単なケアとして、デリケートゾーンのマッサージになります。 清潔な手指でオイルマッサージすることで、膣内の血行がよくなり乾燥を防ぐことができます。 40代以上はデリケートゾーンが変化しています。 健康のためにも“恥ずかしい”だとか“怖い”と思わず自分で見たり触ったりして、ご自身の身体がいまどうなっているのか確認することが大切です。 潤滑ゼリー 膣内の潤いを補うアイテムに潤滑ゼリーと呼ばれるアイテムがあり、ドラッグストアの生理用品やコンドームが置いてある付近にあり手軽に購入できます。 似たような商品でローションと呼ばれるアイテムは膣内の水分を吸収しますので、性交痛改善には潤滑ゼリーを使用しましょう。 なお、多くの産婦人科医から推奨されている潤滑ゼリーで「リューブゼリー」という商品は、安全性も高く自然な滑らかさがでるように設計されているためおすすめのアイテムです。 デリケートゾーン専用ソープ 膣やデリケートゾーンを清潔にしようとして、洗いすぎになっている場合があります。 膣内の自浄効果に作用する常在菌が流されることで膣の乾燥につながりますので、洗いすぎやビデの使い過ぎは注意しましょう。 性交痛の症状があるときは、腟内の環境を崩さず清潔に保つことが重要ですので、マイルドな使用感のデリケートゾーン専用ソープの使用をおすすめします。 大豆イソフラボンとビタミンD 大豆イソフラボンは女性ホルモンに似たような働きで女性の加齢にまつわるトラブルを予防してくれます。 またビタミンDは膣内の水分を高めてくれる効果があると言われ、これらが含まれる食材には膣内の乾燥の改善が期待できますので積極的に摂っていきましょう。 ■大豆イソフラボンが含まれる食材 納豆・大豆飲料・豆腐・油揚げ・きな粉・味噌 ■ビタミンDが含まれる食材 イワシ・さんま・カレイ・シラス・サケ・ブリ・干し椎茸・きくらげ 婦人科での治療方法 HRT(ホルモン補充療法) 40代以上の性交痛の場合、HTR(ホルモン補充療法)が医師より選択されることがあります。 足りなくなった女性ホルモンを補充するので根本的な解決が見込めます。閉経後で膣萎縮が進行している場合でもこの治療で回復します。…
10代の痛くて入らない事情/未成年だけど治療は受けられる?

Written on September 30, 2022 at 11:25 AM, by midocli2
・セックスの時に痛くて入らない ・初めてだから痛いの? ・痛くて入らない原因は? ・治療費はどれくらい? 様々な、周りに相談しづらいお悩み、疑問がありますよね。 そんな10代の皆さんのお悩みにお答えします! 10代で初めてセックスをするという方がたくさんいらっしゃると思います。 初めてゆえに「もしかして自分だけ?」と思うこともあると思います。 この記事では、10代の皆さんに向けて、性交痛について解説していきます。 是非最後までご覧ください。 痛みの種類 10代のセックスの時の痛みは主に3つに分かれます。 挿入時の「そもそも痛くて入らない」「ズキズキした痛み」そして「ヒリヒリした痛み(かゆみ)」と言う症状です。 これらにはちゃんと原因があり、適切な治療を受けたり、対策したりすれば改善します。 では、その痛みの原因について見ていきましょう。 1.痛くて挿入ができない そもそも痛くて挿入できないと感じている方も多いでしょう ネットで検索すると「精神的なもの」「経験不足」などが出てくることもありますが、そうとも限りません。 専門のクリニックへ行き、初めて原因がわかることもあります。 次では考えられる原因について解説します。 痛くて入らない原因1:処女膜強靭症 処女膜強靭症は本来薄く柔らかく破れやすい処女膜が、硬く厚みのある状態になってしまったことを言います。 軽度~重度の様々なレベルがあり、指が1本くらいなら入る人から全く入らない方もいます。 処女膜が硬く熱いと挿入時に突っ張ってしまい、痛みを感じます。 無理に挿入しようとすれば大量の出血も起こりえるため、注意が必要です。 処女膜強靭症を治療する必要があります。 2.ヒリヒリとして入らない ヒリヒリした痛みは2つの原因が考えられます。 痛くて入らない1:前戯が不十分 挿入時ヒリヒリとした痛みを伴うときは前戯不足で濡れていないのかもしれません。 初めての方は緊張してなかなか濡れないことも。 濡れていないと摩擦で痛みが発生してしまい、膣を傷つけてしまうかもしれませんので要注意です。 そういった痛みを感じたら、パートナーとコミュニケーションをとって、ペースを落としてもらうように頼むことも大切です。 痛くて入らない原因2:ラテックスアレルギー ラテックスアレルギーとは、簡単に言うとゴムアレルギーのことです。 コンドームを付けていると挿入時や性交時に、かゆみなどの症状が出る時があります。 その時はもしかしたらラテックスアレルギーかもしれません。 3.ズキズキして痛くて入らない ズキズキした痛みは2つの原因が考えられます。 痛くて入らない原因1:膣の入り口が荒れてしまって挿入時に痛い セックスや自慰行為による炎症痛の可能性があります。 外陰部に摩擦が生じて雑菌などが入り込み、炎症を起こしてしまうことがあります。 膣の入り口付近にズキズキとした痛みがあるときはこの症状が当てはまる可能性があります。 これは通常1~2日で治るものですが、炎症が続く場合は婦人科を受診しましょう。 原因2:重大な疾患 膣の奥部分がズキズキと痛む方は要注意です。 可能性は低いですが、何か病気が隠れているかもしれません。 子宮頸がんなどの重大な疾患の場合もありますので、膣の奥がズキズキと痛む方はためらわず婦人科を受診しましょう。 痛くて入らない原因2:膣が小さい 膣の入り口が生まれつき小さかったり、挿入時に膣の入り口付近が突っ張ったりして痛みを感じてしまうことがあります。 処女膜強靭症と似た症状であり、診察をするまで詳しい原因がわからないことがあります。 自宅でできるセルフケア 原因に心当たりはありましたか?では自宅でできるセルフケアにはどんなものがあるのでしょうか? 潤滑ゼリーを使う 潤滑ゼリーで膣内の潤いを補う方法は膣内のヒリヒリとした痛みに効果的です。…
セックスが痛くて仕方ない…もう我慢しなくていい!解消法を教えます

Written on September 28, 2022 at 12:45 PM, by midocli2
「セックスが痛くて辛い」 切実な悩みだけれど人には相談しづらい、対処法がわからない、相手に理解してもらえない…。セックスに痛みを感じる女性は5-10人に1人と言われており、痛みがあるのにも関わらず悩みを抱えたままパートナーを喜ばせるためにセックスを続ける女性は少なくありません。 セックスで痛みが生じる原因は様々ありますが、正しい知識を持つことで痛みの改善ができる可能性があります。この記事では原因から解決策についてわかりやすく解説します。 セックスの痛み「性交痛」ついて 「性交痛」とはセックスで発生する痛みや違和感の総称です。 刺すような痛み、圧迫感、締め付け感、ひりひり感、けいれんなどのセックスの最中に発生する痛みからセックスを終えた後に発生する痛み、これら全ての痛みを指します。 痛みが発生する場所とタイミング 痛みが発生する場所は大きく分けて2か所あり、タイミングは人それぞれです。自身の性交痛のタイプを理解することが、性交痛改善の第一歩です。 また原因に適した対策をすることで、次第に痛みの軽減に繋がっていきますので、まずは痛みが発生する場所とタイミングを把握しましょう。 【痛みが発生する場所】膣の入り口付近で感じる痛みがある人 【タイミング】性器に触れる前から痛みを感じる → 原因4婦人科系の疾患 【タイミング】挿入時に痛い、もしくは痛くて挿入できない/挿入時につっかえるような感覚がある/挿入後に動かしたときに痛い → 原因1うるおいが少なくなっている 原因2筋肉のこわばり 原因3先天的な要因 原因4婦人科系の疾患 原因5セックスの仕方 原因6心因性よるもの 【痛みが発生する場所】腟の奥で感じる痛みがある人 【タイミング】性器に触れる前から痛みを感じる/挿入後に動かしたときに痛い/挿入後に腟の奥で痛みを感じる →原因4婦人科系の疾患 原因5セックスの仕方 上記に当てはまらない人はこちら 性交痛は我慢せず、パートナーに相談しながら対策をしましょう。このサイトを読んでもらい理解を深めてもらうのもいいかと思います。 しかし重要な病気が潜んでいる可能性もありますので、痛みが酷いときや原因が分からないときは、専門性があり精神面でも寄り添ってくれるクリニックを受診してください。 ・セックス後に出血した/おりものに異常がある →原因4婦人科系の疾患 ・セックス後にお腹が痛い →原因4婦人科系の疾患 原因5セックスの仕方 性交痛が起こる様々な原因と解決策 性交痛の原因は、精神的要因から物理的要因、疾病要因など様々で複数の要因が重なっているケースもあります。 何も対策をしないままでは痛みが強くなるなどの悪循環に陥り、セックスをするのが億劫になったり、怖くなったりする場合も。いち早く改善するためにさまざまな原因について詳しく見ていきましょう。 原因1 うるおいが少なくなっている 性交痛の最も多い原因として、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの分泌量低下してしまう「うるおい不足」が挙げられます。「エストロゲン」の分泌量が減少すると、濡れにくくなり腟の保水レベルが低下して、乾燥しやすくなります。これが「うるおい不足」の正体です。 うるおい不足を解消するためにまずそもそも女性器がどうして濡れるのかを理解しておきましょう。 女性器が濡れる仕組み 女性器が濡れるという現象はどうして起こるかご存知でしょうか? 女性の性的な気分が高まると、下半身に血液が流れ込み、骨盤内の血流が増え腟壁周辺に張り巡らされている毛細血管が拡張し、血管壁を押し開くことで、その隙間から潤滑液が湧いて出てきます。これが濡れる仕組みです。 イメージとしては、暑いときに汗をかくように「腟が汗をかく」ような感じです。汗と同様、腟潤滑液も分泌までの時間や量には個人差があります。 解決策 うるおい不足の解消法としては、潤いを補うアイテムの潤滑ゼリーを使うのが手軽に始められおすすめです。ローションは性交痛を酷くさせる可能性がありますので、膣内には使わないようにしましょう。 なお、「リューブゼリー」は産婦人科医療の現場でも推奨されていて、ドラッグストアなどで手軽に購入できます。 根本的な解決をしたい方は「インティマレーザー/Vタイトニング」を行っているクリニックに受診を。インティマレーザーは、体に負担が少ないレーザーでの施術で膣を乾燥しにくい環境を整えていく治療方法です。 原因2 筋肉のこわばり しばらく期間が開いた後のセックスやネガティブな心理状態のときのセックスは、膣周囲の骨盤底の筋肉を防御的に緊張させてしまう事で、腟がしなやかに動かせず挿入時の痛みを引き起してしまいます。 解決策 リラックスできる環境を作りましょう。また時間をかけて前戯を行うようパートナーに協力を得ることも重要です。 …
その出血、病気のサインかも。気になる性交痛の症状と対処方法を解説

Written on September 28, 2022 at 11:38 AM, by midocli2
セックスの際に出血し、「何らかの病気ではないか」「痛いし血が出るからセックスしたくない」「でもパートナーとの関係は大切にしたい」と思い悩む女性は少なくありません。 セックスでの痛みや出血などの性交痛で悩んでいる年代は20代~60代と幅広いですが、完全にプライベートな悩みなので婦人科で治るのかどうかもわからず、長年ひとりで抱え込んでしまっている方が本当に多いです。 セックスの際に出血した場合、心配ないものから病気によるものまで、原因はさまざまです。この記事では原因から対処方法についてわかりやすく解説します。 性交痛とは セックスで出血してしまうのは「性交痛」の症状の一部です。 出血だけでなく、刺すような痛み、圧迫感、締め付け感、ひりひり感、けいれんなどのセックスの最中に発生する痛みからセックスを終えた後に発生する痛みなど、セックスに際して発生する痛みや違和感の総称が「性交痛」となります。 痛みや出血のある箇所で原因は異なります 性交痛の原因は、疲れている等の精神的要因から、生まれつき膣が狭いなどの身体的要因、子宮内膜症などの疾病要因などさまざまで、これらの要因が複数重なって性交痛を引き起こしているケースもあります。 腟の入り口の部分が痛い場合は、腟が十分な体液を分泌しておらず、腟が乾燥している場合がほとんどです。腟が乾燥してしまう原因としてはストレスや緊張、前戯が不十分、処女膜強靭症、小陰唇肥大、出産後、性感染症などが考えられます。 一方で奥が痛む場合は、腟の乾燥ではなく病気が疑われます。奥の痛みを感じる場合は子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症などが疑われますので、婦人科形成ではなく一般の婦人科を受診しましょう。 また閉経後の女性は「萎縮性腟炎」の可能性があります。女性ホルモンの低下が原因で、膣の壁が乾いてただれる疾患です。しかし、年齢的に子宮体がんや子宮頸がんの可能性もありますので、閉経後の女性はどんなに少量の出血でもすぐに受診してください。 自身で対処できるケース セックス中や後に出血しても心配ないケースは、出血が「1回限り」の場合です。 出血に驚いてしまい、何かしらの病気なのかもと心配になるかもしれませんが、セックスに際しての出血は思ったより一般的で1回限りであればなおさらです。子宮の入り口付近は出血しやすくなっているので、ちょっとした刺激で出血します。特に若い人は出血しやすいです。 また、疲れている等のストレスの影響など、ちょっとしたメンタルの不調でホルモンバランスが乱れているところにセックスの刺激が重なって出血することもあります。このような場合でも、セックス後がピークで1~2日で自然に収まってくるようでしたら過度な心配は不要です。 自身での対処方法 ストレスがある場合は、ストレスを解消するのが先決です。ご自身の身体を労わるタイミングとして過ごしてください。 また、パートナーの協力が非常に重要です。パートナーに相談したくてもなかなか言い出しにくく我慢してしまっている女性が多いですが、我慢に我慢を重ね、恨みつらみが爆発してしまう前に相談しましょう。 パートナーは女性の身体に対して間違った知識があるかもしれませんので、「そのタッチは痛い」など具体的に伝え、痛みや出血の心配をパートナーと共に上手に解決していきましょう。 なお、産婦人科医療の現場でも推奨されている潤滑ゼリー「リューブゼリー」を使うのが手軽に始められおすすめです。 婦人科で対処すべきケース 「奥が痛む」「出血が続く」「強い痛みがある」場合は婦人科系の病気の可能性があり、放置せずに必ず婦人科を受診しましょう。 婦人科には、婦人科と婦人科形成がありそれぞれで治療の範囲が異なります。まずは診察科目に性交痛がある婦人科を受診し、婦人科系の疾患がないか確認してもらいましょう。 処女膜などが原因の場合、通常の婦人科では「異常なし」と言われてしまう場合や治療に積極的ではなく改善が見られない場合ありますので、婦人科形成を受診することをおすすめします。 婦人科での治療 問診や内診による診察を行い、腟粘膜の炎症や萎縮があるかを調べます。 性交痛や萎縮性腟炎の治療薬としてはエストリオール腟剤があり、健康保険が適用になります。エストリオール腟剤は腟に入れる座薬で腟周囲にのみ作用する治療薬です。 また更年期などの女性ホルモンの低下が原因の場合は、HRT(ホルモン補充療法)が選択される場合もあります。 出血や痛みが婦人科系の疾患が要因の場合は、それぞれ治療法が変わってきますので、適切な治療で症状を改善するためにも専門医に相談してください。 婦人科形成での治療 婦人科系の疾患以外に原因がある場合は、婦人科形成のクリニックで治療ができることがあります。下記は医師の診断のもと施術される方法ですので、まずは婦人科形成のクリニックを受診し医師と相談うえ治療を進めてください。 処女膜切開・切除術(https://midocli.com/subject/jyoseiki/hymen/sekkai/) 先天的に処女膜が厚くて破れにくい状態を、処女膜強靭症といいます。症状としては、性交時に挿入がうまくいかなかったり出血があったりして、毎回強い痛みをともないます。処女膜切開・切除術は、処女膜を切開することにより膣の入り口を広げ、挿入をスムーズにする手術法です。費用は以下のとおりです。 処女膜切開術 税込231,000円~(処女膜強靭症のレベルにより変わります) インティマレーザー/Vタイトニング(https://midocli.com/menu/vtightening/) レーザー照射によるコラーゲン生成効果で膣内をふっくらと改善し、炭酸ガスの効果で膣壁の血流を改善し、膣分泌物を増加させ潤いをもたらす治療方法です。安全性が高くメスを使用しないため失敗のリスクが少なく、痛みやダウンタイムも最小限で済みます。費用は以下のとおりです。 インティマレーザー(Vタイトニング) 初回:税込 217,000円、2回目以降: 176,000円 小陰唇縮小手術(https://midocli.com/subject/jyoseiki/syoinshin/ope/) 小陰唇が大きいとセックスの際に巻き込まれて痛みを感じることがあります。小陰唇縮小手術は、局所麻酔で行う簡単な手術で女性器形成の手術の中でポピュラーな手術です。 セックスの時だけではなく、スポーツなどで体を動かすときに下着と小陰唇が擦れてしまう、自転車に乗ったときに痛みが出るなど場合は、この手術を受けることでお悩みの改善が期待できます。費用は以下のとおりです。 小陰唇縮小手術 税込 275,000円 DLV(レーザーによる小陰唇縮小) 税込 385,000円 ドクターの見分け方 治療するために、せっかく勇気を出して受診したものの「異常なし」や「慣れれば大丈夫」などと医師から言われてしまい、婦人科に行くことが苦痛になってしまうことがあります。これは婦人科でも性交痛を積極的に診ていないクリニックで起こりうることです。こういったミスマッチを防ぐためにもまずはクリニックのホームページを確認しましょう。 また性交痛を診てくれるクリニックの中でもよいクリニックかどうかを判断する基準として、ホームページできちんとドクターが顔写真と名前を出して、ビジョンを話していることが大切です。クリニックの目指す方向性や治療する上で大切にしていることをきちんとうたっているかどうかチェックし、ご自身に合うかどうかを判断しましょう。 性交痛はプライベートな悩みです。比較的簡単に治る場合もあれば、長期的な治療の継続が必要な場合もありますので、精神的にも寄り添ってくれる専門医を見つけ安心して治療に臨んでください。
処女だとセックスの時痛くて入らないって本当?

Written on August 25, 2022 at 2:04 PM, by midocli2
セックスで処女を卒業する、人生で一度きりの体験ですが、初めてだからこそセックスを行うことを不安に思ってしまいますよね。 「処女だと痛いって本当?」 「どのくらい痛いの?」 「痛くないセックスはないかな」 そんな疑問やお悩みを解決していきます。是非見ていってください。 初めてのセックスが不安 初めてのセックスはやはり不安ですよね。処女だとどれくらい痛いのか……と思われている方、痛みにはもちろん個人差があります。処女でも初体験があまり痛くなかった人もいます。しかし初めてだと痛く感じることが多いのも事実。その理由の1つとして処女膜が破れるから、と思っている方も多いでしょう。 では処女膜とはいったいどういうものでしょうか。 処女膜とは 処女膜とは膣の中でリング状にあるヒダのことです。膣の入口に粘膜のヒダが存在してちょうど巾着袋の入口のようにヒダ同士が合わさって出来ているもので、小さな穴が開いています。そこから経血やおりものが排出されます。 初体験のときにはこれが切れるために痛みが出るということがあります。つまり処女膜が傷つくことで痛みや出血がでるということです。 処女膜と言っても人それぞれ硬さ、厚さ、柔らかさに違いがあります。伸縮性にも違いがあり、柔らかく伸びる人もいれば硬く伸びにくい人もいます。「痛い」と感じるのは処女膜が硬かったり厚かったりする人が多いです。 しかし処女膜は破けやすいもので、乗馬や激しい運動によって気づかないうちに破れていることもあります。また、処女でも初体験の時に痛みや出血を伴わない場合があります。 ですので「処女だったのに血が出なかった……」と不安になることはありません。 また、本来薄く柔らかく破れやすい処女膜が、硬く厚みのある状態になっている人もいます。 これによって挿入時痛くて入らない、ということが起こります。この症状を、処女膜強靭症といいます。 軽度~重度の様々なレベルがあり、指が1本くらいなら入る人から全く入らない方もいます。 処女膜が硬く熱いと挿入時に突っ張ってしまい、痛みを感じます。 無理に挿入しようとすれば大量の出血も起こりえるため、注意が必要です。 痛みの原因は処女膜だけ? 痛くて入らない、これはもしかしてパートナーとの体の相性が悪いのでは?そう思ってしまう人もいるでしょう。ですがそんなことはありません。1回目は入らなかったかもしれませんが2回目はうまくいくかもしれません。2回目でもダメなら3回目、4回目……そうやってパートナーと2人で時間をかけてセックスをしていきましょう。 セックスでの痛みの原因は処女膜のせいだけではありません。 どんな原因があるのか見ていきましょう。 痛い思いをしないために では、痛い思いをしないために、できることは何でしょうか? 膣を慣らす 自分で膣を慣らす、というとハードルが高く感じるかもしれません。ですが自分で慣らすことは恥ずかしいことではありません。 自分の指で慣らす時はまず1本から始めてみましょう。膣内を傷つけてしまわないように爪を整えておくことをおすすめします。入り口をほぐしながら少しずつ中に入れる、中に入れたら動かしてみる、慣れてきたら指を増やす……と言った形で進めていきましょう。 また、ダイレーターという医療用の器具もあります。ダイレーターは5~6本のそれぞれ太さの違う棒状の物で、一番細いものから順に膣に入れて慣らしていきます。医師の指導が必要な場合がありますので、産婦人科に相談してみてください。 潤滑ゼリーを使う セックスの時に緊張で濡れないこともあるでしょう。そんな時に活躍してくれるのが潤滑ゼリーです。 潤滑ゼリーは膣内、および周辺に塗ることによって、スムーズな挿入を促してくれます。 ここで注意してほしいのが「潤滑ゼリー」と「ローション」の違いです。潤滑ゼリーは膣内にも塗れますが、基本的にローションは膣内に塗ってはいけません。ローションはもともと肌などに塗ってその感触を楽しむためのものです。ですので膣内に塗るには適してないものが多いのです。 ですので、セックスの時に使う際は「潤滑ゼリー」を使うようにしましょう。 初めてで入らなかった……もしかして相性が悪い?と諦めないで! 痛くて入らない、これはもしかしてパートナーとの体の相性が悪いのでは?そう思ってしまう人もいるでしょう。ですがそんなことはありません。1回目は入らなかったかもしれませんが2回目はうまくいくかもしれません。2回目でもダメなら3回目、4回目……そうやってパートナーと2人で時間をかけてセックスをしていきましょう。
初体験で痛くて入らなかった!4つの原因と解決方法を紹介!

Written on August 25, 2022 at 2:04 PM, by midocli2
体験は痛くて入らなかった人も多いでしょう。「初めてだからしょうがないのかな?」と不安に思うこともありますよね。 痛みの原因がわからないので次のセックスも痛いのではないか、セックスが怖く感じる、そんなお悩みを抱える人に向けて、この記事ではどうして痛くて入らなかったのか、考えられる原因とその解決方法を書いていきます。 痛くて入らなかった、これって私だけ? 初体験の時痛すぎて入らなかった、と言う方は実は多く、珍しいことではありません。入っても痛かった、と言う話もよくあります。 セックスは気持ちいい、と言う方もいますが、セックス事情は人それぞれ。初めてでも気持ちよかった、という人も、気持ちよくなかったという人もどちらも存在します。 ひょっとして痛くて入らなかったのは自分だけかも?と不安に思わないでください。 そして痛みにはしっかり原因があり、治療方法も存在します。 それではその原因と解決方法について見ていきましょう。 痛くて入らない原因は? ではなぜ痛くて入らないのか原因を見ていきましょう。大きく分けて4つの原因が考えられます。 1膣痙攣 膣痙攣は挿入時、無意識に膣の筋肉が収縮してしまい、挿入が難しくなる状態を言います。ほとんどの場合は男性器を入れる前に膣痙攣が起こり痛くて入らない、という症状が出てしまいます。ですが、挿入後に膣痙攣が起こり、男性器が痛い、ということも少数ですが、あります。 膣痙攣の原因は医学的にいまだ解明されておりませんが、心因性のものではないかと言われています。 2緊張 初めてのセックスで緊張してしまい身体がこわばってしまうと、挿入の際、痛くて入らなくなる場合があります。そして緊張すると膣が濡れなくなってしまったり、気持ちよくなれなかったりしてしまいます。 3処女膜強靭症 通常柔らかく薄い処女膜が、生まれつき硬く分厚くなってしまい挿入時に伸びず引っかかってしまい、痛くて入らないという症状が起こることがあります。この症状のことを処女膜強靭症と言います。 普段は無自覚で月経なども影響がなく、不安になってクリニックを受診した時に処女膜強靭症だと判明することが多いです。 痛みの程度は個人差が大きく、指の太さなら入る人や、それすら入らない人まで様々です。 また、無理に挿入しようとすると出血がひどくなったり、場合によっては救急搬送されてしまったりするので無理な挿入は絶対にやめましょう。 4膣の入り口が生まれつき狭い 膣の入り口が生まれつき小さく挿入時に皮膚が突っ張ってしまい痛くて入らないことがあります。症状としては稀ですが、処女膜強靭症と同じような症状が出ます。診察するまでわからず、処女膜強靭症のように診察時に気がつくことも。自分の膣が小さいかどうかはクリニックに行って確かめてもらうことをおすすめします。 解決方法 では痛みの原因に対してどんな治療方法があるのでしょうか? ペッティングを多くする ペッティングとは挿入を除いた性行為のことです。お互いの身体を愛撫したり、キスをしたり……そういったやり取りのことを指します。このペッティングが重要なわけとして、第一に心身共にリラックスさせることができるということが挙げられます。お互いが気持ちよくなるためのコミュニケーションの1つとしてペッティングは有効です。また、ペッティングの一環として膣を慣らしたり、お互いの性的な気持ちを高めたりすることで、よりスムーズに挿入を行うことにつながります。 潤滑ゼリーで膣を慣らす 緊張で濡れない、体質的にあまり濡れない、という人には潤滑ゼリーで膣を慣らすことをおすすめします。潤滑ゼリーとはデリケートゾーン限定のものであり、膣周辺、または中に塗り挿入を助けてくれます。 濡れにくい人はこれで濡れ感を補ってあげましょう。 ただしローションは使ってはいけません。返って膣を傷つける場合があります。必ず潤滑ゼリーを使うようにしましょう。 処女膜切開手術 処女膜切開手術は文字通り、処女膜を切開し、縫合する手術です。突っ張っている処女膜靭帯を解除することで処女膜強靭症を治すことができます。 手術時間は15分から30分ほど。日帰りでの治療が可能です。 膣入口拡張手術 この手術は処女膜切開の手術と同時に行われることも多いです。 「狭い部分を一人ずつ確認して広げる手術」になるので膣入口手術では、膣の入り口の大きさや、膣を占める筋肉のゆるみ具合により、適切な手術をすることが大切です。 具体的な手術法については個人で異なります。診断を受け、適切な処置を行ってください。 多くの場合は入院する必要もなく、日帰りでの手術が可能です。 処女膜強靭症……膣の入り口が小さい……手術はどこで受けられる? では処女膜切開手術や膣入口拡張手術はどこで受けられるのでしょうか。 処女膜切開手術は婦人科および産婦人科で手術が可能です。保険適用もありますので疑いがある場合は産婦人科を受診してみましょう。 膣入口拡張手術は女性器形成・婦人科形成のクリニックで治療をすることができます。女性器形成・婦人科形成とは女性器に特化したクリニックとなっており、女性器の様々なお悩みを解決することができます。ただし、保険の適用はありませんので注意が必要です。 あきらめないで 「痛くて入らなかった、もうセックスできないのかな」 「次のセックスが怖い……」 そんな風にセックスすることを諦めないでください。 初体験がうまくいかなかったとしても、2回目、3回目とチャレンジしてみることが大切です。パートナーとのコミュニケーションの一環としてセックスを楽しみましょう。 痛くて入らない原因がこの記事で見つかれば幸いです。