40代になってセックスの時に痛くて入らなくなった!一体どうして……デリケートなお悩み、抱えていませんか?そんなあなたのために、今回は40代の性交痛について書いていきます。
痛くて入らない、原因は?
では気になる原因を早速見ていきましょう。40代が抱える悩みの症状には主に3つの原因が考えられます。
1自律神経の乱れによる潤い不足
自律神経が乱れることにより、ホルモンバランスが崩れてしまうことがあります。
そういった時に性交痛が発生することがあります。40代の方は育児や仕事などで疲れが疲れやすくなることが多くあると思います。
「今日は何となく調子が悪いな……」と思った日は無理にセックスをする必要はありません。
また、生活リズムを整えてしっかり体調管理をすることも大切です。無理せず楽しいセックスをしましょう。
2萎縮性膣炎
萎縮性膣炎は女性ホルモンが減少することによって起こるデリケートゾーンのかゆみ、性交痛などの症状です。
通常女性ホルモン「エストロゲン」が膣の潤いを保っていますが、エストロゲンが減ることで、常在菌が少なくなり膣内を正常に保つことができなくなります。
そのため、膣の乾燥や、傷つきやすい状態になってしまいます。
その状態でセックスをしてしまうと、ヒリヒリとした痛みが強く、痛くて入らないという現象が起こってしまうのです。
3重大な疾患が隠れている
挿入後、奥の方が痛む方は要注意!可能性は低いですが病気が隠れているかもしれません。
子宮内膜症で骨盤内の臓器に癒着してしまっていたり、クラミジア感染症などで骨盤内に炎症が起こったりしている場合も。
他にも考えられる原因は様々あります。
膣の奥が痛い……そんな時には迷わず病院を受診しましょう。検診にも定期的に行くようにしましょう。
性交痛の治療方法
では痛くて入らない……性交痛の治療は自宅でできるセルフケアと、クリニックでの治療にわかれます。では治療方法を見ていきましょう。
自宅でできるセルフケア
・前戯を長くしてもらう
パートナーに頼んで前戯を長くしてみるといいでしょう。
「まだ濡れてないから待って」などパートナーとコミュニケーションをとるのも大切です。
「濡れる」というのは外部からの刺激などで性的興奮が高まったときに潤滑液が分泌されることです。
下半身に血液が流れ込み、腟壁周辺に張り巡らされている毛細血管が拡張して、血管壁を押し開くことで、分泌されます。
これが男性器を迎え入れるための準備になり、挿入時に入りやすくする役割を持っています。
・潤滑ゼリーを使ってみる
ローションと潤滑ゼリーはよく混同されがちですが、ローションというのはつるつるとした感触を楽しむもので体内、膣内に塗ってはいけません。
潤滑ゼリーを使用しましょう。潤滑ゼリーは膣周辺、また中に塗ることによりうるおい不足を補って痛みを緩和してくれます。
入り口からほぐすようにして塗りましょう。また、男性器に塗ることによっても効果があります。
手で少し温めてから塗ることをおすすめします。
女性器も男性器も繊細なものです。優しく塗ってあげましょう。
・骨盤底筋トレーニング
全身の筋肉量や筋力は年齢とともに低下しますが、骨盤底筋もその影響を受けます。
また、女性ホルモンの減少とともに尿道や膣壁が薄くなり、骨盤底筋が炎症を起こしやすくなります。
ヨガやストレッチは効果あり。
座って、寝転んでのストレッチなど楽な姿勢できるものが多いのでお手軽に試すことができます。
クリニックでも指導を行っているところもありますので、聞いてみるといいでしょう。
クリニックでの治療
・ホルモン補充療法
減ってしまったエストロゲンを直接摂取する方法のことをホルモン補充療法と言います。
内服薬(飲み薬)、外服薬(貼付薬、塗布薬)、パッチ剤、ゲル製剤などによる治療方法があります。
保険適用の治療となりますので、医師と相談の上治療を受けましょう。
女性器形成・婦人形成のクリニックへ行ってみる
この女性器形成・婦人形成のクリニックは女性器専門の美容クリニックです。
デリケートなお悩みを抱えている方は一度クリニックに行ってみることをおすすめします。
女性器についての専門家があなたのお悩みを聞いてくれます。
そして最適な治療方法を提案してくれるでしょう。
女性器形成のクリニックの特徴は女性器の専門医が見てくれることです。
例えば性交痛と言うお悩みを抱えている方の多くは婦人科で何も問題がないと診断されることがあります。
そういった婦人科では原因がわからなかったお悩みも女性器形成のクリニックでは診ることができます。
また、婦人科ではやっていない、女性器の形を整えたり、膣の潤いを取り戻したりなど女性器に様々な視点からアプローチができます。
保険適用の診療はやっていないので、自費負担にはなりますが、女性器の問題でお悩みの方にはぴったりな治療方法を見つけてくれるでしょう。
レーザー治療
レーザー治療の良い点はメスを使わない治療方法なので身体に負担がほとんどかからないことがあげられます。
また、手術や痛みが苦手といった方にもおすすめの治療法です。
膣の中の状態によりますが、主にインティマレーザーと言われるレーザーを使います。
こちらはエストロゲンをレーザーの照射によって促進させ、膣の潤いを取り戻せる効果があります。
また、「3Dタイトニングレーザー」という最新のレーザー機器を使用しての治療もあります。
インティマレーザーよりも深くレーザーを照射し温熱作用により痛みを緩和する効果があります。
「膣の若返り」という言葉もあり、従来の潤いを取り戻すことのできるレーザー治療になっています。
・ダウンタイムは3日程度
・治療は10分~15分ほどで終わり、日帰りでの治療が可能です。
・施術中も痛みを感じることはほとんどなく、安心して治療を受けられます。
・手術当日はシャワーをしてもらいますが、翌日から入浴可能です。性交は1週間後から可能です。
正しい治療を行うために、一度クリニックを受診し膣内の状態を確認します。一人一人に合った治療をご提案しますので是非一度相談してみてください。
いかがでしたでしょうか。当医院では患者様お一人お一人に合った治療をご提案しています。性交痛のお悩みは実は多くの患者様がお持ちになっているものです。
是非一度ご相談しに来てください。