セックスで処女を卒業する、人生で一度きりの体験ですが、初めてだからこそセックスを行うことを不安に思ってしまいますよね。

「処女だと痛いって本当?」

「どのくらい痛いの?」

「痛くないセックスはないかな」

そんな疑問やお悩みを解決していきます。是非見ていってください。

初めてのセックスが不安

初めてのセックスはやはり不安ですよね。処女だとどれくらい痛いのか……と思われている方、痛みにはもちろん個人差があります。処女でも初体験があまり痛くなかった人もいます。

しかし初めてだと痛く感じることが多いのも事実。

その理由の1つとして処女膜が破れるから、と思っている方も多いでしょう。

では処女膜とはいったいどういうものでしょうか。

処女膜とは

処女膜とは膣の中でリング状にあるヒダのことです。

膣の入口に粘膜のヒダが存在してちょうど巾着袋の入口のようにヒダ同士が合わさって出来ているもので、小さな穴が開いています。

そこから経血やおりものが排出されます。

初体験のときにはこれが切れるために痛みが出るということがあります。

つまり処女膜が傷つくことで痛みや出血がでるということです。

処女膜と言っても人それぞれ硬さ、厚さ、柔らかさに違いがあります。

伸縮性にも違いがあり、柔らかく伸びる人もいれば硬く伸びにくい人もいます。

「痛い」と感じるのは処女膜が硬かったり厚かったりする人が多いです。

しかし処女膜は破けやすいもので、乗馬や激しい運動によって気づかないうちに破れていることもあります。

また、処女でも初体験の時に痛みや出血を伴わない場合があります。

ですので「処女だったのに血が出なかった……」と不安になることはありません。

また、本来薄く柔らかく破れやすい処女膜が、硬く厚みのある状態になっている人もいます。

これによって挿入時痛くて入らない、ということが起こります。この症状を、処女膜強靭症といいます。

軽度~重度の様々なレベルがあり、指が1本くらいなら入る人から全く入らない方もいます。

処女膜が硬く熱いと挿入時に突っ張ってしまい、痛みを感じます。

無理に挿入しようとすれば大量の出血も起こりえるため、注意が必要です。

痛みの原因は処女膜だけ?

痛くて入らない、これはもしかしてパートナーとの体の相性が悪いのでは?そう思ってしまう人もいるでしょう。

ですがそんなことはありません。1回目は入らなかったかもしれませんが2回目はうまくいくかもしれません。

2回目でもダメなら3回目、4回目……そうやってパートナーと2人で時間をかけてセックスをしていきましょう。

セックスでの痛みの原因は処女膜のせいだけではありません。

どんな原因があるのか見ていきましょう。

痛みの原因となる疾患にはどんなものがある?

  • 緊張
    初めてのセックスで緊張しない方が無理な話です。
    ですがそのせいで身体がこわばってしまい入らないということがあります。
    「初めてのセックスだから」と言うことを意識しすぎないようにしましょう。
  • 腟けいれん(腟痙)
    膣痙攣は膣の入り口付近の筋肉が挿入の際に反射的に痙攣してしまう症状です。
    膣痙攣と言えば「挿入した性器が抜けなくなる」というイメージがある人も多いと思います。
    ですが、正確には、膣痙攣によって挿入が困難になることが多いです。膣痙攣は自分の意思とは関係なく起きてしまう症状で、その原因は実のところ医学的には解明されていません。
    ですが心因性のものであると考えられています。
  • 膣の入り口が小さい
    生まれつき膣の入り口が小さくセックスの時に入らないという方もいます。
    処女膜強靭症のように挿入時の痛みだったり、指を入れるのも痛かったりという症状が出ます。
    挿入するときに膣口周辺の皮膚が無理やり引っ張られることで痛みが発生します。

痛い思いをしないために

では、痛い思いをしないために、できることは何でしょうか?

膣を慣らす

自分で膣を慣らす、というとハードルが高く感じるかもしれません。

ですが自分で慣らすことは恥ずかしいことではありません。

自分の指で慣らす時はまず1本から始めてみましょう。

膣内を傷つけてしまわないように爪を整えておくことをおすすめします。

入り口をほぐしながら少しずつ中に入れる、中に入れたら動かしてみる、慣れてきたら指を増やす……と言った形で進めていきましょう。

また、ダイレーターという医療用の器具もあります。

ダイレーターは5~6本のそれぞれ太さの違う棒状の物で、一番細いものから順に膣に入れて慣らしていきます。

医師の指導が必要な場合がありますので、産婦人科に相談してみてください。

潤滑ゼリーを使う

セックスの時に緊張で濡れないこともあるでしょう。そんな時に活躍してくれるのが潤滑ゼリーです。

潤滑ゼリーは膣内、および周辺に塗ることによって、スムーズな挿入を促してくれます。

ここで注意してほしいのが「潤滑ゼリー」と「ローション」の違いです。潤滑ゼリーは膣内にも塗れますが、基本的にローションは膣内に塗ってはいけません。

ローションはもともと肌などに塗ってその感触を楽しむためのものです。ですので膣内に塗るには適してないものが多いのです。

ですので、セックスの時に使う際は「潤滑ゼリー」を使うようにしましょう。

初めてで入らなかった……もしかして相性が悪い?と諦めないで!

痛くて入らない、これはもしかしてパートナーとの体の相性が悪いのでは?そう思ってしまう人もいるでしょう。

ですがそんなことはありません。1回目は入らなかったかもしれませんが2回目はうまくいくかもしれません。

2回目でもダメなら3回目、4回目……そうやってパートナーと2人で時間をかけてセックスをしていきましょう。