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挿入時が痛いのはなぜ?性交痛の原因や改善方法を解説

性交痛は人にはなかなか言えないデリケートな悩み。挿入した時の痛みで、途中で中断してしまった人、または、久しぶりのセックスで感じたことのない性交痛に驚き、不安を抱いたことはございませんでしょうか。 セックスで挿入された時に感じる痛みの原因はさまざまであり、自分で特定するのは困難です。しかし、場合によっては早期の治療が必要なケースや、放置していても改善されない場合があります。 そこで本記事では、   ・セックスで挿入した際に、入口付近で感じる痛みの原因5つ ・セックスで挿入した際の痛みを緩和・治療する方法 などを解説します。 セックスで挿入した際に感じる痛みを改善したい女性は参考にしてみてください。 セックスで挿入した際に、入口付近で感じる痛みの原因5つ セカンドバージンで生じる痛みの原因が、萎縮性膣炎かどうかセルフチェックしてみましょう。 ・膣の入口が狭い ・処女膜強靭症 ・萎縮性膣炎 ・ラテックスアレルギー ・うるおい不足 それぞれ詳しく解説していきます。 膣の入口が狭い 膣口の大きさは個人によって異なります。膣の入り口が狭い場合、以下のような症状があります。 ・セックスの際に痛みがあって挿入できない ・挿入しようとしてもなかなか入らない ・性的興奮を得て濡れているのに入らない このような症状がある場合は生まれつき膣の入り口が狭い可能性があります。無理やり挿入しようとすると、痛みが増加する可能性があるため注意が必要です。 処女膜強靭症 処女膜強靭症は、処女膜が通常より厚い状態を指します。本来であれば、男性器を挿入された際に破れる処女膜ですが、処女膜強靭症の場合は膜が肥厚しているため破れません。そのため痛みが発生し、場合によっては出血を伴います。 上記で紹介した膣の入り口が狭い場合と似た症状があるため、鑑別するには専門の医療機関で診察を受ける必要があります。 萎縮性膣炎 萎縮性膣炎は更年期前後に生じる女性特有の疾患です。女性ホルモンであるエストロゲン分泌量の減少が要因とされ、膣内の乾燥やおりものの増加、特有の臭いなどが主な症状です。膣が乾燥することで男性器を挿入した際に摩擦が生まれ、入口付近の痛みを生じます。 ラテックスアレルギー ラテックスアレルギーはゴムに含まれる天然ゴム成分に反応するアレルギー症状です。コンドームには天然ゴムが用いられているため、挿入した際に痛みやかゆみを生じるのが特徴です。 場合によっては重篤なアレルギー反応を示すため、気になる方は医療機関でアレルギー検査を受けておくようにしましょう。 うるおい不足 膣の入り口付近で感じる痛みの原因として、膣のうるおい不足も要因の1つです。膣のうるおいが不足すると、男性器を挿入した際に摩擦抵抗が生じ、性交痛を感じやすくなります。 たとえば性的興奮を得られないためにうるおいが不足する場合や、女性ホルモン低下による膣分泌液量の減少が考えられます。 うるおい不足になる原因は様々であるため、原因を特定されたい場合は専門の医療機関に相談してみるとよいでしょう。 セックスで挿入した際に、奥の方で感じる痛みの原因3つ 奥の方で感じる痛みの原因は、以下の3つが考えられます。 ・子宮内膜症 ・子宮筋腫 ・性器クラミジア感染症 こちらに関しては以下の記事で詳しく解説しております。 『セックスのときに子宮が痛い性交痛の原因と対策』について詳しく見る 婦人科の疾患が影響している場合もあるため十分に注意しましょう。 精神面が影響しているケースもある 性交痛は精神面が影響しているケースもあります。過去の性的なトラウマなどがあると、セックスに対する恐怖や緊張が痛みを生む可能性があります。 また性に対するネガティブな教育や情報の植え付けが、無意識的に性に対して拒否反応を示す場合があり、性交痛の原因となるのです。 パートナーとの相性にも注意が必要 パートナーとの相性が、性交痛の原因になる場合もあります。パートナーとのセックスがうまくいかず性的興奮が得られないと、うるおいが不足する可能性があるからです。 またセックスに対してネガティブなイメージがある場合には、パートナーに理解してもらい、セックスの方法を工夫してもらう必要もあるでしょう。 パートナーとの相性は、挿入した際の痛みの有無に関わるため、可能であればセックスの方法について話し合っておくとよいかもしれません。 セックスで挿入した際の痛みを緩和・治療する方法4つ セックスで挿入した際の痛みを緩和および治療する方法を4つ紹介します。 ・膣口の狭さ、処女膜強靭症に対する治療 ・萎縮性膣炎に対する治療 ・精神面が影響している場合の治療 ・パートナーとの接し方…

【40代の性交痛】原因から改善方法まで徹底解説!

  40代に多い性交痛とは? 40代の女性は特にホルモンのバランスが崩れやすく、性交痛を訴える方が多く存在しています。閉経に向けて女性ホルモンが減少し、体調の乱れが目立つ時期と言えます。また、膣の機能が低下し、潤い不足が起きることも原因の一つです。年齢とともに卵巣の機能が低下し、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少するため、体内のバランスが乱れ、多様な不調が現れることもあります。40代女性の体では、膣の血流低下が乾燥や感染を引き起こしやすくなることも知られています。40代に多い性交痛は、女性ホルモンが減少することで、膣の潤い不足や心理的要因など、多くの原因が関係している複雑な問題です。 性交痛が起こる原因 性交痛は、一般的に下記の原因が考えられます。 ・膣が生まれつき小さい ・潤い不足 ・処女膜強靭 ・婦人科の病気 ここでは性交痛の原因について解説します。 膣が生まれつき小さい 生まれつき膣が小さい方は、性交時に痛みを伴う方がいます。膣のサイズは人それぞれ異なるため、小さな膣を持つ方は性交痛を感じやすい傾向です。この痛みは、身体的な面だけでなく精神的な面でも影響を与えます。膣が小さいことで感じる痛みは、骨盤底筋と呼ばれる筋肉が関係しているのです。この筋肉が過度に収縮することで、膣が緊張し、膣口が狭く感じる方がおられます。膣が小さいことや骨盤底筋が過剰に収縮することで、性交痛を引き起こす可能性が考えられます。 潤い不足 膣内の潤い不足は、性交時に摩擦が生じ痛みを感じやすくなります。膣の潤い不足には、ストレスや極度の緊張などが関係しており、膣の分泌液を減少することで、性交痛を引き起こす場合があります。この問題は、女性だけでなく男性側にも協力を得て二人で解決していく必要があるでしょう。膣の潤いが不十分で起こる性交痛には、パートナーとのコミュニケーションとリラックスが欠かせません。また必要に応じて潤滑ゼリーの使用や、専門医のケアも検討してみるといいでしょう。 処女膜強靭症 処女膜強靭症は生まれつき処女膜が固く、性交時に挿入できない場合や強い痛みを感じる状態です。処女膜とは、膣の入口近くにある薄い粘膜であり、一般的に性行為を体験することで破れ、痛みが和らぐ傾向です。しかし処女膜が通常よりも厚く硬化している方は、挿入時の強い痛みや多量の出血を伴うケースがあります。主な原因は生まれつきによるものが多いですが、まれに後天的なケースも存在します。処女膜強靭症による性交痛は、適切な治療が必要で、症状によっては手術が検討されることもあるため、早めにクリニックの受診を検討しましょう。 婦人科の病気 婦人科の病気が原因で、性交時に痛みを伴う場合があります。一般的には、婦人科の病気で日常的に不調を感じないことも多く、気付いた時には病状が進行していることがあります。婦人科の病気による性交痛は、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣の嚢腫などです。これらの疾患は腹痛や月経不順などの症状とともに、性交痛を引き起こすことがあります。早期の診断と適切な治療が重要と言えるでしょう。日常生活では不調を感じずに、「気付いた時には病状が悪化していた」ということも起こり得るので、特に婦人科の病気には注意が必要です。 性交痛の改善方法 ここでは、性交痛の改善方法を2種類紹介します。 ・クリニックで治療を行う ・潤滑ゼリーを使用した痛みの緩和 性交痛でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。 クリニックで治療を行う 性交痛の治療は、クリニックで行うことが可能です。専門知識を備えたクリニックでの治療は、性交痛を根本的に解決できます。特に40代の女性に多い潤い不足が原因による性交痛には、インティマレーザーによる治療が推奨されています。この治療はメスを使用しないため、体への負担が少なく、安全性が高いです。レーザーを膣内に照射することで、膣の環境を整え、弾力性を向上させます。膣の弾力性を増すことで、乾燥を防ぐことで痛みの緩和に期待できるでしょう。性交痛の改善を目指す方は、クリニックで行うインティマレーザー治療が効果的で安全な選択肢と言えます。 潤滑ゼリーを使用した痛みの緩和 性交痛の主な原因である潤い不足を緩和する方法として、潤滑ゼリーの使用が挙げられます。潤滑ゼリーは性交時の痛みや不快感を和らげ、年齢を問わず多くの人に利用されています。このゼリーを使用することで、膣内に自然な潤いを再現し、滑らかで痛みの少ない性行為が可能です。潤滑ゼリーは手軽に利用できるため、性交痛を和らげるアイテムとして多くの方が活用しています。正しく使用することで、性交痛の改善に繋がるでしょう。 性交痛を感じる場所によって治療法が異なる 性交痛を感じる場所は、膣の奥と膣の入り口の2箇所であり、それぞれ治療法が異なります。膣の奥側で感じる痛みは、婦人病の可能性があります。主な婦人病は、子宮筋腫や卵巣嚢腫、子宮内膜症です。そのため婦人病による性交痛は、医師による診察や検査、治療が必要になります。一方、膣の入り口で痛みを感じる時は、主に膣の潤い不足が原因として挙げられます。そのため、インティマレーザー治療や潤滑ゼリーを使用し、潤い不足を解消することで、性交痛の改善に繋がります。 性交痛の治療内容 一般的に用いられる性交痛の治療には、下記の方法があります。 ・インティマレーザー ・処女膜切開手術 ・ピルを使用したホルモン療法 ここではそれぞれの治療の特徴や、期待できる効果について解説します。 インティマレーザー インティマレーザーは、膣にレーザーを照射し、膣内環境を整える治療方法です。膣の環境を整えることで、乾燥状態の緩和や性交痛の改善が期待されます。この方法は痛みや出血がほとんどなく、安全性が高いと言われており、効果的に性交痛を改善できる方法です。施術自体も時間がかからず、ダウンタイムも短いため、通常の日常生活に影響を与えません。また、インティマレーザーは、膣の引き締め効果や尿漏れの改善、黒ずみの解消にも効果があることが知られています。性交痛の治療法として、インティマレーザーはおすすめの治療法と言えるでしょう。 処女膜切開手術 処女膜切開手術は、膣の入り口を広げるために行われる治療法です。この手術は、硬い靭帯を除去して、膣の入り口を広げることで痛みを軽減します。性交痛が膣の狭さからくる場合、処女膜切開手術は効果的な治療方法となります。処女膜切開手術は、非常にデリケートな部分の手術です。手術を行うクリニックによって、術後の見た目や膣のバランスが異なる可能性があります。そのため安心して手術ができるクリニックを見つけることが大切です。 ピルを用いたホルモン療法 ピルを服用するホルモン療法は、膣の潤い不足を解消し、性交痛を緩和する治療法です。女性ホルモンは、膣の潤いに欠かせない役割を果たしています。そのためホルモンバランスを整えることで性交痛が軽減する可能性があります。またホルモンバランスの乱れは、性交痛だけでなく、体全体の不調に繋がりかねません。だからこそ、適切なケアが非常に重要です。ピルは症状や体質に合わせて処方されるため、安心感を持って取り組めます。ピルを用いたホルモン療法は、性交痛の軽減だけでなく、体全体の健康向上にも繋がる治療法です。 まとめ 40代で性交痛に悩む女性は多く、主にホルモンバランスや婦人病、潤い不足などが考えられます。特に40代になると閉経に向け、ホルモンバランスが崩れやすくなります。また、性交痛を経験することで、「また痛かったらどうしよう…」と不安な思いから、痛みを感じやすい環境になりかねません。性交痛の種類や原因によっては早めの診断と治療が必要な場合があります。性交痛でお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。

性交痛は婦人科の病気?痛みの原因と適切な対処方法を解説!

  性交痛の原因 性交痛には、下記の原因が考えられます。 ・婦人科の病気 ・膣内の潤い不足 ・膣の入り口が狭い ここでは、性交痛が起こる原因について解説します。 婦人科の病気 最も注意すべき性交痛の原因として、婦人科の疾患があります。主な病名としては、卵巣嚢腫や子宮内膜症、クラミジア感染症などが挙げられます。子宮内膜症は子宮内膜が異常に成長し、性交時に刺激を受けることで激しい痛みが生じる場合があります。一方、卵巣腫瘍は初期段階では症状がほとんど現れませんが、腫瘍が大きくなるにつれて下腹部の痛みや性交時の痛みが増す可能性があります。性交痛が続く場合は、適切な検査と治療を受けるようにしましょう。 膣内の潤い不足 緊張やストレスの影響で膣の潤いが低下し、摩擦による痛みを感じている方が多いです。ストレスや緊張が続くと、膣の潤いが減少します。その状態で挿入をすると、摩擦が増加し痛みを引き起こしてしまうでしょう。膣は非常にデリケートで、些細なストレスでも潤いが減少することがあります。また、パートナーとのコミュニケーション不足や適切な前戯がないことも、膣の潤い不足と性交痛に繋がります。 膣の入り口が狭い 生まれつき、膣の入り口が狭い場合は、性交痛が生じる場合があります。個々の性器の形や位置、膣の広さ、処女膜の厚さなどは生まれつき異なり、これらの身体的特徴が性交痛に関係する場合があります。膣の入り口が狭いと、挿入時に摩擦が増し、痛みを感じる女性が多いでしょう。体の特徴による性交痛は、適切な前戯や潤滑剤の使用、リラックスした状態での性行為などで和らげることができます。しかし痛みが持続する場合には、医師の診断と指導を受けることが重要です。 性交痛を感じる場所 性交痛の痛みを感じる場所は、主に2箇所になります。 ・膣の奥 ・膣の入り口 痛みの場所によって原因が異なり、婦人科の病気の可能性もあるため注意しましょう。 膣の奥 性交痛が膣の奥で感じられる場合は、婦人科の病気の可能性が考えられます。奥側の痛みは、クラミジア感染症や卵巣腫瘍、内臓の癒着や炎症が関係している場合があります。これらの疾患は進行すると不妊症の原因にもなるため、早い段階での診察が重要です。早めの対処が、健康な性生活と将来の健康を守ることに繋がります。 膣の入り口 膣の入り口で感じる痛みの場合、潤い不足や緊張、膣の入り口が狭いことが関係しているでしょう。強い緊張感は、膣の筋肉を過度に収縮させ、痛みを引き起こす場合があります。また、疲労やストレスによる免疫力の低下も、膣内に影響を与える可能性があるでしょう。他にも処女膜が通常よりも厚い場合、処女膜強靭症と呼ばれ、手術が必要なケースもあります。性交痛が膣の入り口付近で起きる場合は、潤滑剤の使用やリラックスした状態での性行為が緩和に役立ちます。しかしそれでも痛みが続く時は、クリニックへの受診を行うと安心です。 性交痛の治療ができる病院 性交痛の治療には、一般的に下記の病院で治療が行われます。 ・婦人科 ・婦人科形成 婦人科と婦人科形成は共に医療機関ですが、それぞれ治療できる内容が異なります。ここではそれぞれの特徴と違いについても解説します。 婦人科 婦人科は、女性の健康に特化した医療機関です。主に、女性特有の疾患や問題に対する治療を行っています。例えば、月経障害や妊娠に関すること、子宮筋腫などの一般的な女性疾患の知識を備えており、診断や検査、治療を行います。しかし、女性器の美容や機能に関する悩みには、専門的な知識が不足することがあるため、抱えてる問題に適した医療機関の受診が必要でしょう。婦人科は女性の健康全般をサポートする重要な医療機関であり、適切なアドバイスと治療を提供しています。 婦人科形成 婦人科形成では、女性のデリケートゾーンの悩みに対する治療を行う病院です。女性の悩みに特化した婦人科形成は、性交痛や不快感に対する専門的なケアを提供してくれるでしょう。他にも性交痛だけでなく、膣の形状や外観、尿漏れなどの悩みも専門であり、ニーズに合わせた治療が可能です。特に性交痛の場合、婦人科形成では、痛みの原因を根本的に改善する治療に注力しています。性交痛でお悩みの方は、婦人科形成で相談してみると安心できるでしょう。 性交痛の治療目安 性交痛の治療目安は、「性交時に激しい痛みがある」「頻繁に痛みを感じる」「痛みが長時間続く」時です。性交時やその後に痛みを感じる背後には、生理的な要因や炎症、感染症などが考えられます。その場合、専門医による診断と適切な検査を行うことで根本的な原因を特定し、適切な治療法が見つけられるでしょう。性交痛でお悩みの方は、早めに受診を行い、痛みの軽減や健康な性生活の回復に向けて取り組むことが重要です。専門医のケアを受け、健康と性生活を向上させるための対処法を見つけましょう。 性交痛の治療法 性交痛の治療は、さまざまな方法があります。 ・インティマレーザー ・処女膜切開手術 ・ピルを用いたホルモン療法 症状に合わせ、適切な治療を行うことが大切です。 インティマレーザー インティマレーザーは、膣にレーザーを照射し、膣内環境を整える治療方法です。膣の環境を整えることで、乾燥状態の緩和や性交痛の改善が期待されます。この方法は痛みや出血がほとんどなく、安全性が高いと言われており、効果的に性交痛を改善できる方法です。施術自体も時間がかからず、ダウンタイムも短いため、通常の日常生活に影響を与えません。また、インティマレーザーは、膣の引き締め効果や尿漏れの改善、黒ずみの解消にも効果があることが知られています。性交痛の治療法として、インティマレーザーはおすすめの治療法と言えるでしょう。 処女膜切開手術 処女膜切開手術は、膣の入り口を広げるために行われる治療法です。この手術は、硬い靭帯を除去して、膣の入り口を広げることで痛みを軽減します。性交痛が膣の狭さからくる場合、処女膜切開手術は効果的な治療方法となります。処女膜切開手術は、非常にデリケートな部分の手術です。手術を行うクリニックによって、術後の見た目や膣のバランスが異なる可能性があります。そのため安心して手術ができるクリニックを見つけることが大切です。 ピルを用いたホルモン療法 ピルを服用するホルモン療法は、膣の潤い不足を解消し、性交痛を緩和する治療法です。女性ホルモンは、膣の潤いに欠かせない役割を果たしています。そのためホルモンバランスを整えることで性交痛が軽減する可能性があります。またホルモンバランスの乱れは、性交痛だけでなく、体全体の不調に繋がりかねません。だからこそ、適切なケアが非常に重要です。ピルは症状や体質に合わせて処方されるため、安心感を持って取り組めます。ピルを用いたホルモン療法は、性交痛の軽減だけでなく、体全体の健康向上にも繋がる治療法です。 まとめ 性交痛の原因は、潤い不足や膣の大きさ、婦人科の病気の可能性が挙げられます。性交痛は、デリケートな悩みであるため、誰にも相談できずに一人で悩む女性も少なくありません。当院では、カウンセリングから治療まで、経験豊富な女性医師が担当させていただきます。痛みを我慢せず、まずは一度お気軽にご相談ください。

【20代の性交痛】治療方法や原因を詳しく解説

1. 性交痛とは 性交痛とは、セックスの際に感じる痛みの総称です。全国の20〜69歳の男女を対象に、セックスや性の実情について一般社団法人日本家族計画協会家族計画研究センターがインターネット調査をしました。この調査によると、20〜40代女性の約66%がセックスの際に痛みを感じたことがあると回答しています。さらに20代の女性にいたっては、74.1%もの方が性交痛を経験したことがあると回答しています。性交痛は決してめずらしい症状ではなく、多くの女性が経験する身近な問題といえるでしょう。 2. 20代で起こる性交痛の原因 「処女であれば100%痛みを伴う」と思われがちですが、実は必ずしも痛みがあるとは限りません。処女膜はタンポン使用時や激しい運動によってすでに破れているケースがあり、処女であっても全く痛みを感じない方もいます。20代で起こる性交痛の主な原因は以下の3つです。 ・体質的なもの ・うるおい不足によるもの ・婦人科の病気によるもの 体質的なもの 生まれもった体質により、性交痛が引き起こされる場合があります。 【処女膜強靭症】 処女膜強靭症は、生まれつき処女膜が厚く、硬い状態を指します。処女膜が硬いため、セックスの際に激しい痛みを感じやすく、時に出血を伴います。セックス以外では症状を感じられないため、性交時に初めて異常に気づくケースが多いです。処女膜強靭症の原因は生まれつきであることが多いです。医師が膣鏡などを用いて観察し、処女膜強靭症かどうか診断します。 【ラテックスアレルギー】 ラテックスアレルギーは天然ゴム製品に触れることで生じるアレルギー反応です。天然ゴムは、ゴム手袋などの医療用品のほかにも、ゴム風船やコンドームにも含まれています。ラテックスアレルギーで最も多い症状は、じんましんやかゆみ、発赤です。男性器を挿入した際に違和感を感じながらも行為を続けると、痛みを伴う可能性があります。 うるおい不足によるもの 性交痛の多くは「うるおい不足」が原因です。 男性器を挿入する際やピストン運動で生じる摩擦を円滑にしてくれるのが膣のうるおいです。 膣がうるおい不足におちいる原因を解説します。 【前戯が不十分な場合】 膣のうるおいを得るためには、性的な興奮が必要不可欠です。性的な刺激により脳が興奮すると、全身の血流量が上がるため下半身にも大量の血液が流れ込みます。すると膣壁から潤滑液が分泌されやすくなり、うるおいを得やすくなるのです。しかし前戯が不十分だと性的興奮が感じられず、うるおいが不足したまま挿入するため、性交痛が起こりやすくなります。 【ストレスや緊張による場合】 膣のうるおいを保つためには、性的な興奮を得ると共に、心身がリラックスする必要があります。しかし男性経験が少ない方や処女の方は、セックスの際にストレスや緊張を感じやすいため濡れにくくなってしまうのです。また過去に何らかのトラウマがあり、性に関してネガティブなイメージを持っている方は、無意識のうちに緊張が高まる傾向にあります。そのため十分なうるおいを得られず、性交痛が生じます。 婦人科の病気によるもの 婦人科の病気と聞くと「20代には無関係」というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。20代でもまれに、性交痛によって婦人科疾患が発覚するケースがあります。 【子宮筋腫】 子宮筋腫は、30歳以上の女性20〜30%にみられる病気です。 子宮にできる腫瘍ですが、悪性ではありません。しかし、貧血や痛みなどさまざまな症状を引き起こすため、早期発見と早期治療が重要です。 子宮筋腫の症状は、月経痛や異常出血、腰痛、頻尿などがあります。また、セックスの際に激しくされると奥の方が痛む場合があります。 子宮筋腫ができた場所や症状によっては、不妊や流産の症状が生じるため、気になる方は早めに医療機関を受診しましょう。 【卵巣腫瘍】 卵巣は2〜3cmの大きさで、子宮の左右にひとつずつ存在します。卵巣腫瘍はその名の通り、卵巣に腫瘍ができる病気です。子宮筋腫とはちがい、悪性腫瘍の可能性があるため特に注意が必要です。 卵巣腫瘍の症状はお腹の張り、下腹部の痛み、頻尿などがあります。腫瘍が小さいうちは症状はありませんが、大きくなるにつれて症状がはっきりとしてきます。 男性器が直接、腫瘍には当たりませんが、行為が激しいと下腹部に痛みを感じるかもしれません。 【子宮内膜症】 子宮内膜症は、子宮内膜や子宮内膜に似た組織が、何らかの原因で子宮内膜以外の場所に発生する病気です。30〜34歳が発症のピークといわれていますが、20代でも発症します。 子宮内膜症ができる場所は、卵巣や子宮と直腸の間(ダグラス窩)など膣より奥の場所です。代表的な症状は月経痛などの痛みで、セックスの際にも痛みが出現します。性交痛のほかに、腰痛や下腹部痛、排便時痛がある場合は子宮内膜症も疑われるでしょう。 【性器クラミジア感染症】 性器クラミジア感染症とは、クラミジアという細菌に感染して発症する性感染症です。比較的若い年齢の女性に多く、感染経路は主に性行為です。 クラミジア感染症が進行すると性交痛だけにとどまらず、子宮や卵巣、骨盤内に炎症が広がるため、激しい下腹部痛が生じます。 3. 20代の性交痛を治療する方法 20代の性交痛を治療する場合、原因を特定してその原因疾患に合った治療をする必要がある。 処女膜強靭症の治療方法 処女膜強靭症の治療は、性交痛の原因となっている処女膜の硬い部分を切除する手術療法が一般的です。処女膜がある入口付近だけではなく、奥の方も痛む場合には膣粘膜を保護するレーザー(インティマレーザー)治療も検討されます。処女膜強靭症の治療については「処女膜切開術で解消できる悩みと治療法」をご参照ください。 婦人科疾患の治療方法 婦人科疾患を治療する場合、それぞれの疾患に合わせた治療が必要です。原因を特定するのが最優先されるため、痛みを感じて不安な場合には専門の医療機関への受診をおすすめします。当院を受診し、婦人科疾患が疑われた場合には専門の医療機関を紹介しています。まずは、気軽に相談することから検討してみましょう。 4. 20代の性交痛をすぐに解消するには 「性交痛を早く改善したい」「まずは自分でできる改善方法を試してみたい」という方に向けて、以下の3つの方法を紹介します。 ・パートナーに性交痛があるのを打ち明ける ・愛撫に時間をかけてもらう ・潤滑ゼリーを使用する 愛撫に時間をかけてもらう 性的な興奮が不十分でうるおいが足りていない場合には、愛撫に時間をかけてもらうようにしましょう。長すぎるとお互いが疲れる可能性もあるため、15分程度が目安です。愛撫に時間をかけてもらうのが恥ずかしい方は、部屋を暗くしたり慣れた場所でおこなったりするなどの工夫をしてみましょう。 潤滑ゼリーを使用する うるおい不足で痛みが生じている場合には、潤滑ゼリーの使用がおすすめです。潤滑ゼリーは性交痛緩和を目的に作られているため、体への害はありません。当院でも「リューブゼリー」という商品を取り扱っています。お気軽にお問い合わせください。リューブゼリーについては「性交痛を和らげるリューブゼリーについて」をご参照ください。 5. 20代でも安心、当院の治療方針 性交痛はとてもデリケートな問題です。そのため20代という若い年代では、病院に相談にいくのが恥ずかしいという方もいらっしゃいます。当院では、ほかの患者さまとお顔を会わせなくてすむよう完全予約制にし、プライバシーの確保に細心の注意を払っています。またカウンセリングから治療、アフターケアまで、院長である女性医師が担当します。「病院にいくのが初めて」の方でも安心して相談が受けられるよう、万全の体制を整えています。…

【30代の性交痛】治療方法や原因を詳しく解説

  1. 30代で起こる性交痛の原因 30代で起こる性交痛の原因は、以下の4つです。 ・加齢によるもの ・婦人科の病気によるもの ・精神的なもの ・パートナーとの相性によるもの 加齢によるもの 痛みのないセックスには、膣のうるおいが必要不可欠です。膣のうるおいには、女性ホルモンであるエストロゲンの働きが重要です。エストロゲンの分泌量は、一般的に閉経前後に減少し始めますが、早い方では30代後半から減少しはじめます。エストロゲンの分泌量が減少すると、膣内の弾力が低下し、膣壁が薄くなっていきます。あわせて膣の粘膜のコラーゲンが減少するため膣内が乾燥しやすくなるのです。 膣内が乾燥すると、男性器が挿入された際に摩擦抵抗を感じやすくなるため性交痛の原因になります。 婦人科の病気によるもの 膣や子宮などが関連する婦人科の病気が性交痛の原因になる可能性もあります。 性交痛の症状が現れるのは以下の4つの疾患です。 子宮筋腫 卵巣腫瘍 子宮内膜症 性器クラミジア感染症 順番に解説します。 【子宮筋腫】 子宮筋腫は子宮に発生する良性の腫瘍で、30歳以上の女性のうち約20〜30%が罹患します。悪性(がん)ではないとはいえ、月経痛や異常出血、腰痛、頻尿など、生活の質に関わる症状が出現します。そのため、できるだけ早期に見つけて対処することが重要です。 また、セックスで奥の方を刺激された際に、深部で痛みを感じるケースがあります。さらに子宮筋腫は、位置や大きさにより、妊娠への影響も及ぼすことがあります。不妊や流産のリスクが上がる可能性もあるため、不安を感じたり、上述の症状が見られたら、専門医に相談しましょう。 【卵巣腫瘍】 卵巣腫瘍は、卵巣に腫瘍が発生する疾患です。卵巣は子宮の左右に各一つずつ存在する2〜3cm大の器官です。卵巣腫瘍は悪性化する可能性があるため、子宮筋腫とは異なり特に警戒が求められます。 腫瘍が小さなうちは、症状が現れにくいのですが、大きくなると腹部の張りや下腹部の痛み、頻尿などの症状が出始めます。腹部の張りや頻尿などの症状は、卵巣腫瘍の可能性を示す兆候となるため、注意が必要です。 また、性交時に下腹部に痛みを感じる場合もあります。男性器が直接腫瘍に触れることはありませんが、性交が激しい場合には腹部に痛みを引き起こすことがあるのです。症状が見られたら早めに専門医に相談し、早期発見・早期治療を心掛けましょう。 【子宮内膜症】 子宮内膜症は、通常子宮内に存在する子宮内膜やそれに類似した組織が、本来であれば存在しない部位に発生する疾患です。特に30歳から34歳の女性に多く見られますが、20代で発症する場合もあります。 発症箇所は、卵巣や子宮と直腸の間(ダグラス窩)など、膣より奥に位置する部分が多いです。主な症状としては、月経痛が挙げられます。また、性交痛も子宮内膜症の特徴的な症状です。その他、腰痛や下腹部痛、排便時の痛みなども子宮内膜症が疑われる症状であるため、気になる場合には早めに医療機関での診断が必要です。 【性器クラミジア感染症】 性器クラミジア感染症は、クラミジアと呼ばれる細菌によって引き起こされる性感染症の一つです。性器クラミジア感染症は、若年層の女性に多く見られ、主な感染ルートは性行為です。 初期段階では自覚症状が少ないため、見過ごされがちですが、進行するとさまざまな症状を引き起こします。特に、性交痛はその一つで、クラミジアが進行して子宮や卵巣、骨盤内へと炎症が広がると、強い下腹部痛も引き起こすことがあります。 感染防止のためには、適切な性行為と定期的な健康診断が必要です。 精神的なもの 性交痛の原因は、身体的な問題だけではありません。精神的な問題により性交痛が引き起こされる場合もあるのです。精神面が原因となって起こる性交痛は、過去のトラウマが関連します。 ・セクハラ行為を受けた ・セックスの際に乱暴に扱われた ・ショッキングな映像を見た このような経験がある方は、無意識的にセックスや性に対して恐れや嫌悪感を抱いている可能性があります。セックスに対し恐怖感や嫌悪感があると、十分な性的興奮が起こらず濡れにくくなります。うるおいを得るためには、心身ともにリラックスしている状態がのぞましいのです。 パートナーとの相性によるもの パートナーとの関係性は、性交痛を引き起こします。前述した通り、膣のうるおいを得るためには女性の心と体のリラックスと性的興奮が必要です。しかし、女性が仕事やプライベートで疲れて気分が乗らない時に、パートナーから誘われたらいかがでしょう。理由を説明し、断れる関係性なら問題ありません。しかし、断りきれずセックスをする流れになると思うように性的興奮が得られないため、うるおいが不足して性交痛が引き起こされるでしょう。どんな時でもお互いの気持ちを尊重し合えるパートナーとの関係性や相性が重要です。 2. 30代が行える性交痛の対策 30代の性交痛対策は、原因の特定が優先されます。しかし、「まずは自分で改善できる方法を模索したい」という方は、下記の対策をおこなってみましょう。 潤滑ゼリーを活用する セックス中に乾燥や摩擦による痛みを感じる場合は、潤滑ゼリーの使用をおすすめしています。潤滑ゼリーは、セックスの際に感じる不快感や痛みを軽減するために設計されており、人体への悪影響はありません。当院でも「リューブゼリー」という潤滑ゼリーを取り扱っておりますので、適切な使用方法や詳細については、お気軽にご質問ください。潤滑ゼリーの利用により性交痛が緩和され、パートナーと心地よい行為が可能になるかもしれません。 リューブゼリーについては「性交痛を和らげるリューブゼリーについて」をご参照ください。 精神的にも身体的にもリラックスする 適度なうるおいを得るためには、精神的にも身体的にもリラックスする必要があります。自分自身では大丈夫なつもりでも、無意識のうちに緊張やストレスを感じている可能性があります。以下の5項目を試してみましょう。 ・パートナーと話し合う ・痛みのことを考えすぎない ・シャツを着たままセックスする ・部屋を暗くする ・避妊をする 【パートナーと話し合う】 パートナーに性交痛があるのを打ち明けるのは、うるおいを得るための重要なステップです。心配ごとや不安をさらけ出すと、お互いの理解が深まるからです。特に前戯の時間を十分にとるのは大切で、性的な興奮が得られやすくなると同時に自然と心と体がリラックスします。そのためうるおいが増し、性交痛の緩和が期待できるでしょう。 【痛みのことを考えすぎない】…

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