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膣の入り口から出血する性交痛の原因は?治療法を解説
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「セックスした後に入り口付近から出血してしまった」 「膣の入り口付近で性交痛を感じる」 性交時に思わぬ出血が見られると、不安に感じる方もいるでしょう。膣の入り口から出血する原因はさまざまです。性交時の出血には生まれつきの体質や女性ホルモンの変化・病気などが関係しています。 本記事では、膣の入り口付近からの出血を伴う性交痛の原因5つと治療方法を紹介します。出血の原因を知って、自分に合う対処法を見つけましょう。 入り口付近から出血してしまう性交痛の原因5つ 性交渉の際、男性器を挿入するときに出血を伴う痛みの原因5つを詳しく解説します。まずは、出血の原因を知ったうえで治療法を知りましょう。 処女膜強靭症 処女膜強靭症(しょじょまくきょうじんしょう)である場合、性交時に強い痛みや出血を伴うケースがあります。処女膜強靭症とは、生まれつき処女膜が厚くて硬い症状のことです。 上記に当てはまる場合は、処女膜強靭症を疑いましょう。処女膜強靭症は自然に治らないため、痛みや出血が続く場合は手術での治療が必要です。 膣の入り口が狭い体質 生まれつきの体質で膣の入り口が狭い場合、指や男性器をムリに挿入すると出血します。性交時に以下の症状が出る場合は、膣の入り口が狭いと考えられるでしょう。 膣の狭さと処女膜強靭症との区別は難しいため、医師に診察してもらうのがオススメです。セルフマッサージや膣の入り口を広げる器具「ダイレーター」の使用してが効果的ですが、改善しない場合は、手術で膣の入り口を広げる方法もあります。 細菌性膣症 細菌性膣症の症状が悪化すると、不正出血を伴う可能性があります。細菌性膣症は、膣内にある常在菌のバランスが乱れ、雑菌がたくさん増えることで症状が出る感染症です。 細菌性膣症にかかると、主に以下の症状が現れます。 細菌性膣炎は、免疫が落ちているときにかかりやすくなります。膣内の殺菌を増やさないためにも、性行為の際は陰部や手指を清潔に保ち、パートナーには必ずコンドームを付けてもらい、予防しましょう。 女性ホルモン減少に伴った膣萎縮 女性ホルモン減少の影響で膣が萎縮している場合、性行為を行うと出血するケースがあります。 妊娠の準備に必要な女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量が減ると、膣内が乾燥しやすくなります。膣内が乾燥すると水分が失われ、膣萎縮が起こる仕組みです。 萎縮し、乾燥した膣は刺激に弱くなるため、性交時の摩擦により出血を伴うケースもあります。膣萎縮は加齢とともに現れやすいため、性交時には膣内が十分に潤ったかを確認して挿入を試みましょう。 子宮膣部びらん 「子宮腟部びらん」も、性交時に出血が起きる原因のひとつです。 びらんは「ただれ」の意味がありますが、実際にただれているわけではありません。子宮腟部びらんは、20〜40代女性の約80〜90%の方に見られる症状のため、病気ではない点を念頭におきましょう。 子宮腟部びらんがある場所は非常に傷つきやすいため、性交時の摩擦が原因で出血を起こすケースがあります。傷口から細菌感染すると、腰痛や排尿障害を起こす可能性もあるため、出血があったときは早めに婦人科を受診しましょう。 入り口から出血してしまったら? 膣の入り口から出血した場合は、適切な対応をしなければなりません。出血の原因はそれぞれ異なるため、症状ごとの治療方法を解説します。 応急処置 性交時に出血が見られたときは安静にし、止血を試みましょう。清潔なガーゼやハンカチで局部を強めに押すと止血できます。 自分で止血がうまくできないときは、パートナーに手伝ってもらいましょう。血液感染を防ぐため、止血の際は手にビニール袋を巻いて行うのがオススメです。 婦人科形成に相談する 生まれつきの体質や膣内の乾燥が原因で出血するときは、婦人科形成に相談しましょう。婦人科形成では、以下の治療が可能です。 処女膜切開手術は、処女膜を切開し、縫合する手術です。突っ張っている処女膜靭帯を解除することで、痛みの改善を期待できます。 膣入り口の拡張手術方法ですが、膣の狭い部分は一人ずつ異なるため、患者に合う方法で手術を行います。 膣内に潤いを与え、性交痛をやわらげたい方には、痛みをほとんど感じないレーザー治療がオススメです。レーザー治療では、膣の潤いをアップさせて乾燥を改善させることができます。当院「みどり美容クリニック」では、すべて対応可能なのでお気軽にご相談ください。 婦人科系のクリニックに相談する 感染症が原因の出血は、婦人科系のクリニックに相談しましょう。細菌感染によって膣内が炎症を起こしている場合、膣剤や内服薬・塗り薬などを使った治療が必要です。 出血以外にも以下の症状が見られるときには、早めに婦人科を受診しましょう。 細菌性膣症であるかは、婦人科でおりものを採取して顕微鏡で見ると簡単にわかります。細菌性膣症状と診断された場合、膣内の洗浄や抗菌薬での治療が一般的です。 感染症は放っておくと骨盤内やほかの内臓にまで炎症が広がるため、出血以外にもおりものや匂いに変化があるときは迷わず受診しましょう。 予防とケア 性交痛や膣入り口の出血に悩まないためにも、予防やケアが大切です。 乾燥が原因で出血する場合は、会陰部分が切れないように日頃からデリケートゾーンにも使えるクリームで保湿をしましょう。性交時の摩擦ダメージを減らしたいときには、潤滑剤の代わりになる「リューブゼリー」がオススメです。 性交痛をやわらげるためには、パートナーの協力も欠かせません。体位を変えるだけでも挿入時の痛みが軽減されることもあります。細菌感染を防ぐためにも、性交前には体をキレイに洗い、パートナーには必ずコンドームを付けてもらいましょう。 緊張していると膣内が潤いにくいため、二人で話し合ってリラックスできる雰囲気作りも大切です。 膣の入り口がヒリヒリしたら医師に相談しましょう 性交時に痛みや膣の入り口から出血が見られた場合、なるべく早く医師に相談しましょう。細菌感染が出血の原因である場合、放っておくと炎症が広がる可能性があります。 体質や乾燥が原因の出血は、女性器形成の専門医への相談がオススメです。当院では、女性器形成のパイオニアである医院長が診察や施術を行います。性交痛でお悩みの患者様の症状を多数改善してきた実績がありますので、「痛いけど我慢すればいい」と諦める前にお気軽にご相談ください。
Written on May 31, 2024 at 4:55 PM
Categories: 膣が狭い
膣の入り口がヒリヒリする性交痛の原因は?治療方法を解説

「セックスしたあとに、入り口がヒリヒリと痛む」 「膣の入り口が赤く腫れてヒリヒリする」 性行為後に膣の入り口が痛くなり、原因がわからないまま不安に感じる方もいるでしょう。膣の入り口が痛む原因は性行為だけではないため、改善するには痛みのもとを知ることが大切です。 本記事では、膣の入り口がヒリヒリする性交痛の原因と治療方法を紹介します。快適な性生活を送るためにも、痛みの原因を知って自分にあう対処法を見つけましょう。 挿入時に入り口がヒリヒリ痛む原因4つ 男性器の挿入時に入り口が痛むことは決して珍しいことではありません。 【ジェクス】ジャパンセックスサーベイの調査によると、40代女性の63.9%もの方が「セックス時に痛みを我慢している」ことがわかっています。(※) 膣の入り口が狭い体質の方がパートナーに遠慮して我慢をしていると、挿入時に痛みを感じる可能性が高まります。 性交渉の際、男性器の挿入時に膣の入り口が痛くなる4つの原因をわかりやすく解説します。 ※参考:【ジェクス】ジャパンセックスサーベイ2020「若い女性は痛いセックスをしている!」 生まれつき膣の入り口が狭い 生まれつきの体質で膣の入り口が狭い方は、男性器の挿入時に痛みを感じやすくなります。女性が小柄で男性が大柄と、パートナー同士の体格差が大きい場合に起こりやすい痛みです。 生まれつき処女膜が厚い「処女膜強靭症」 処女膜強靭症(しょじょまくきょうじんしょう)の方は、挿入時に強い痛みを感じるケースがあります。処女膜強靭症とは、生まれつき処女膜が厚くて硬い体質のことです。 リラックスした状態で挿入をしても痛みを強く感じるときは、処女膜強靭症の可能性を視野に入れましょう。処女膜強靭症の場合、自然治癒やセルフトレーニングでは痛みが改善しないパターンも多く見られます。 より根本的な改善を希望する場合は、女性器専門の医師による切開手術が望ましいでしょう。 膣内が乾燥している 膣内の乾燥も、挿入時に痛みを感じる原因のひとつです。 女性は更年期が近づくと、若々しさを保つ女性ホルモンの分泌量が減り、皮膚全体が乾燥し始めます。陰部も乾燥するため、性交時に摩擦が強まり、痛みを感じるメカニズムです。 女性ホルモンが欠乏すると、膣粘膜が萎縮して潤滑液も出づらくなるため、さらに痛みを感じやすくなるでしょう。 膣内の乾燥対策として、潤滑液の代わりになるデリケートゾーン専用潤滑ゼリーの「リューブゼリー」を使用するのもオススメです。 誘発性膣前庭炎 誘発性膣前庭炎(ゆうはつせいちつぜんていえん)である場合も、挿入時に痛みを感じます。 誘発性膣前庭炎とは、「膣前庭」と呼ばれる膣の周囲や入り口部分が過敏になり、軽く触れただけでも痛みを感じる症状です。20〜60代と幅広い年齢層で見られます。 誘発性膣前庭炎にかかる原因は断定されていませんが、性行為や細菌感染などが影響していると考えられています。症状がひどくなると、座っているだけでも痛みを感じるようになるため、早めに医療機関を受診しましょう。 挿入時に限らずヒリヒリ痛む原因4つ 膣の入り口がヒリヒリする原因は、性行為だけではありません。挿入に限らず痛む原因を4つ解説します。 トリコモナス症 トリコモナス症の症状のひとつに、性交痛や排尿痛が挙げられます。トリコモナス症は性感染症の一種で、男性より女性に症状が出やすい傾向があります。 【トリコモナス症の症状例】 症状が出ない方もいるため、気づかないうちにパートナーに移るケースもあるでしょう。トリコモナス症が悪化すると陰部や周辺の皮膚が炎症を起こし、腟の入口周辺の組織(陰唇)が腫れるため、早めの受診が大切です。 膣カンジダ症 膣カンジダ症にかかると、膣内部に痛みを感じやすくなります。膣カンジダ症の原因は、カビの一種である「真菌」といわれており、性行為だけでなく免疫が落ちたときにも感染します。 膣カンジダ症の主な症状は、以下のとおりです。 感染に気づかず炎症が広がるパターンもあるため、かゆみやおりものに変化があるときは早めに医療機関を受診しましょう。 皮膚疾患 皮膚疾患がある場合でも、膣周辺にヒリヒリとした痛みを感じることがあります。陰部に痛みが出やすい皮膚疾患は、以下のとおりです。 一般的に「かぶれ」といわれる接触性皮膚炎がひどくなると、衣類やナプキンの摩擦でもかゆみや痛みを感じます。陰部は皮脂腺が発達しているためニキビができやすく、炎症が進むと痛みを感じるでしょう。 バルトリン腺(=膣の入り口にある分泌腺)が炎症を起こしても痛みが生じます。マラセチア(カビの一種)が原因で発症するといわれる「脂漏性皮膚炎」の症状が隠部に出ても、ヒリヒリするでしょう。 このように、皮膚疾患の影響で膣周りに痛みが出るケースもあるのです。 生活習慣 生活習慣の乱れも、膣周辺にヒリヒリ感を感じる原因のひとつです。生活習慣の乱れは女性ホルモンのバランスを崩すため、肌の弾力や水分を保つ「エストロゲン」が減少します。 ホルモンバランスを見出す生活習慣は、以下のとおりです。 女性は40代を過ぎたあたりから卵巣機能が落ちるため、生活習慣の乱れが重なるとエストロゲンの分泌量低下を助長しかねません。エストロゲンの分泌量が少ないと皮膚が乾燥したり膣粘膜が薄くなったりするため、摩擦を受けたときにヒリヒリ感を感じやすくなります。 相談は形成外科か婦人科へ 膣内や膣周辺にヒリヒリとした痛みを感じる原因は異なるため、症状に合わせて「婦人科形成」または「婦人科」へ相談しましょう。 婦人科形成 処女膜の切開手術を希望する場合は、外科治療ができる「婦人科形成」に相談しましょう。 処女膜強靭症は自然治癒しないため、放っておくと強い痛みによって性行為ができないケースもあります。無理に挿入を試みると出血する可能性もあるため、早めの対処が大切です。 処女膜強靭症である場合、処女膜を切開し、縫合する手術で治療を行います。静脈麻酔により、痛みを全く感じることなく治療が可能です。 また、膣内や周辺のうるおい不足で性交痛を感じるときも、婦人科形成へ相談しましょう。ヒリヒリした痛みを感じるときは、膣の粘膜が薄くなり、乾燥しているパターンが多く見受けられます。乾燥によるヒリヒリ感を改善する場合には「レーザー治療」がオススメです。 処女膜強靭症の手術もレーザー治療も、当院「みどり美容クリニック」で対応できますので、お気軽にご相談ください。 産婦人科・婦人科 感染症や皮膚炎など、処方箋による治療が必要なときは、産婦人科または婦人科を受診しましょう。感染症である場合、性交痛のほかにもさまざまな症状が現れるため、受診の目安として以下を参考にしてみてください。 【痛みを感じる感染症と症状】…
Written on May 31, 2024 at 4:26 PM
Categories: 膣が狭い
ヒリヒリする性交痛は薬で治る?痛みの原因と改善方法を徹底解説

性交痛は多くの女性にとって悩みの一つです。ヒリヒリとした痛みは性交時だけでなく、その後も続くことがあり、日常生活に影響を及ぼすこともあります。原因はホルモンバランスの乱れやストレス、乾燥など様々です。性交痛は適切な治療によって、症状を緩和または解消できます。この記事では薬による治療法やその他の改善方法を詳しく解説しますので、性交痛で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。 性交痛を感じる3つの場所 性交痛を感じる場所は、主に3つの場所があります。 ・膣の入り口付近 ・膣の内側 ・膣の奥側 痛みの場所によって、原因や治療方法も異なります。こちらで詳しく解説していきます。 膣の入り口付近 通常、膣は自然な潤いで保護されていますが、潤い不足のまま性交を始めると痛み生じることがあります。ストレスや疲労がホルモンバランスを乱し、潤滑液の分泌不足を招くことも考えられます。 また、更年期には女性ホルモンの減少で潤いが低下し、外陰部がヒリヒリしたりかゆみを感じる場合もあるでしょう。他にも膣の狭さや炎症、トラウマによる恐怖心、緊張などにる乾燥が原因になる場合があります。 膣の内側 性交時に膣が潤い不足で乾燥している場合、痛みが生じることがあります。潤い不足の原因はさまざまで、分泌不足や性的興奮の不足、妊娠や出産、更年期や閉経などが挙げられます。 さらに、精神的な要因も重要であり、ストレスや不安などが影響することもあるでしょう。他にも、性感染症によって膣内や膣周囲に炎症が起こると、痛みや不快感があります。 膣の内側の痛みは、多岐にわたる要因が考えられるので、満足度の高い性交を実現するためにも、専門家による診断と正しいケアを行うことを推奨します。 膣の奥側 膣の奥側で性交痛が起こる場合、子宮内膜症や子宮筋腫などの疾患が考えられます。 子宮内膜症は、子宮内膜が子宮以外の場所に生じる疾患であり、特に膣の奥側で痛みを感じやすいです。 また、子宮筋腫は、子宮にできる良性腫瘍で、深い挿入時に子宮の移動により痛みが生じることがあります。 さらに、クラミジア感染症や卵巣腫瘍も、膣奥や下腹部での痛みを引き起こす恐れもあります。これらの疾患は進行すると不妊症の恐れや手術が必要になることもあるため、早めの診断と適切な治療が不可欠です。 性交痛の原因 性交痛はさまざまな原因が考えられますが、主に以下の3つになります。 ・膣内が乾燥している ・膣の入り口が狭い ・ストレスや緊張 ここでは、性交痛が起こる原因について解説します。原因を理解し、適切なケアがを行うことが大切です。 膣内が乾燥している 性交痛の主な原因の一つとして、膣内の乾燥が考えられます。主に女性ホルモンの低下によって膣粘膜が薄くなり、潤滑液の分泌が減少するためです。 その結果、膣の潤いが不足して濡れにくくなり、摩擦による痛みを生じやすくなります。痛みの程度は個人によってさまざまですが、翌日から数日間痛みが続く方もいます。 膣内の乾燥や萎縮により、外陰部のかゆみや痛み、感染症のリスクも高まるため、早めの対策が必要です。 膣の入り口が狭い 膣の入り口が狭い人は性交時に痛みを感じることがよくあります。生まれつき処女膜が厚く硬くなる処女膜強靭症の場合、入り口が狭く収縮性が少なく、挿入時に強い痛みや出血が起こることがあります。 また、膣が狭い人やパートナーの性器が大きい場合も、挿入時に痛みが生じることがあるでしょう。膣とパートナーの性器サイズが合わないと、膣内での性交痛も起こりやすくなります。 それぞれの性器の形状であったり、大きさによって痛みを感じる方が多く、パートナーと一緒に改善を心がけることが大切です。 ストレスや緊張 ストレスや緊張は、性交痛に大いに関係しています。少しのストレスであっても、膣の潤いが減少することで乾燥が進み、それによって痛みが生じやすくなります。 例えば、過去に性交痛の経験があったり、性行為に不快感を感じたりする場合、膣の潤いが不足しやすくなるでしょう。また、パートナーとの関係不良や不安感、不信感などが、膣の分泌を妨げ、性交痛を引き起こすことがあります。 精神的なストレスや緊張は、分泌不足を招くため、リラックスした環境を整えることが大切です。一人で悩まずにパートナーと話し合い、必要であれば専門家に相談することで改善が見込めるでしょう。 ヒリヒリした痛みはエストリール膣錠で改善できる? エストリール膣錠は、ヒリヒリとした性交時の痛みを軽減する効果に期待できます。このヒリヒリする痛みの原因としては、膣の乾燥や心理的な要因、処女膜強靭症、性感染症などが考えられるでしょう。このような痛みを緩和するために、エストリール膣錠が幅広く利用されています。 この薬は、女性ホルモンであるエストロゲンの不足による膣の問題を解消するために用いられ、特に閉経や更年期障害の女性に処方されることが多いです。 特徴としては、低用量ピルを長期間服用してきた経験がある方や子宮卵巣摘出の手術を受けたことがある方も利用することができる点です。 エストリール膣錠の使用頻度は、閉経に近づくほど必要な量が増える傾向があります。また、この薬は膣の潤いを回復させるだけでなく、膣や子宮頸部、外陰部全般の細胞のコラーゲンや水分量を増加させるため、挿入時の痛みや違和感を軽減する効果があります。さらに、膣内の環境を改善し、カンジダや雑菌の繁殖を抑制することで、においやかゆみの原因を防ぎます。 エストリール膣錠の使用により、膣の自浄作用が回復し、膣内の健康が維持されるでしょう。エストリール膣錠は、パートナーと女性の両方にとって健康的で豊かな性生活をサポートしてくれます。 性交痛の改善方法 性交痛の改善方法は、原因によって異なりますが、主に以下の3つが考えられます。 ・HRT(ホルモン補充療法) ・潤滑ゼリーを使用する ・婦人科形成に相談する 症状に合わせて、適切なケアを行うことが大切です。 HRT(ホルモン補充療法) ホルモン補充療法(HRT)は、減少したエストロゲンを補充することで更年期障害や性交痛などを改善する療法です。この療法は、性交痛だけでなく、ホットフラッシュや発汗、動悸などの更年期症状も和らげる効果が期待されます。 HRTは、飲み薬、貼り薬、塗り薬などの種類があり、健康保険の適用が可能です。特に更年期には、膣の萎縮性腟炎や性交痛がよく見られますが、HRTを利用してエストロゲンを補うことで改善が期待されます。 保険が適用できる治療なりますので、経済的な負担を抑えることができるので安心です。 潤滑ゼリーを使用する 潤滑ゼリーは、性交時の不快感や痛みを軽減する効果があり、年齢に関わらず多くの方に利用されています。…
Written on May 1, 2024 at 12:53 AM
Categories: 治療紹介
更年期障害による性交痛を漢方で改善!ヒリヒリした痛みの正しいケア

更年期障害によるホルモンバランスの変化は、女性の身体にさまざまな症状を引き起こします。その一つに、性交痛が挙げられます。 ヒリヒリとした性交時の痛みは、パートナーとの関係や充実した性生活に影響を及ぼすことがあるでしょう。こうした悩みに対して、漢方薬は新たな改善策として注目されています。 漢方は、症状に合わせて体のバランスを整え、痛みの緩和や根本的な改善に期待できます。本記事では、性交痛の改善におすすめの漢方の種類や期待できる効果について詳しくご紹介します。 更年期障害による性交痛とは? 更年期障害による性交痛は、更年期に伴うホルモンバランスの変化によって引き起こされる症状の一つです。更年期は40代から60代にかけて起こり、閉経の前後10年程度の期間を指します。 更年期に入ると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少することで、膣の粘膜が弱まり、潤滑性が低下します。その結果、性交時にヒリヒリとした痛みや出血を経験している女性も多いです。 これらの症状は、満足できる性生活やパートナーとの良好な関係にも影響を与える可能性があります。また性交痛が繰り返されると、その感覚がトラウマとなり、今後の性行為に対する不安や緊張を引き起こすことも考えられます。そのため、早期のケアが今後の影響を軽減し、健全な性生活を維持する鍵となるでしょう。 性交痛の原因と症状 更年期による、性交痛の原因は主に以下の3つになります。 ・膣機能の低下による乾燥 ・女性ホルモンの分泌の低下 ・ストレスや緊張による潤い不足 それぞれ症状と合わせて解説します。 膣機能の低下による乾燥 更年期に伴うエストロゲンの減少は、膣の機能低下や乾燥を引き起こします。膣壁と膣内膜が薄くなり、柔軟性が低下するため、潤い不足に陥りやすくなるでしょう。その結果、膣内にかゆみやヒリヒリとした炎症を伴うケースもあります。 性交時に痛みや不快感を感じることもあり、強いストレスを受けることもあります。膣乾燥への対処には、症状の理解と適切なケアや治療が重要です。 女性ホルモンの分泌の低下 女性ホルモンは、細菌から守る働きをしています。しかし閉経後は女性ホルモンの分泌が低下するため、膣の粘膜が乾燥し、薄くなって萎縮が起こります。 これが「萎縮性膣炎」と呼ばれる状態です。膣の粘膜が炎症を起こしやすくなるため、性交時に膣が傷つきやすく、痛みや出血を伴います。また、閉経後には外陰部のヒリヒリとした痛みや排尿時のしみる感じ、黄色や褐色のおりものなどの症状も見られることがあります。 ストレスや緊張による潤い不足 ストレスや極度の緊張は、性交痛の原因となることがあります。自律神経が乱れると血液循環が悪化し、膣の潤いや膣の拡張が妨げられるためです。 また、ストレスが溜まると、リラックスした状態で性行為を行うことが難しくなり、分泌液の低下にも繋がります。ストレスや緊張による性交痛は、パートナーとの関係値をより深め、生活習慣も整えることが大切です。適度な運動やな睡眠、バランスの取れた食事などでストレスを解消することが有効です。 性交痛は漢方で改善できる? 漢方療法は、自然由来の生薬を組み合わせて作られる伝統的な治療法で、更年期による性交痛の改善にも効果が期待されています。中国から伝わり、日本で発展した漢方は、複数の生薬を組み合わせて調合することで、さまざまな症状を同時に改善できるという特徴があります。 例えば、更年期障害によるホルモンバランスの乱れや膣の乾燥、炎症などの症状を総合的に改善することが可能です。漢方薬は身体全体の調子を整えながら、症状の根本的な原因を解決することを目指しています。 しかし、個人の体質によっては効果が現れるまでに時間がかかる場合や、効果を感じにくい方もおられますので、注意が必要です。他にも、持病や他の薬との相互作用の可能性などにより、療法を受けられない方には、漢方薬の服用が適していると言えます。 漢方療法は副作用が比較的少なく、長期的な症状の改善にも効果的です。症状の内容や体質によって、最適な治療方法は異なるため、信頼できるクリニックで相談して治療法を選択することが重要です。 更年期障害から起こる性交痛に対しての対処法 更年期障害による性交痛の痛みには、下記の3つの対処法が有効です。 ・漢方薬を服用する ・ホルモン補充療法による治療 ・婦人科形成クリニックに相談 それぞれ詳しく解説していきます。 漢方薬を服用する 更年期による性交痛の改善には、副作用が少ない漢方薬の服用がおすすめです。漢方薬は体質を改善して根本的な解決を目指す対処法であり、同じ症状が繰り返されるのを防ぎます。 毎日バランスの取れた食事や運動を続けるのが難しい方でも、症状や体質に合った漢方薬を毎日飲むことで、手軽に続けることができるでしょう。漢方薬は体のバランスを整える効果があるため、性交痛の改善に期待できます。 ホルモン補充療法による治療 ホルモン補充療法(HRT)は、更年期障害によるエストロゲンの減少を補う治療法で、性交痛の改善に効果があります。HRTでは、エストロゲンを補充し、女性ホルモンを安定させることが可能です。この療法は更年期障害による根本的な治療法として、期待されています。 また、HRTは性交痛だけでなく、動悸などの血管運動系や自律神経系の症状、閉経後の骨粗しょう症の予防と改善などにも効果を発揮します。経口剤、貼り薬、塗り薬の3タイプがあり、症状や体質に合わせて最適な方法を選択することが可能です。 婦人科形成クリニックに相談 更年期による性交痛は、婦人科形成クリニックでの治療で改善できます。特にレーザー治療が有効で、膣の組織再生を促し、弾力を取り戻します。症状によっては2、3回のレーザー照射が必要ですが、1回でも効果を感じられる場合があります。 この治療法は更年期障害の多くの症状に効果的で、臨床研究でもその有効性が証明されています。性交痛だけでなく、通常時の違和感や灼熱感の改善にも役立ちます。また、治療直後から多くの方が膣内の改善効果を実感しており、即効性のある治療法としておすすめです。 更年期障害におすすめの漢方3選 更年期障害におすすめの漢方薬は、以下の3つになります。 ・加味逍遙散 ・六味丸 ・八味地黄丸 それぞれの期待できる効果や特徴について詳しく解説します。 加味逍遙散 加味逍遙散は、更年期障害の症状に幅広い効果を発揮する漢方薬のひとつです。ほてりやイライラ、不安感、異常月経、不眠などの症状に効果が期待でき、更年期障害による性交痛の緩和にも役立ちます。比較的幅広い体質の人に適していますが、胃が弱い人や虚弱体質の人は注意が必要です。 六味丸 六味丸は、更年期障害に伴う様々な症状の改善に効果的な漢方薬です。疲れやすい方や、むくみや頻尿の症状がある方に向いています。腎機能を高め、体内の水分バランスを整えることで、肌の乾燥やむくみ、かゆみを緩和します。更年期障害によりホルモンバランスが乱れることで起こりやすい症状、特に体力の衰えや冷え症にも効果が期待できます。腎機能を強化することで、更年期障害の症状を和らげ、性交痛にもおすすめです。 八味地黄丸 八味地黄丸は、腎を元気にすることで、体を温め基礎代謝を活発にし、冷えや血行不良を改善します。疲れやすい方や、冷え、腰痛、頻尿などの症状がある方に向いています。八味地黄丸は体を温め、気血水を増やし、巡らせる効果があります。これにより、更年期障害に伴う様々な不調や性交痛を緩和することが期待できるでしょう。 まとめ…
Written on May 1, 2024 at 12:25 AM
Categories: 治療紹介
性交痛を改善する潤滑剤はどれ?「うるおい不足」になる原因も解説

性交痛をやわらげる4つの方法 30代女性の63.5%もの方が「セックス時に痛みを感じる」と答えているのをご存知でしょうか。しかも、その中の約90%の方が「痛みを我慢してセックスを続けている」ことがわかっています。 (※)引用:【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2020 調査結果報告書 痛みを感じるセックスは、ストレスを強く受けてしまうおそれがあるため性交痛をやわらげる工夫が必要です。性交痛をやわらげる4つの方法は、以下のとおりです。 普段から膣のケアをする 水分を多めに摂る パートナーと前戯の工夫をする 潤滑剤ゼリーを使う それぞれ解説します。 普段から膣のケアをする 性交痛を予防したい方は、週3回ほどの膣ケアがおすすめです。出産のときに広がる「会陰部」をマッサージすると、挿入したときの痛みを抑えられるからです。 以下の手順に沿って、会陰のマッサージをしてみましょう。 【会陰のマッサージ手順】 1.膣の入口周辺と指にオイルを塗る 2.入口部分に指を3cmほど入れる 3.縁に沿って下方向にマッサージをする 4.膣入口の下部分もUの字を描くようにマッサージをする マッサージは、立つ姿勢になり台に片足を乗せた状態でおこないます。体がリラックスしているのがベストなため、入浴後がおすすめです。 オイルは、スイートアーモンドオイルや薬用のオリーブオイルを使いましょう。肌が荒れないように、使う前にはパッチテストが必要です。爪は短く切り、マッサージ前には手を洗うことも忘れずにおこなってください。 性交痛が生じる場所は大きく2つに分かれており、痛みを感じる場所は人によってさまざまです。以下の記事では、セックスのときに痛みが出る場所やタイミングを解説しているので、あわせて読んでみてください。 セックスが痛くて仕方ない….解消方法を解説 水分を多めに摂る 性交痛を緩和するためには、膣内や膣周辺の潤いを保てるよう、水分を多めに摂るようにしましょう。膣内がうるおうメカニズムは、以下のとおりです。 【膣内がうるおうメカニズム】 1.スキンシップによって幸せホルモン「オキシトシン」が分泌される 2.血流がよくなり、膣や周辺の毛細血管が広がる 3.広がった血管のすき間から潤滑液が流れだす 膣のうるおいには、血流が大きく関わっていることがわかります。血液がドロドロな状態では潤滑液の分泌も上手くいかないため、こまめに水分補給をして体内がうるおっている状態を保ちましょう。 パートナーと前戯の工夫をする 性交痛をやわらげるには、パートナーとの前戯の工夫も大切です。前戯が不十分だと、幸せホルモンである「オキシトシン」の分泌量が減少し、膣内の潤滑液が不足するからです。 幸せホルモンの分泌を促すためにも、日頃からパートナーとのハグやスキンシップの回数を増やしてみましょう。パートナーに触れて欲しい箇所を30分ほどマッサージすることでも、オキシトシンの分泌効果があるといわれています。 また、ゆっくりと触れることでも幸せホルモンが分泌されるため、前戯は時間をかけておこなうのがおすすめです。 膣内が乾燥する原因については、こちらの記事も参考にしてください。 膣内の乾燥に関して詳しく解説 潤滑剤ゼリーを使う 性交痛を手軽に改善したい方には「潤滑剤ゼリー」がおすすめです。潤滑剤ゼリーは、膣内のうるおい不足を補えるため、摩擦による痛みをラクに軽減できます。 潤滑剤ゼリーとローションは別物なので注意しましょう。ローションは強い摩擦を考慮して作られているため、粘度が高く、膣内に入るとなかなか洗い流せません。膣内の環境を守っている常在菌を壊しかねないため、潤滑剤ゼリーの代用としては使用しないように注意してください。 性交痛をやわらげる潤滑剤ゼリーの種類 潤滑剤ゼリーは大きく分けて3種類あります。 ・ウォーターベース ・シリコンベース ・オイルベース それぞれの特徴を見てみましょう。 ウォーターベース ウォーターベースの潤滑剤ゼリーは、水溶性のためさらっとした付け心地が特徴です。簡単に洗い流したり拭き取ったりできる手軽さも、魅力のひとつといえるでしょう。 安心して使うためにも、アレルギーテスト済みのものを使えると安心です。また、ウォータベースのゼリーは乾燥しやすいため、長時間使いたい方はコラーゲンやヒアルロン酸配合のものを優先して選んでみてください。 シリコンベース シリコンベースは、ウォーターベースに比べて乾燥しづらいのが特徴の潤滑剤ゼリーです。粘度も高いため、長い時間をかけてセックスを楽しみたい方向けのゼリーといえるでしょう。 しかし、シリコン製品の大人のおもちゃと相性が悪いため併用はしないでください。一緒に使うとゼリーの劣化が早まり、安全性が維持できない可能性があります。 オイルベース オイルベースの潤滑剤ゼリーはしっとりとした手触りが特徴で、シリコンベース同様に長時間使い続けたい方に向いています。 ただし、オイルベースのゼリーは、ラテックスのコンドームを溶かす性質を持っている点に注意が必要です。避妊をしっかりしたい方はラテックス以外のコンドームを選ぶか、ウォーターベース・シリコンベースのゼリーを選びましょう。 性交痛がつらい…「うるおい不足」になる5つの原因 膣内がうるおい不足になる原因は、さまざまです。5つの代表的な原因を紹介するので、ご自身に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。 1.ストレスを感じている…
Written on April 2, 2024 at 12:14 PM
Categories: 治療紹介
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