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【濡れなくて痛い】性交痛の原因とすぐにできる解決方法を紹介

1. セックスで濡れない原因 性交痛の原因で多いのが潤い不足です。潤い不足で膣が乾燥すると、ピストン運動の際に摩擦が起こるため性交痛の原因になります。そこで、セックスで濡れない4つの原因を解説します。 ①月経前症候群によるもの 月経症候群は女性の7〜8割にみられるといわれており、月経の3〜10日前に症状がでます。月経前症候群の症状が出ている時にセックスをすると、セックスに集中できないため濡れにくさを実感することがあります。 月経前症候群には、以下のような症状があります。 下腹部痛や頭痛、肩こり 乳房の張り 気分の不安定さ イライラしやすくなる 不安感や緊張感の出現 疲れやすくなる 集中力低下 食行動の変化(甘いものが食べたくなるなど) ②心因性によるもの 「気分が乗らない」や「また痛かったらどうしよう」などセックスへの抵抗感や不安感、ストレスがあれば快感を得られず濡れにくさに繋がります。また緊張や不安から膣周辺の筋肉がこわばり、挿入時に痛みを伴うことがあります。 ③婦人系の病気によるもの 性行為の際に痛みを感じると、行為に集中できなくなるため濡れにくくなります。そしてその痛みの原因が婦人系の病気である可能性もあります。膣の入口付近の痛みと奥の方の痛みでは原因疾患が異なります。以下にそれぞれの特徴や症状を解説します。 入口付近の痛み 膣の入口付近が痛む原因で多いのは、2種類の疾患です。 ・膣前庭炎 膣前庭炎は、ペニスを挿入した際に膣の入口付近に痛みを感じる原因で最も多い病気です。挿入された時やピストン運動中に痛みを感じ、動きが止まると痛みも和らぎます。 原因は明らかではありませんが、何らかの理由で痛みに対する感受性が高まると考えられています。症状としては、性行為中の膣の痛みや膣周辺の灼熱感、排尿時痛があります。膣前庭炎は適切な治療を受けないかぎり治ることはありません。 ・細菌性膣炎 細菌性膣炎は体内に存在する常在菌が何らかの理由で増殖して、膣内で炎症を引き起こす病気です。クラミジアやカンジダなどの性病と似た症状がありますが、性病ではありません。 症状はおりものの増加や特有の生臭さです。通常腫れやかゆみはありませんが、挿入した際に膣の入口付近に痛みを感じる場合があります。 奥の方の痛み 次に、膣の奥の方が痛む原因で多いのは、2種類の疾患です。 ・子宮内膜症 子宮内膜症は、20〜30代で発症することが多い病気です。 子宮内膜という子宮の内側を覆っている粘膜が、何らかの理由で子宮の外側の組織に発生し、周囲の組織と癒着することで痛みを感じます。子宮内膜症の症状として性交痛や排便痛、下腹部痛があります。 ・クラミジア感染症 クラミジア感染症は、クラミジア細菌による性感染症です。感染しても男性の約50%、女性では約75%で無症状であるため伝染しやすく、国内で最も多い性感染症とされています。 一方で、性行為のあと1〜3週間で性交痛や排尿時痛、頻尿などの症状が現れることもあります。早期に発見できれば抗生物質で治療できる疾患です。 ラテックスアレルギーによるもの ラテックスアレルギーは、天然ゴム製品に触れることで発症するアレルギーです。 避妊の際に使用するコンドームには、ラテックスが含まれているためラテックスアレルギーの方は注意が必要です。症状としては、性交痛や膣内の腫れ、全身の蕁麻疹や呼吸障害があります。 2. 「濡れない」を改善し性交痛を緩和する方法 ここでは「濡れない」を改善する方法を紹介します。いずれも自宅ですぐできるため参考にしてください。 水分を多めに摂取する 潤いの源である膣分泌液の主成分は水分です。そのため体内の水分が枯渇していると、膣分泌液量も減少します。 通常性的興奮により下半身に血液が送られ、膣内の毛細血管が拡張して膣分泌液が分泌されます。水分不足の状態だと血行不良で、下半身に十分な血液が送られないため膣分泌液量が減少します。日頃からこまめな水分補給を心掛けましょう。 膣のケアをする 性交痛を経験すると「次も痛かったらどうしよう」と緊張や不安を感じ、膣周辺の筋肉がこわばります。筋肉がこわばると痛みを感じやすくなり、濡れにくくなります。すると今度は、痛みを感じやすくなり緊張や不安が強くなる、という悪循環に陥ってしまいます。 そこで痛みの出る場所を確認しながら膣のケアをすることで、性行為時の緊張や不安を軽減できるでしょう。膣のケアは、低刺激の保湿剤や専用のオイルを入口付近から奥の方にかけてゆっくり優しく塗り込むのがポイントです。 前戯を工夫する 濡れやすくするためには、前戯を工夫し快感を得ることが必要です。下半身の血流を良くするためにはオキシトシンというホルモンの分泌が不可欠です。 オキシトシンは、快感を得ることで分泌量が増し効果を発揮します。つまり前戯を工夫して快感を得ることができれば自然と濡れやすくなります。 しかし一人で解決するのは難しいため、パートナーに相談するのもよいかもしれません。 これらを試してみても濡れを実感できないこともあるでしょう。そのような場合には、婦人系の病気の可能性があります。不安な場合はすぐに専門の医療機関を受診するようにしましょう。 3. 性交痛をがまんしてはいけない理由 「色々試したけど濡れない、少々の痛みは我慢しよう」このように性交痛を我慢してはいけません。痛みを我慢してセックスを続けると、悪影響を及ぼす可能性があります。 放置すると不妊症の原因になる可能性がある 潤い不足による性交痛であれば、問題ありません。しかし婦人系の病気によって性交痛が引き起こされている場合、放置すると不妊症になる可能性があります。 仮に子宮内膜症やクラミジア菌に感染している場合、早期に治療しなければ不妊症になるケースがあります。我慢できないほどの痛みや奥の方が痛む場合には、早めに専門の医療機関を受診するようにしましょう。 ラテックスアレルギーの場合は重篤症状が出る可能性がある…

【専門医監修】出産後の性交時に痛くて入らない原因|産後は体の変化に注意?

「出産前は痛みなんかなかったのに、なんでこんなに痛いの?」 以前は問題なく挿入できていたのに、出産後に性行為をしようとしたらいままでかんじたことのない痛みを感じると「私だけなのかな?」と不安になってしまいます。 パートナーに話していいのかわからず、1人で抱え込んでしまう方もいるかもしれません。 性交痛の悩みは非常にデリケートな問題でなかなか相談しにくいですよね。 そこで、この記事では、性交痛の専門医であるみつゆきみどり先生監修のもと、出産後の性行時に痛くて入らない原因や改善方法について解説していきます。 中には婦人科クリニックを受診すべき痛みもあるので、1人で抱え込まず、改善できないようなら医師に相談しましょう。 そもそも産後いつからセックスはしていいのか? 産後の傷が治るスピードはひとそれぞれ。通常、産後1ヶ月検診で会陰や切開の傷をチェックしますが、この1ヶ月のタイミングで痛みが取れてくる方がほとんどのようです。また、傷が回復するのは長くとも2~3ヵ月の人がほとんどのようで、この段階で特に痛みが無く、また精神的にも負担がなければ性生活に戻れます。 しかしこの期間を過ぎても縫合部分に引きつれがある、違和感があると感じる場合は膣内になにか問題がある可能性があるため、セックスはまだ再開しない方が良いでしょう。 出産後の性交時に痛くて入らない5つの原因 出産後の性行時に痛くて入らないのは、以下の5つの原因が考えられます。 ・ホルモンバランスの変化(エストロゲンの減少)・傷が治りきっていない・性欲低下によるストレス ・出産時の体(骨盤形状)の変化 ・育児疲れによる潤い不足 それぞれの原因について詳しく解説していくので「前は問題なく入ったのに」と悩んでいる方は、当てはまるものがないかチェックしてみてください。 ホルモンバランスの変化(エストロゲンの減少) 妊娠から出産にかけて、女性ホルモンのバランスが変化して、潤いを担当しているエストロゲンが減少していることで、濡れずに痛みを感じている可能性があります。 エストロゲンが減少すると潤いが不足し、挿入がスムーズにいかず、男性器と女性器が乾いた状態で擦れてしまうのです。 潤い不足のまま挿入を続けると、膣を傷つけて出血する恐れもあるため、中断する必要があります。 傷が治りきっていない 出産時の会陰や切開の傷は、産後1ヶ月程度で治るのが一般的ですが、治癒までの期間には個人差があり、1ヶ月ではまだ痛みを感じる方もいます。 検診の際に状態をチェックしてもらい、自分の傷が今どういう状態なのかを医師に聞いておきましょう。また3ヵ月以上痛みや違和感を感じる場合はなるべく医師に相談しましょう。 性欲低下によるストレス 妊娠から出産にかけて女性ホルモンのバランスが変化することで、性欲が低下します。 そのため、性行為にプラスの感情を抱けなくなり、性交時に大きなストレスを抱えてしまうことで濡れずに痛みを感じてしまいます。 出産前と同じようにはいかないことは特別なものではありません。不安を1人で抱え込まないようにしましょう。 出産時の骨盤形状の変化 出産に向けて骨盤の形状が徐々に変わっていくため、出産後の痛みの原因は骨盤の形状の変化である可能性があります。 出産後、期間があけば出産前の状態に戻っていくので、一般的には問題ないケースが多いです。 育児疲れによる潤い不足 出産後は体の変化だけでなく、育児の疲れやストレスを抱えていることが原因で潤い不足となっているかもしれません。 疲れている状態では性行為にポジティブになれないでしょう。 パートナーと話し合い「疲れている」など意思を伝えることが大切です。 出産後の性交時に痛くて入らない時の改善方法 出産後の性交時に痛くて入らない時は、以下の改善方法を試してみてください。 ・ホルモンバランスが戻るまで待つ ・育児の負担を話し合う・痛みが長引く場合は医師へ相談する ・潤い不足を補うアイテムを使う・性欲が戻るまで無理をしない ホルモンバランスが戻るまで待つ 出産後、徐々にホルモンバランスが戻っていくので、出産前の状態に戻るまで待つことで改善できる見込みがあります。育児のストレスも加わると、余計にホルモンバランスが崩れやすいため、十分に休養をとり休むことを心がけましょう。 女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が足りていないまま挿入をしても、潤い不足で痛みを生じてしまいます。 性行為をしても痛みやストレスを抱えることがない状態になるまで、しっかり休養しましょう。一般的にホルモンバランスが戻るまでの期間は、母乳育児を終えてから3ヵ月程の期間で戻ると言われています。 育児の負担を話し合う 育児の負担が軽減されれば、疲れによる潤い不足が解消され、痛みを感じることなく挿入ができるようになる見込みがあります。 出産後は、自分の体のダメージだけでなく、育児の負担も加わっているため、パートナーと負担を話し合うことが大切です。 片方だけに負担がかかっていないか、どういう思いを抱えているのかを、普段から話し合うようにしましょう。 痛みが長引く場合は医師へ相談する 出産後、1ヶ月以上痛みが長引く場合は医師に相談してみましょう。 骨盤や膣内、ホルモンバランスなどに問題が起きている恐れもあります。 定期検診で体の状態のチェックはしますが、性交痛など特別なタイミングで痛みを感じるなどの不調がある場合は、1人で抱え込まずに医師に相談してみてください。 「出産の後だから仕方ないか」と放置しすぎると、重症化する可能性もあるため、早めの受診がおすすめです。 潤い不足を補うアイテムを使う 心身ともに健康で、ホルモンバランスにも問題がない場合は、潤い不足を補うローション付きのコンドームや潤滑ゼリーなどを使用してみましょう。 アイテムを使っているうちに、性行為に対してポジティブな感情が生まれ、ホルモンの働きが正常になる可能性もあります。 見た目がコスメのような可愛い商品もあり、女性が使いやすいものも販売されているので、使いやすいアイテムを選んで使用してみてください。…

更年期に起こる性交痛の原因は? 解消法と原因について紹介

更年期は濡れないから痛い? 結論を先に紹介すると、更年期の女性の性交痛の多くは、濡れないことで生じます。膣分泌液の不足が、更年期の性交痛の主な原因になっています。膣分泌液は性交においては、粘り気のある液体が絶えず膣に供給されることで、陰茎(男性器)が膣壁(膣の内側の表面)を強くこすっても痛みを生じさせず、快感を呼び寄せます。しかし濡れていないと陰茎が激しく膣壁をこするので痛みが走り、これが性交痛になります。 濡れとは何か 更年期になると膣分泌液が出にくくなるメカニズムを解説する前に、濡れとはなにかついて解説します。濡れていない状態では性交時に痛みが発生しやすく、濡れについて把握することが性交痛を抑えるためにも大切です。 膣分泌液とおりものは似て非なるもの 膣は非常に重要な臓器なのでさまざまなバリアがあります。膣分泌液やおりものも膣を守るバリアの一種です。両者を混同している方もいますが、異なるものです。どちらも女性の膣を守るためには欠かせません。 性的刺激とは関係なく出てくるおりもの おりものは子宮や膣からにじみ出てくる分泌物や古くなった細胞などの総称で、性交と関係なく出現します。おりものは邪魔なものに感じるかもしれませんが、膣内に潤いを与え細菌やウイルスなどの侵入を阻止する役目があります。そのため、おりものの分泌量が少なくなってしまうと、感染症などにかかりやすくなるので注意してください。 性と深い関係にある膣分泌液 性的興奮や性交による快感によって分泌されるものを、膣分泌液と呼んでいます。膣分泌液は無色透明で粘り気があります。膣分泌液は膣壁の前方上部にあるスキーン腺から出てくるものと、やはり膣内にあるバルトリン腺から出てくるものがあります。また、子宮頚管から出る分泌液も膣分泌液に含まれることも特徴です。膣分泌液は混合液なわけですが、その主成分は血漿(けっしょう)という血液の成分になっています。 ホルモンが関与 性的に興奮すると脳が膣に命令を出し、バルトリン腺などから膣分泌液が出てきます。そしてこの以下の「性的興奮→脳→バルトリン腺など→膣分泌液の出現」ホルモンが関与しており、性的に興奮した人の膣が濡れてくるメカニズムになっています。 ・性的興奮 ・脳 ・バルトリン腺など ・膣分泌液の出現 本来であれば性交時には、膣分泌液によってスムーズに男性器が挿入できるような仕組みになっています。しかし十分に濡れていない状態では男性器の受け入れが難しく、痛みなどが起こる原因です。 なぜ更年期に濡れにくくなるのか 更年期になると性的に興奮しているのに濡れなくなるのは、バルトリン腺が機能しにくくなり膣分泌液が出にくくなるからと考えてよいでしょう。 更年期に、このような症状が起きるのはなぜでしょうか。具体的な理由について把握しておくことが、濡れにくくなるのを防ぐためにも大切です。 ホルモンバランスが乱れるから 更年期になると閉経によってホルモンバランスが乱れるので、その影響で濡れにくくなることがあります。ホルモンバランスが乱れると、膣や周辺部分に変化が訪れるのが特徴です。ホルモンバランスの乱れに伴って、皮膚や粘膜が薄くなってうるおいも失われます。ホルモンバランスが乱れてしまうことは避けられないため、閉経時には意識的にトレーニングなどをおこなうことが大切です。 バルトリン腺に関わる病気にも注意を またバルトリン腺が腫れて痛みが生じるバルトリン腺炎やバルトリン腺膿瘍などは、更年期の方に多い病気です。若い時期には自分の能力で、回復出来ていても加齢と共に回復力が落ちてくるのも原因として挙げられます。不調を感じているなら産婦人科などに、相談するなどの対策が必要です。 膀胱炎や感染症も性交痛をもたらす 性交痛には、性のメカニズムによるもの以外にも原因が考えられます。それは膀胱炎や感染症といった病気です。膣にうるおいがなくなっている状態での性交は、膣壁などを傷つける可能性があります。膣壁についてしまった傷から雑菌などが侵入して、感染症につながるでしょう。膀胱炎や感染症を防ぐためには十分に膣を濡らしてから、丁寧に男性器を挿入することがおすすめです。 膀胱炎と性交痛 女性は更年期に差し掛かると膣内の潤いが不足するようになって、細菌やウイルスなどから膣内を守る力が弱くなります。結果として膀胱炎につながってしまい、日常生活で痛みを感じてしまう状態になるケースは多いです。また性交時に十分に濡れていない状態の場合、男性器を受け入れた際に抵抗力が足りずに膀胱炎になってしまうかもしれません。 感染症と性交痛 感染症によって膣内に異常があると性交痛が起きやすい原因といえるだけでなく、場合によってはパートナーにも感染してしまうかもしれません。膣内に異常を感じているなら性交は避けて、産婦人科などで診断を受けることが大切です。感染症は初期段階では簡単に治るものもありますが、進行してしまうと大きな問題に発展する恐れもあります。また性交時に膣壁にキズなどがついてしまって、そこから細菌やウイルスが侵入して感染症になるリスクもあるでしょう。 快感を取り戻すための取り組み ここからは、再び性交による快感を取り戻すための取り組みを紹介します。更年期障害によって、性交の楽しみまで無くしてしまうのはもったいないといえるでしょう。具体的な快感を取り戻すための仕組みについて理解しておくことが大切です。注意点としては女性側だけが取り組むのではなく、パートナーにも説明をして一緒に取り組むようにしましょう。 更年期障害の治療を受ける 更年期障害はすべての女性で起こることなので、産婦人科などでは更年期障害に対して治療を行っています。一人一人の女性が日常生活に不安を抱えることなく、安心して快適に過ごせるようなサポートをしてくれる産婦人科も多いです。自分だけで更年期障害で悩むのではなく、専門的な知識を持っている産婦人科に相談してみましょう。更年期障害の方法は数多くあるので、自分に合った方法で治療しましょう。 興奮できる性生活を取り戻す 興奮できる性生活を取り戻して膣分泌液の分泌量を多くする方法ですが、パートナーと協力しながら進めることが大切です。パートナーとコミュニケーションを取り雰囲気を高めることが、大切といえるでしょう。他にも潤滑ゼリーやラブグッズの活用なども有効です。日常的にパートナーと性交をおこなうことは素晴らしいことですが、マンネリ化していると性的興奮が得にくくなります。 まとめ 更年期を迎えた女性が性交痛のために、性交から遠ざかるのは残念なことです。性交痛は、原因を取り除けば抑制することができます。快適な性生活を取り戻すためにも、対処や治療に取り組んでみませんか。膣の潤いが悪くなっていると悩んでいるケースは多いですが、実際には快適な性生活を取り戻すことはできます。自分に合った方法を考えながら更年期の性交は丁寧に行いましょう。

セックスの時子宮が痛い?子宮に響くような性交痛の原因や解消法は?

子宮内膜症による性交痛 膣の奥で痛みを感じる場合は、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣腫瘍、クラミジア感染症などの婦人科系の病気が関係している可能性があります。 ここでは性交痛の原因となりやすい子宮内膜症について詳しく解説します。 子宮内膜症とは、子宮内膜またはそれに似た組織が何らかの原因で本来あるべき子宮の内側以外の場所にでき、そこで増殖してしまう疾患です。 子宮の内部以外にできた子宮内膜症の病変の部分は、女性ホルモンの影響で月経周期に合わせて増殖し、子宮内部にある正常の子宮内膜からある出血(月経)と同じように病変の部分からも出血が繰り返されます。 出血した血液は出口がないために腹膜の中に内出血したり、お腹の中で固まって血液のコブ(血腫)をつくったり、周囲の組織と癒着をおこしてさまざまな痛みをもたらしたりします。 また、不妊の原因になる場合もあります。 子宮内膜症は20~30代の女性で発症することが多いです。 子宮内膜症の症状 子宮内膜症では多くの場合、月経にともなう痛み(月経痛・生理痛)があらわれます。子宮内膜症は慢性の進行性の病気であるため、月経痛はだんだんひどくなる傾向があります。 月経痛以外にも、(生理の時以外でも)下腹部痛や腰痛、性交痛、排便痛などがみられます。 また、不妊の原因になることもあります。 卵巣にできる子宮内膜症は卵巣チョコレートのう胞といい、がん化したり、大きくなると破裂して激痛を起こすことがあります。 しかし、子宮内膜症の初期には自覚症状がない場合もあり、また疼痛にも個人差があります。 性交痛の他の原因 ここでは、子宮内膜症以外の性交痛の原因について解説します。 痛みを感じる主な部分には、外陰部や陰唇などの膣の入り口付近と膣の奥の2か所があり、それぞれ「入口部性交痛」、「深部性交痛」と呼ばれており、それぞれ痛みの原因があります。 膣の入り口付近の痛み(入口部性交痛) 挿入する時に膣の入り口のあたりが痛む・膣の中がヒリヒリと痛いというタイプの性交痛は挿入時だけでなく、男性が挿入してからピストン運動をしている時に膣内に痛みを感じるというケースもあります。   潤い不足 性交痛で最も多いのが、十分に濡れていない状態で挿入されることで感じる痛みです。 入り口は濡れているようでも膣の中は濡れていなかった、なんてこともあります。 前戯が十分ではない、体質的に濡れにくい、挿入してから長い時間ピストン運動が続いたことで膣が乾く、などの理由でうるおいが不足し膣が乾燥した状態で挿入したり動かしたりすると、擦れて痛みを感じたり膣内が傷ついてしまったりする場合があります。 潤いが不足する要因は、他にも疲労や水分不足、血行不良、ホルモンバランスの崩れ、緊張やストレスなど、様々なものがあります。 また、濡れない事をパートナーに言いづらく一人で悩む女性が多いですが、女性側だけの問題ではないことも多いので、気にし過ぎは禁物です。   セックスの仕方や身体的特徴の問題 体位により角度が悪かったり、セックスが激しすぎたりする場合も、痛みを感じることがあります。膣が狭い・男性のペニスが大きいなどサイズが合っていない場合も痛みを感じてしまいます。 また、通常処女膜は初めてのセックスで破れますが、生まれつき処女膜が厚くて固い「処女膜強靭症」という体質を持っている女性もいます。 このような方はセックスをしても簡単に処女膜を破ることができず、セックスの度に痛みを感じてしまうことがあります。   膣の委縮・硬化 加齢により女性ホルモンが減ったり前回のセックスから期間があいたりした場合には、膣の筋肉が衰え硬くなることにより痛みを感じやすくなります。加齢による女性ホルモン減少は、他にも膣粘膜が薄くなり傷つきやすくなる、膣分泌物が減少する、などの影響を与えます。 また、出産後は女性ホルモンが不安定であるため、膣か外陰部の粘膜が萎縮したり濡れにくくなったりすることがあります。   膣内の炎症や怪我 外陰部、膣、膣両側にある分泌腺の炎症や尿道の炎症により痛みが生じる場合があります。 性感染症やコンドームの材質によるアレルギー反応、怪我などが原因で炎症を起こすこともあります。 炎症が続くと膣粘膜が萎縮し、痛みが続いてしまうことがあります。 そのため、炎症は早めに医師に診てもらい治すようにしましょう。   不安や恐怖、ストレスなどの精神的要因 精神的な要因が痛みの原因になる場合もあります。 セックスに対する不安や緊張、トラウマなどの恐怖、ストレスなどがあると、それが原因となって痛みを引き起こしてしまうことがあります。 また、何らかの影響で小さい頃から「セックスは汚いこと・悪いこと」と刷り込まれていると、セックスに対して罪悪感を持ってしまい性交痛が発生することもあります。 パートナーに不安や不満など話し、セックスを楽しめるよう環境作りをしていくのが大切 膣の奥の痛み(深部性交痛) 膣は濡れていて挿入は問題ないけれど奥が痛い場合には、次のような原因が考えられます。 体位やセックスの仕方の問題 後背位などでは奥まで突くことができますが、その分痛みを感じる女性も多いです。 特に、男女間の身長差があったりピストン運動が激しすぎたりする場合は痛みを感じやすいです。また、体が妊娠の準備をする生理前は子宮口が降りてきているため、奥まで突かれると子宮口に当たって痛くなりやすい場合があります。 女性の感じ方に合わせてピストン運動をするスピードや位置を調整してもらって、お互いに気持ちの良いポイントを見つけましょう。 婦人科系の病気 膣の奥で痛みを感じる場合は、婦人科系の病気が関係している可能性があります。…

セックスしたいけど挿入すると痛い…”5つの原因と改善方法を解説

『久しぶりに彼氏ができた!でもセックスの時に挿入すると痛くてできなかった…』 『数年ぶりの妊活。したい気持ちはあるのに挿入するとヒリヒリ、ズキズキ…なんで…』 『出産後しばらくして主人とセックス。楽しむつもりが痛くて集中できなかった。』   このように、久しぶりのセックスで痛みを感じたことはありませんか? セックスの時に感じる痛みは”性交痛”と呼ばれ、女性の約6割が経験したことがあるといわれています。 そんな身近な問題であるにもかかわらず、とてもデリケートな問題のため、家族や友人に相談しづらいものです。 そこで今回は、挿入した時に痛みを感じる6つの原因とその改善方法をわかりやすく簡潔に解説します。   目次 ”挿入すると痛い”と感じつ6つの原因 挿入時の痛みを和らげる3つの方法 それでも痛みが改善されない時の根本的な治療方法   『挿入する時に痛い』5つの原因 女性ホルモン減少による”うるおい不足 ”久しぶりにセックスをしたけど、痛くてできなかった…” このような経験がある人の痛みの原因として比較的多いのがこの”膣内のうるおい不足”です。   なぜなら、ピストン運動を円滑にするためのうるおい。そのうるおいを保つ働きのある女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量は、40歳代から徐々に減少し始めるからです。   エストロゲンは妊娠の準備をするホルモンで、女性らしい丸みのある身体をつくったり、肌や粘膜・血管を健やかに保つなど、女性にとってとても重要な働きをしてくれます。   エストロゲンが減少すると、膣が乾燥する・濡れにくくなる・傷つきやすくなるなどの症状が出るため、ペニスを挿入された時に痛みを感じることが多いのです。   挿入した際に、膣がヒリヒリしたり出血を伴ったりする場合は、このうるおい不足が原因かもしれません。   細菌感染に伴う炎症によるもの 日本で最も多い性感染症である”クラミジア感染症”。 セックスの時に膣の奥の方や下腹部に痛みを感じる場合はこのクラミジア感染症が原因かもしれません。 なぜなら、クラミジア感染症を放置しておくと、子宮頸管炎や骨盤腹膜炎、卵管炎などの炎症を伴う病気を発症してしまうからです。 特に骨盤腹膜炎になると性交痛だけではなく、下腹部の激しい痛みや発熱がみられ、腹部にうみが溜まっている場合には手術が必要になります。 痛みの症状の他にも、普段よりおりものが多かったり、異臭がしたりする場合やセックスの際に出血を伴う場合はクラミジア感染症が疑われます。 気になる方は、早めに専門の医療機関を受診するようにしましょう。   子宮の病気によるもの 性交痛を伴う子宮の病気として、子宮内膜症があります。 子宮内膜症は、子宮の内側を覆っている粘膜(子宮内膜)が何らかの理由により子宮の外側の組織に発生してしまう病気です。 本来、はがれた子宮内膜は血液とともに膣から排出される(月経)のですが、子宮内膜症の場合には出口がないため排出されず、臓器に溜まってしまいます。 これが腹痛や腰痛、排便痛や性交痛として現れ、ひどい場合には日常生活にも影響をおよぼします。   緊張や過去のトラウマなど、心因性のもの 半年以上にわたって、挿入すると痛みを感じる場合は、”こころの問題”かもしれません。 過去に『思春期の時にタンポンを入れて痛かった記憶がある。』や『セックスに対して嫌な思い出がある』とか、『挿入した時に痛くてたまらなかった経験がある』という方は無意識のうちにセックスに対する恐怖感や嫌悪感を抱いている可能性があります。 自分では意図していないにもかかわらず挿入時に膣周辺の筋肉が緊張したり、性的興奮を得られずうるおいが不足したりすることで痛みを感じます。 日本人の有病率は不明ですが、北米では約15%もの女性が心因性による性交時疼痛があるという報告があるため決してめずらしいものではありません。   セックスの仕方によるもの 身体面や精神面以外の原因として考えられるのがこの”セックスの仕方”によるものです。 一般的に、痛みがなく気持ちの良いセックスには膣のうるおいが必要不可欠です。 女性の性的興奮が高まると、膣周辺の毛細血管が拡張して潤滑油があふれだし、膣内にうるおいを与えてくれるため、スムースに挿入が可能になります。 しかし、前戯が不十分だとうるおいが得られず、摩擦が生じて痛みを感じてしまうようになります。   リューブゼリーを使ってみる 性交痛対策として病院や産院でも販売されている無色透明・無臭の潤滑ゼリーです。…

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