『久しぶりに彼氏ができた!でもセックスの時に挿入すると痛くてできなかった…』

『数年ぶりの妊活。したい気持ちはあるのに挿入するとヒリヒリ、ズキズキ…なんで…』

『出産後しばらくして主人とセックス。楽しむつもりが痛くて集中できなかった。』

 

このように、久しぶりのセックスで痛みを感じたことはありませんか?

セックスの時に感じる痛みは”性交痛”と呼ばれ、女性の約6割が経験したことがあるといわれています。

そんな身近な問題であるにもかかわらず、とてもデリケートな問題のため、家族や友人に相談しづらいものです。

そこで今回は、挿入した時に痛みを感じる6つの原因とその改善方法をわかりやすく簡潔に解説します。

 

目次

”挿入すると痛い”と感じつ6つの原因

挿入時の痛みを和らげる3つの方法

それでも痛みが改善されない時の根本的な治療方法

 

『挿入する時に痛い』5つの原因

女性ホルモン減少による”うるおい不足

”久しぶりにセックスをしたけど、痛くてできなかった…”

このような経験がある人の痛みの原因として比較的多いのがこの”膣内のうるおい不足”です。

 

なぜなら、ピストン運動を円滑にするためのうるおい。そのうるおいを保つ働きのある女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量は、40歳代から徐々に減少し始めるからです。

 

エストロゲンは妊娠の準備をするホルモンで、女性らしい丸みのある身体をつくったり、肌や粘膜・血管を健やかに保つなど、女性にとってとても重要な働きをしてくれます。

 

エストロゲンが減少すると、膣が乾燥する・濡れにくくなる・傷つきやすくなるなどの症状が出るため、ペニスを挿入された時に痛みを感じることが多いのです。

 

挿入した際に、膣がヒリヒリしたり出血を伴ったりする場合は、このうるおい不足が原因かもしれません。

 

細菌感染に伴う炎症によるもの

日本で最も多い性感染症である”クラミジア感染症”。

セックスの時に膣の奥の方や下腹部に痛みを感じる場合はこのクラミジア感染症が原因かもしれません。

なぜなら、クラミジア感染症を放置しておくと、子宮頸管炎や骨盤腹膜炎、卵管炎などの炎症を伴う病気を発症してしまうからです。

特に骨盤腹膜炎になると性交痛だけではなく、下腹部の激しい痛みや発熱がみられ、腹部にうみが溜まっている場合には手術が必要になります。

痛みの症状の他にも、普段よりおりものが多かったり、異臭がしたりする場合やセックスの際に出血を伴う場合はクラミジア感染症が疑われます。

気になる方は、早めに専門の医療機関を受診するようにしましょう。

 

子宮の病気によるもの

性交痛を伴う子宮の病気として、子宮内膜症があります。

子宮内膜症は、子宮の内側を覆っている粘膜(子宮内膜)が何らかの理由により子宮の外側の組織に発生してしまう病気です。

本来、はがれた子宮内膜は血液とともに膣から排出される(月経)のですが、子宮内膜症の場合には出口がないため排出されず、臓器に溜まってしまいます。

これが腹痛や腰痛、排便痛や性交痛として現れ、ひどい場合には日常生活にも影響をおよぼします。

 

緊張や過去のトラウマなど、心因性のもの

半年以上にわたって、挿入すると痛みを感じる場合は、”こころの問題”かもしれません。

過去に『思春期の時にタンポンを入れて痛かった記憶がある。』や『セックスに対して嫌な思い出がある』とか、『挿入した時に痛くてたまらなかった経験がある』という方は無意識のうちにセックスに対する恐怖感や嫌悪感を抱いている可能性があります。

自分では意図していないにもかかわらず挿入時に膣周辺の筋肉が緊張したり、性的興奮を得られずうるおいが不足したりすることで痛みを感じます。

日本人の有病率は不明ですが、北米では約15%もの女性が心因性による性交時疼痛があるという報告があるため決してめずらしいものではありません。

 

セックスの仕方によるもの

身体面や精神面以外の原因として考えられるのがこの”セックスの仕方”によるものです。

一般的に、痛みがなく気持ちの良いセックスには膣のうるおいが必要不可欠です。

女性の性的興奮が高まると、膣周辺の毛細血管が拡張して潤滑油があふれだし、膣内にうるおいを与えてくれるため、スムースに挿入が可能になります。

しかし、前戯が不十分だとうるおいが得られず、摩擦が生じて痛みを感じてしまうようになります。

 

リューブゼリーを使ってみる

性交痛対策として病院や産院でも販売されている無色透明・無臭の潤滑ゼリーです。

女性ホルモンの減少によるうるおい不足や、濡れにくさを補ってくれるアイテムで、当院でもおすすめしています。

性行為の直前に塗っておくと、自然なうるおいを再現してくれるため違和感がほとんどありません。

また、殺菌処理やアレルギーテストがされているため安心して使用することができます。

 

パートナーとしっかり話してみる

うるおい不足による痛みの対処法として、潤滑ゼリーの使用やパートナーと話し合うことを紹介しました。

しかし、年齢的な問題でうるおいが不足している場合にはこれらは一時的な対処方法となります。

そこで、うるおい不足に対する根本的な治療方法として注目されている、レーザー治療について紹介します。

 

それでも痛みがある場合は根本的な治療が必要

うるおい不足による痛みの対処法として、潤滑ゼリーの使用やパートナーと話し合うことを紹介しました。

しかし、年齢的な問題でうるおいが不足している場合にはこれらは一時的な対処方法となります。

そこで、うるおい不足に対する根本的な治療方法として注目されている、レーザー治療について紹介します。

 

うるおい不足に対するレーザー治療

レーザーを用いた治療では、うるおい不足による性交痛を根本的に治療することができます。

なぜなら、レーザーを膣内に照射することで、膣内の環境が整い、膣のうるおいアップ効果が期待できるからです。

当院ではインティマレーザー(Vタイトニング)という最新の蓄熱式レーザー機器を導入しているため、ほとんど痛みを感じることなく施術を受けられます。

 

インティマレーザーの詳細はこちら

※出典:デリケートゾーン治療機器専門サイト

 

挿入すると痛む原因とその改善方法のまとめ

挿入する時に痛みを感じる5つの原因として、

①女性ホルモンの減少によるうるおい不足

②クラミジア感染症による骨盤腹膜炎の発症

③子宮の病気である子宮内膜症によるもの

④緊張は過去のトラウマなどこころの問題によるもの

⑤セックスの仕方によるものが考えられる。

 

挿入時の痛みを和らげる3つの方法として

①リューブゼリー(潤滑ゼリー)の使用

②病気が疑われる場合には婦人科を受診してみる

③セックスの痛みについてパートナーと話し合ってみる。

 

それでも痛みがある、根本的な治療がしたい方はレーザー治療がおすすめです。

当院では最新の医療機器を使用しているため、痛みを感じることなく施術が受けられる。

 

今回は、挿入すると痛む原因5つとその改善方法について解説してまいりました。

デリケートな問題のため、ひとりで悩んでしまいがちな性交痛。

お悩みの方はぜひ当院までお気軽にご相談ください。

 

治療は当院の院長がカウンセリングからアフターケアまで一貫して行います。

途中で医師が変わるということもございませんので、安心して治療を受けていただくことができます。