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【性交痛】下腹部が痛むのは病気のせい?原因や改善方法を詳しく解説

・久しぶりのセックスで、下腹部に痛みを感じて不安になっている ・このまま痛みが治らず、パートナーとセックスできなくなったらどうしよう ・誰かに相談するのは恥ずかしいから、できるだけ自分で解決したい このような不安や悩みはありませんか? 性交痛は決してめずらしくない身体症状の一つですが、いざ自分自身が経験すると不安になるものです。 性交痛の原因や症状はさまざまあり、少しの工夫で改善されるものもあります。 しかし、なかには婦人科疾患や性感染症が要因となって生じているケースもあるため、むやみに放置するのは危険です。 性交の際の下腹部痛で悩んでいる方は、参考にしてみてください。 性交の際に下腹部が痛むのは子宮内膜症の可能性あり 性交の際に下腹部が痛むのは、いくつか理由が考えられ、そのなかでも頻度が高いのは「子宮内膜症」といわれています。 ・子宮内膜症とは ・子宮内膜症と性交痛の関連性 ・子宮内膜症のセルフチェック ・子宮内膜症の治療方法 それぞれ解説します。 子宮内膜症とは 子宮内膜症は、子宮内膜がなんらかの原因で子宮の内側以外の場所で発生・増殖してしまう疾患です。 20〜30代の女性に多く、女性の10人に1人の割合で発症するといわれています。 子宮内膜が発生する場所としては、卵巣や直腸、ダグラス窩などが多いとされていますが、まれに肺や胸膜にも発生する場合があります。 子宮内膜症で最も多い症状は「月経痛」で、約8割の方にみられるのが特徴です。 また、症状が進行すると不妊症の原因にもなりうるため、早期発見と早期治療が重要です。 子宮内膜症と性交痛の関連性 子宮内膜症は、初期では生理時以外はほとんど無症状ですが、子宮内膜の増殖と剥離(はくり)、炎症を繰り返して徐々に痛みが強くなっていきます。 痛みが強くなってくると、生理のときだけではなく日常的に下腹部に痛みが出るようになり、性交にも影響します。 挿入された男性器が直接、子宮内膜の発生部位にあたるわけではありませんが、振動や体位変換の際に痛みが強くなる場合があるため注意が必要です。 子宮内膜症のセルフチェック 性交の際に感じる下腹部の痛みが、子宮内膜症が原因となっているかどうかセルフチェックしてみましょう。 上記のうち、1〜5にあてはまる項目が多い場合には子宮内膜症が疑われます。 あてはまらない場合は、ほかの婦人科疾患の影響により痛みが生じている可能性があるため、早めに婦人科を受診するようにしましょう。 子宮内膜症の治療は主に2種類 子宮内膜症の治療は、手術療法と薬物療法が代表的です。 それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、以下の点を考慮して選択されます。 ・年齢 ・症状の度合い ・進行度 ・妊娠の希望有無 など また、痛みの軽減や病巣を除去する必要性の有無によっても治療方法が異なります。 手術療法と薬物療法について、それぞれ解説します。 手術療法 手術療法は、骨盤の深いところに子宮内膜が発症した場合に有効な治療方法です。 手術療法のなかでも、傷が小さく痛みも少なくてすむ腹腔鏡手術が推奨されています。 ただし、腹腔鏡手術は豊富な知識と経験が必要であるため、実績のある医師に相談するようにしましょう。 妊娠を希望する場合は、卵巣や卵管を元の状態に戻す必要がありますが、妊娠を望まない場合や痛みが強い場合には子宮を取り除くケースもあります。 薬物療法 薬物療法には、痛みを和らげるための治療と、子宮内膜症の進行を止めるホルモン療法があります。 痛みを和らげるための解熱鎮痛剤は、生理痛の緩和に対しては一定の効果がありますが、症状の進行をとめる効果はありません。 症状が進行している場合は、ホルモン療法を選択するようにしましょう。 ホルモン療法には、卵巣ホルモンを閉経状態にする効果や、ピルを使用して妊娠状態にする方法があります。 いずれにしても、どの治療法を選ぶかは自分自身の症状や体質を考慮し、医師と相談した上で選択するのがよいでしょう。 性交の際に下腹部が痛むそのほかの原因3つ 性交の際に下腹部が痛むのは、子宮内膜症のほかにも以下の3つの原因が考えられます。 ・子宮筋腫 ・卵巣腫瘍 ・クラミジア感染症 それぞれ解説します。…

【入り口で生じる性交痛】痛みが生じる原因と5つの改善方法を解説

あなたは、 「セックスのときに膣の入り口付近が痛い」 「以前と比べて入り口付近の痛みが強くなってつらい」 「入り口で生じる性交痛の原因と改善方法を知りたい」 このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。 性交痛の原因は、心身面の問題やセックスの仕方など、さまざまです。 原因は一人ひとり異なりますが、適切な対応をとることによって改善できます。 性交痛とは 性交痛とは、その名の通り性交の際に痛みを伴う症状をさします。 入り口付近で生じる性交痛の原因や改善方法を解説する前に、性交痛の概要について確認しておきましょう。 性交痛はセックスのときに感じる痛みの総称 性交痛は、セックスの最中や行為のあとに生じる痛みの総称です。 性交痛は、セックスの満足度を下げるだけに止まらず、苦痛を回避しようと行為自体を避けるようになってしまいます。 セックスを避けるようになると、パートナーはあなたに「拒否された」と勘違いし、関係性の悪化につながる恐れがあります。 性交痛はデリケートな問題ですが、一人で悩みを抱え込まずに、パートナーとふたりで対処する姿勢が大切です。 性交痛を感じる場所は主に2箇所 性交痛を感じる主な場所は、以下の2箇所です。 ・膣の入り口付近 ・膣の奥 それぞれ解説します。 膣の入り口付近 外陰部や陰唇、膣開口部周辺の痛みを「入り口性交痛」といいます。 男性器を挿入してすぐに痛むケースが大多数を占め、うるおい不足が原因である場合が多いです。 膣のうるおいが不足するのは、心身の問題やパートナーとのセックスの方法、膣に関連する疾患など、多くの要因が絡んでいます。 膣の奥 男性器が挿入された際に、膣の奥の方で感じる痛みを「深部性交痛」といいます。 奥の方で生じる性交痛は、婦人科疾患が原因となっている場合があります。原因になる婦人科疾患は以下の3つです。 ・子宮内膜症 ・子宮筋腫 ・卵巣嚢腫 上記の疾患が隠れている場合、子宮や卵巣の患部に刺激が加わると、激痛を感じることもあります。 また、ストレス状態や性的興奮が不足している場合では、膣周辺にある筋肉の過緊張や膣のうるおい不足により痛みを感じるケースがあります。 奥の方で生じる性交痛についてはこちらを参考にしてください。 性交痛を経験したことのある女性は半数以上 日本家族計画協会によると、「女性全体の62.5%がセックスで痛みを感じたことがある」としています。 引用:一般社団法人日本家族計画協会 家族計画研究センター所長 北村邦夫「第4回【ジェクス】ジャパン・セックス・サーベイ 2020」 また「痛みを経験したことがある」と回答した女性の42.2%が、セックスに「満足していない」と回答しています。 引用:一般社団法人日本家族計画協会 家族計画研究センター所長 北村邦夫「第4回【ジェクス】ジャパン・セックス・サーベイ 2020」 つまり、性交痛は多くの女性が抱える悩みであり、性交痛があるとパートナーとの性生活に影響をおよぼす可能性があるのです。 入り口付近で起こる性交痛の原因 入り口付近で起こる性交痛の主な原因は以下の3つです。 ・身体的な問題 ・心理的な問題 ・疾患の影響 それぞれ解説します。 身体的な問題 入り口付近の性交痛の原因となる身体的な問題は、以下の2つが考えられます。 ・膣の乾燥 ・処女膜強靭症…

奥の方で痛む性交痛の原因とは?早期治療が必要な理由と改善方法を解説

性交痛は、女性の多くが経験するデリケートな悩みです。 挿入時に奥の方が痛くてセックスに集中できない 奥の方が痛む原因が、病気の影響ではないかと不安だ 奥の方で感じる痛みを早く治してセックスを楽しみたい このような悩みや不安を持っている人もいるでしょう。 膣の奥で生じる性交痛は、婦人科疾患や性感染症などが原因となっている可能性があります。 放置しておくと、痛みの原因が悪化する恐れがあるため、早めの対応が必要です。 膣の奥の方で生じる性交痛の原因 膣の奥の方で生じる性交痛を改善する場合、原因を把握する必要があります。 原因として考えられるのは、以下の6つです。 ・子宮内膜症 ・子宮筋腫 ・クラミジア性感染症 ・骨盤臓器脱 ・心理面の影響 ・男性との相性 それぞれ解説します。 子宮内膜症 子宮内膜症は性交痛の一因であり、とくに膣の奥の痛みを引き起こす可能性があります。 子宮内膜症は、子宮の内膜組織が子宮以外の場所、たとえば卵巣や子宮周辺の器官に発生・発育する状態です。 発生した組織は、月経周期に伴って変化し、炎症や癒着を引き起こすことがあります。炎症や癒着により、組織の動きが制限されると、性交時の痛みにつながります。 子宮内膜症は性交痛以外にも、 ・月経痛 ・腰痛 ・下腹部痛 ・排便痛 ・不妊 などの症状をもたらします。 子宮内膜症は性交痛の一因であり、とくに膣の奥で痛みを感じる場合には、子宮内膜症の可能性があるといえるでしょう。 子宮筋腫 子宮筋腫も、膣の奥の方で感じる性交痛を引き起こす原因です。 子宮筋腫は、子宮の筋肉層に腫瘍が形成される疾患です。悪性の腫瘍ではありませんが、日常生活に支障をきたすような症状が現れるため、早めの治療が望ましいとされています。 腫瘍が大きい場合には、子宮の形状が変化するため膣への圧迫が増加し、性交時に不快感や痛みを引き起こします。 子宮筋腫は性交痛以外にも、 ・月経痛 ・不正出血 ・腰痛 ・頻尿 ・不妊や流産 などの症状があります。 子宮筋腫は、腫瘍ができた位置や大きさによって性交痛を引き起こします。症状がある場合は、適切な医療機関での診断と治療が重要です。 クラミジア性感染症 クラミジア性感染症は性病の一種で、膣の奥に痛みが生じる原因です。 クラミジア性感染症は、性病の中でも一般的で、主にセックスにより感染します。クラミジア性感染症は通常、無症状で進行するため、感染に気づかない場合が多いです。 しかし、症状が現れた場合、膣の奥や子宮頸部に炎症を引き起こし、痛みや不快感をもたらすケースがあります。 たとえば、以下のような症状です。 ・性交時の痛みや不快感 ・下腹部の鈍痛 ・おりものの変化 また症状が慢性化すると、深刻な痛みや不妊症の原因になります。 クラミジア性感染症の多くは無症状です。しかし、膣の奥や子宮頸部に炎症を引き起こすと、下腹部痛や性交痛の原因となる場合があります。 骨盤臓器脱 骨盤臓器脱は、膣の奥の痛みを引き起こす可能性があります。 骨盤臓器脱は、骨盤底筋の弱化や損傷により、膀胱や子宮、直腸などの臓器が正常な位置から下降する症状をさします。 とくに、骨盤底筋の機能が弱まっている際に膣圧をかけると発生しやすいため、力を入れる動作には注意が必要です。…

【解説】セックス中膣の奥がズキズキ・ヒリヒリする…なぜ?

性交時に膣の奥、痛みが強い、ズキズキする、ヒリヒリする……そんな症状はありませんか? そういった痛みのせいで性行為が苦手になってしまった、好きになれない方向けにこの記事では、「膣の奥の痛み」について解説していきます。 性交痛の症状の種類 性交痛には大きく分けて3つの痛みがあります。 今回は膣の奥がズキズキ、ヒリヒリする痛みの原因について解説していきます。 膣の奥がズキズキする性交痛の原因 では、痛み別に原因を見ていきましょう。 痛みの原因は3つほど考えられます。 ズキズキという痛みは以下のような疾患があると考えられます。 子宮内膜症 子宮の内側にある子宮内膜が子宮の内側以外にできてしまう病気です。 不正出血のほかにも、卵巣や卵管、腸が癒着してしまったり卵巣のう腫という良性の腫瘍になってしまったりすることもあります。 生理中に下腹部に痛みを感じたり腰痛があったり自覚する症状は様々です。 なかなか治らず、閉経するまで付き合っていかなければいけない病気でもあります。 薬による治療や手術による治療があります。軽度~重度の症状によって治療方法を決めていきます。 放っておくと不妊などの原因になりますので早めの受診をおすすめします。 クラミジア感染症 クラミジア感染症は細菌による感染症です。 これは性病のひとつで、性交痛のほかにも排尿時、下腹部に痛みがあらわれます。 また、水様性のおりものが増えるなどの症状も現れます。 外陰部に軽いかゆみが見られるなど、症状は様々ですが、自覚症状はあまりなく、知らないうちにパートナーに感染してしまうことも。 性交痛で奥がズキズキとした痛みがあったり、おりものの様子が変だったりする場合はこのクラミジア感染症かもしれませんので婦人科を受診してみましょう。 子宮頸がん ズキズキと痛む場合、可能性は低いですが、子宮頸がんというがんが隠れている可能性があります。 子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで起きるとされています。これはセックスをしたことのある女性すべてに可能性がある病気です。 早期発見ができれば治療はできますが、自覚症状がほとんどなく、進行していきます。ですので、定期的に検診を受けることをおすすめします。 上記のほかにも他の疾患がある場合がありますので、膣の奥側がズキズキする痛みがある場合は放っておかずすぐに医療機関でしっかり治療を受けましょう。 ▼膣の奥の痛みについての詳細はこちらも参考にしてください。「膣の奥の痛みについて詳しく」 膣の奥がヒリヒリする性交痛の原因 奥がヒリヒリする場合は主に2つの原因が考えられます。 濡れなくて痛い ヒリヒリとした性交痛の原因で考えられるのはセックス時に濡れないていないことです。 「濡れる」とは外部からの刺激などで性的興奮を高め、潤滑液を分泌するということです。 下半身に血液が流れ込み、腟壁周辺に張り巡らされている毛細血管が拡張して、血管壁を押し開くことで分泌されます。 分泌量には個人差があり、濡れにくい体質の人はヒリヒリとした痛みを感じることがあります。 濡れない方は10代~60代まで幅広い世代に見られる症状です。原因は前戯不足や体質であることが多いです。 ▼膣の乾燥についての詳細はこちらを参考にしてください。「膣内の乾燥について詳しく」 萎縮性膣炎 女性ホルモン「エストロゲン」が加齢によって減ってしまうことが原因です。 閉経後、更年期の方になる方が多いですが、産後のホルモンバランスが崩れている20~30代の方にもみられる症状です。 エストロゲンという女性ホルモンは膣の潤いを保っている女性ホルモンで、加齢によるエストロゲンの減少やホルモンバランスが崩れることで萎縮性膣炎を起こしてしまいます。 ラテックスアレルギー ラテックスアレルギーというのは簡単に言えば「ゴム」アレルギーのことで、コンドームに対してアレルギーを起こしてしまう症状のことをラテックスアレルギーと言います。 セックス時にヒリヒリと痛む、かゆみがある場合はラテックスアレルギーも疑った方がいいかもしれません。 自宅でできる!膣の奥の痛みに対するセルフケア では、セルフケアで膣の奥の痛みを軽減する方法はあるのでしょうか? 前戯をしっかりする 前述の通り、前戯不足で膣の潤いが足りない場合が考えられます。 潤いが足りないままセックスをするのは性交痛を助長させてしまいます。 これはまず、パートナーとしっかり話し合うことが大切です。恥ずかしいからと痛みを我慢するのではなく、「濡れていないから待ってほしい」などの意思表示が必要です。 相互理解をしあえたのであれば気持ちよくセックスができるでしょう。 リューブゼリー 自宅でもできるセルフケアとしておすすめなのが潤滑ゼリーを塗ることです。 混同されがちですが、ローションは、膣以外の全身に塗り感触を楽しむものです。膣に使うのであれば潤滑ゼリーを使うのが良いでしょう。 潤滑ゼリーの中でもオススメはリューブゼリーです。…

20代で性交痛に悩む人は7割以上!痛みの原因と5つの対処法を解説

性交痛とは、セックスの最中、あるいは前後に生じる痛みや不快感のことです。 女性の誰もが抱えうる問題で、若年層である20代も例外ではありません。今回の記事では、性交痛が起こる原因や対処法について解説します。性交痛にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。   1. 20代で生じる性交痛の原因9選 性交痛とは性交時に生じる痛みのことです。性行為の前後や最中に、膣内がヒリヒリしたり鋭い痛みを感じたりします。20代女性の74.1%が性交痛に悩んでいるという調査結果もあり、決して珍しい悩みではありません。 この章では、性交痛が発生する9つの原因について解説します。 原因1.処女膜強靭症 引用:みどり美容クリニック・広尾 処女膜強靭症とは、薄くて柔らかいはずの処女膜が硬かったり厚かったりする状態のことです。セックスの際に、処女膜が破れたり伸びたりしないことが原因で膜がつっぱり、強い痛みを感じる場合があります。 処女膜強靭症は先天性のものであり、放置していても直接身体に悪影響を与えることはありません。しかし、性交時の挿入やタンポンが入れられないことで改善が必要な場合は、クリニックで切開・切除を行います。 原因2.子宮筋腫 子宮筋腫とは、子宮の筋肉にできるコブのような良性腫瘍のことです。発生した筋腫が、セックスの際に動いたり、コブの茎部分がねじれたりすることで、痛みが生じるケースがあります。成人女性のおよそ3割は筋腫をもっていると言われるほど頻度の高い病気で、無症状であれば治療の必要がない腫瘍です。 筋腫ができる理由は解明されていませんが、成人年齢を迎えるあたりで発症することから、女性ホルモンのエストロゲンが関係していると言われています。治療が必要な場合は、薬物療法・手術療法を行うのが一般的です。 原因3.子宮内膜症 子宮内膜症とは、子宮の内側を覆っている子宮内膜の組織が子宮以外の場所で増えてしまう病気です。骨盤内で増殖をすると、セックスで挿入した際に子宮と癒着した箇所がひきつり、性交痛が生じます。子宮内膜症を発症する原因は、排出されなかった一部の月経血が逆流し、周囲の組織と癒着を起こすことで発症すると言われています。クリニックで治療する場合は、薬物療法・手術療法を行うのが一般的です。 原因4.子宮膣部びらん 子宮膣部びらんとは、子宮頸部が赤く変化してただれているように見える状態のことです。子宮膣部びらんのほとんどは無症状ですが、細菌感染などの炎症を起こすことで性交痛に発展するケースがあります。エストロゲンの働きにより子宮膣部がふくらむことで、びらんのように見える箇所が発生すると言われています。女性ホルモンの分泌が活発になる20〜40代に多く見られる症状です。子宮膣部びらんが発生する箇所は、子宮頚部がんが発生する場所であることから、定期的な検診が推奨されています。 原因5.小陰唇肥大 小陰唇肥大とは、女性器の一部である小陰唇が肥大している状態のことです。何cm以上だと小陰唇肥大、という明確な定義はありませんが、足を閉じた状態で小陰唇のヒダが少し見える程度が正常・大きくはみ出したりぶら下がったような状態であれば小陰唇肥大と定義されるのが一般的です。ヒダが大きく発達すると、性交時にヒダが膣側に巻き込まれ、痛みを引き起こすことがあります。小陰唇肥大は、先天的なもので必ず治療が必要なものではありませんが、かゆみや炎症を起こすようであれば、 手術やレーザー機器などで小陰唇を適切な大きさに整えます。 原因6.性感染症 性感染症は、性行為を介して病原体に接触することで感染する病気のことです。代表的な性感染症としてクラミジアが挙げられます。クラミジアは、日本国内でもっとも多い性病と言われており、感染して炎症を起こすと下腹部痛や性交痛を引き起こします。クラミジアは自然治癒しないため、抗生物質などで治療するのが一般的です。 原因7.膣の乾燥 性交痛の原因でもっとも多く挙げられるのが膣の乾燥です。膣のうるおい不足のままピストン運動を続けると、粘膜を傷つけ、膣に痛みが生じます。濡れなくなる原因は大きく分けると2つあります。 1つ目は、女性ホルモンであるエストロゲンの減少です。エストロゲンは乳房の発達や子宮の発育など、いわゆる女性らしい体を作るためのホルモンのことです。このエストロゲンの分泌量は変動を繰り返しながらも20代でピークを迎え、40代半ばあたりから減少していくと言われています。エストロゲンが減少すると共に分泌液も減るため、膣が乾燥してしまいます。 2つ目は、精神的な要因です。膣は敏感な器官で、ほんの少しストレスを感じただけでも乾き始めます。詳しくは次の見出しで解説します。 原因8.ストレスや緊張 ストレスや緊張は、膣の乾きやすさにつながり、性交痛を招きます。キスやボディタッチなどで幸福感が高まると、オキシトシンという幸せホルモンが分泌されます。その状態でさらに性的興奮が高まると、下半身に血液が集中し、膣が濡れた状態となるのです。しかし、体が緊張やストレスでこわばっていると性的興奮が高まらず、膣が乾いた状態となってしまい、挿入時の痛みにつながります。 原因9.パートナーとの相性 膣が濡れていない段階でペニスの挿入やピストン運動をしてしまうと、膣に痛みが生じてしまいます。これは前戯が不十分な状態でも起こるので注意が必要です。膣が乾いた状態で無理にペニスを動かすと、膣の入り口や粘膜を傷つけ、出血を起こすこともあります。とくに、自分の膣が狭い、パートナーのペニスが大きいなど、お互いの体格差がある場合は前戯の時間を十分にとる必要があるでしょう。 2. 性交痛の5つの対処法 性交痛は、セルフケアで治る軽度のものから、クリニックで手術が必要なものまであります。ここでは自宅でできる対処法をご紹介します。 対処法1.パートナーに相談する セックスに対する要望をパートナーに相談しておきましょう。例えば、前戯の時間を十分にとってほしい、挿入はゆっくりしてほしいなどです。こうした要望を1人で抱え込んだままにすると、精神的な要因から性交痛を引き起こす可能性があります。パートナーに相談しておくことで、ストレスや緊張を緩和できます。 対処法2.潤滑ゼリーを使う 膣の乾燥が原因であれば、潤滑ゼリーなど膣のうるおいを補うアイテムを活用しましょう。産婦人科でも推奨されている「リューブゼリー」は、日本家族計画協会医学委員会 とジェクス が日本で初めて共同で開発した水溶性潤滑ゼリーです。ドラッグストアでも手軽に購入できます。性行為の直前に塗っておくと、自然なうるおいを再現でき、性交痛の改善に役立ちおすすめです。 対処法3.セルフケアで慣らす 自分の指で、挿入の感覚に慣らす方法もおすすめです。性交痛を改善する方法としてダイレーターという、膣口と膣の中を広げる器具を使う方法もあります。こちらは、通販やクリニックで入手できます。 対処法4.食生活を意識する 大豆イソフラボンとビタミンDを摂取できる食生活を意識してみましょう。大豆イソフラボンは、納豆や豆乳、味噌など大豆製品に含まれている栄養素で、女性ホルモンに似た働きをします。また、ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける栄養ですが、膣内の水分を高める効果もあると言われています。ビタミンDは、サケ・いわしなどの魚類や、シイタケやきくらげなどのきのこ類に多く含まれるので、食事メニューに取り入れてみましょう。 対処法5.クリニックに相談する ここまで、セルフケアでの対処法をお伝えしましたが、性交痛が改善しないようであればクリニックへの相談がおすすめです。どんな時に、どの部分が、どのように痛むのかを医師に伝えることで、性交痛の原因を把握し、改善することにつながります。婦人科・婦人科形成で、一度診察を受けてみましょう。 3. 性交痛に対する婦人科形成での治療法3つの対処法 女性器専門の婦人科形成などのクリニックでは女性器のお悩みを解決することに特化したクリニックです。 では、そこではどんな治療ができるのでしょうか? 処女膜切開手術 名前の通り、処女膜を切開し縫合する手術です。処女膜強靭症の症状をもつ患者様に効果的です。 切開というとこわいイメージをもたれるかもしれませんが、静脈麻酔が使われるので安心して治療を受けることができます。 処女膜の一部を切る方法とリング状に切開する方法があります。どちらも15~30分ほどの手術なので日帰りでの手術が可能です。 ダウンタイム ・入浴:シャワーでの入浴は当日から可能で、切開の箇所、処女膜強靭症の程度により3~7日経過するとお風呂での入浴も可能です。 ・予想される症状:1週間程度痛晴れ腫れによる違和感がある場合もあります。 痛みは個人差がありますが2,3日違和感がある程度です。…

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