セックスの時に痛くて入らない、膣の手前の方が「ズキズキ」と痛む、という症状の方は実はたくさんいらっしゃいます。 デリケートなお悩みだからって一人で抱え込んではいませんか?今回はそんなあなたに向けて原因や解決方法を解説していきたいと思います。
痛くて入らない!入り口付近のズキズキの原因
ではなぜズキズキとした痛みが発生するのでしょうか?原因は主に4つ考えられます。
ズキズキの原因1:処女膜強靭症
原因1つ目は、処女膜強靭症です。
処女膜強靭症は、処女膜が生まれつき硬く、分厚い人のことを言います。
処女膜は生まれつき膣の入り口の近くにあるヒダ状の膜このことで、この硬さや厚みには生まれつき個人差があります。 しかし人より処女膜が厚いため、挿入時に突っかかり激しい痛みを催すことがあります。 クリニックでお話しを聞いていると、前戯の際指一本すら入らないとおっしゃる患者様もいます。
この場合無理やりセックスをしようとすると、痛みを伴うだけでなく出血する場合がありますので注意しましょう。 自覚症状は無く、月経などでも痛みを感じることはありません。
何回かセックスを経験したのちに、クリニックにて処女膜強靭症と診察されることが多いです。
▼関連記事:処女膜強靭症について
ズキズキの原因2:膣の入り口が小さい
原因2つ目は、膣の入り口が小さいことです。
生まれつき膣の入り口が小さく、物理的に入らないことがあります。 入らないものに無理やり挿入しようとするので、痛みが出るのはイメージできますよね。
▼関連サイト:セックスセラピストについて
当院での治療方針
「自分に合った治療方法があるのか心配」「担当医が変わってしまうのが不安」、そんなお悩みを解決いたします。 当院ではヒアリングから手術、アフターケアまですべて院長が担当します。担当医が変わるなどの心配はありません。
また、他院での手術や治療を受けたにもかかわらず改善しない、思っていたのと出来が違うといったお悩みも解決いたします。 丁寧なヒアリングで、お一人お一人に合った治療方法をご提示します。是非カウンセリングだけでもご利用ください。
▼関連記事:膣口の狭さについて
ズキズキの原因3:心的要因
原因3つ目は、心的要因です。
疲れやストレスなど、体調・精神が疲弊している時に痛みがあることがあります。 また過去の体験で痛い思いをしたなどが原因となって緊張で体がこわばってしまったり、挿入ができなかったりすることがあります。
これは膣内が濡れていないために引き起こされることが多く、まずは十分にリラックスしたり休養をとったりすることが大切です。
以上、3つの原因をご紹介しましたが、これ以外の原因もなくはありません。 また、「心理的な問題が原因と言われていたが、実際は処女膜強靭症だった」というケースもたくさんあります。
まずは専門クリニックにて、診察をするのがベストです。 最近は女性器形成といったデリケートゾーンに特化したクリニックもたくさんありますので、1歩踏み出してカウンセリングに行ってみるのはいかがでしょうか。
ズキズキの治療について
セックス時のズキズキを解消する方法とをご紹介します。 原因が明確になれば、治療法も必ず見つかりますので参考にしてみてください。
処女膜強靭症には「処女膜切開手術」
文字通り処女膜を切開することで膣口を広げる手術です。 静脈麻酔と局所麻酔を使用するため、痛みが心配な方も安心して受けられます。手術自体は15分程度で終わります。
術後は血液がにじむ可能性があるため、3~4日はナプキンを当てていただきます。
処女膜切開手術
処女膜切開手術は、文字通り処女膜を切開する手術です。 とはいっても15分程度で終わるので日帰りでの手術が可能です。
突っ張っている処女膜靱帯を切って縫合することで、症状を改善することができます。 切開の方法は処女膜の一部を切開するやり方と、リング状に切開する方法の二つがあり、症状によって切開方法が異なります。 局部麻酔や、痛みが苦手な方には笑気麻酔を行っているクリニックもあります。
手術時間 | 15分から30分ほど。日帰りでの治療が可能です。 |
お風呂 | シャワー浴は当日から可能で、3日経過するとお風呂での入浴も可 |
予想される症状 | 1週間程度痛み等の違和感が3日~1週間ほど続く ※個人差あり |
通院期間 | 抜糸のため1週間後、再度来院していただくだけで長期の通院などは不要 |
膣の入り口が小さい場合は「膣口拡張手術」
この手術は処女膜切開手術問一緒に行われることが多いです。
また、他院で一度処女膜切開手術をしたにもかかわらず性交痛が収まらない、突っ張った感じがしてまだ挿入が難しい場合に行われることもあります。 膣口拡張手術については、当院では膣口をお一人お一人確認して広げる手術となっています。
ですので膣の入り口の大きさや膣を占める筋肉のゆるみ具合により適切な手術をすることが大切です。 具体的な手術内容については、患者様ごとに違いますので診察の上で医師の判断を仰いでください。 多くの場合は入院する必要もなく、日帰りでの手術が可能です。
性交 | 1か月+αで可 |
注意点 | 術後は7~10日間ナプキンを当てていただきます。 |
セックスセラピーを受けてみる
セックスセラピーとは個人・カップルの性的な問題を専門とするセラピーのことです。
性科学の資格を持った専門家で、まずはどんな問題があるのか、それはセックスセラピーで解決できるのかを判断し、治療ができる場合は質問など深く知るために対話をしていきます。 セックスセラピーを利用するうえでで一番大切なことは、セラピストの方との相性です。
話してみて、この人とは合わないな、と感じたら無理に受ける必要はありません。 他にもセラピストの方はたくさんいますので、話しやすい方と対話を重ねるのが良いでしょう。
治療は何をするのかというと、まずセラピストが8~12週間の治療プランを立てます。 その際、セッションごと利用者合った課題を出し、それを段階的にそれをクリアしていく、というような形で治療することが多いです。
パートナーと一緒に受ける人も多いので、場合によっては二人で受けてみるといいでしょう。
▼関連サイト:セックスセラピストについて
当院での治療方針
「自分に合った治療方法があるのか心配」「担当医が変わってしまうのが不安」、そんなお悩みを解決いたします。 当院ではヒアリングから手術、アフターケアまですべて院長が担当します。担当医が変わるなどの心配はありません。
また、他院での手術や治療を受けたにもかかわらず改善しない、思っていたのと出来が違うといったお悩みも解決いたします。 丁寧なヒアリングで、お一人お一人に合った治療方法をご提示します。是非カウンセリングだけでもご利用ください。