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性交痛とはどんな痛み?入り口付近や奥など症状・原因・治し方を解説
「最近、性交するたびに痛みがある」 「つらい痛みで性交を楽しめない」 上記のように、性交時の悩みをもつ方は多いのではないでしょうか。性交時に感じる痛みを性交痛と呼びます。 本記事では、性交痛の症状や原因を解説しています。対処法・治し方も紹介しており最後まで読むことで性交痛について理解が深まるでしょう。 性交痛を感じている女性は6割もいる 性交痛に悩む女性は多く、6割近くもの女性が性交時に痛みを感じていることがわかっています。 ジェクス・ジャパンセックスサーベイ2024によると、全年齢の平均で58.8%の女性が性交時に痛みを感じていると回答しています。ジャパンセックスサーベイは、18歳〜69歳の全国の男女5,000人が回答したインターネット調査です。 年代別にみると、一番多いのは40代で62.4%、一番少ない年代である10〜20代で53.6%です。この結果を見る限り、性交痛を感じている年代差は少ないといえるでしょう。 性交痛がある中での性交の満足度は、10〜20代は87.8%と高い一方で、50代は40.2%です。高い年代では、性交痛が性交の満足度を大きく下げていることがわかります。 参照:ジェクス株式会社「JEX JAPAN SEX SURVEY 2024」 性交痛とはどんな痛み? 性交痛とは、性交時に感じる痛みのことを指します。痛みの場所は、膣の入り口付近や奥などさまざまです。 性交痛の症状 性交痛は、挿入時など性交の最初だけ痛い場合や、性交中ずっと痛みがある場合、性交後まで痛みが続くケースなどさまざまです。 また、今まではなんともなかったのに、久しぶりに性交したときや更年期に入ったら痛くなったなど、途中から痛くなる場合もあります。痛みの程度も、がまんすれば性交を続けられる方から、痛みがひどく挿入さえできない方まで人それぞれです。 痛みの感じ方は以下のとおりです ・ヒリヒリした痛み ・ズキズキした痛み ・締め付けるような痛み ・刺すような痛み いずれも、性交を楽しむには支障があるでしょう。 性交痛には入り口付近と奥の痛みがある 性交痛は、外陰部や膣の入り口付近が痛む場合と、膣の中や奥の方が痛む場合があります。外陰部や入り口付近の痛みを入口部性交痛と呼び、膣の奥の方が痛む場合は深部性交痛と呼びます。 入り口部性交痛の多くは、男性器の挿入時や摩擦による痛みです。膣や外陰部の潤い不足、筋肉の硬直によることが多いですが、生まれつき処女膜が厚い処女膜強靭症の場合もあります。 ほかに、炎症を起こしていたり婦人科系の病気になっていたりするケース、更年期や出産の影響などさまざまです。膣の奥が痛い場合は、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣腫瘍など婦人科系疾患の疑いがあります。 膣の乾燥による性交痛は、外陰部や膣の中や入り口、中などさまざまな場所で起こります。 性交痛の主な原因8つ 性交痛の原因は、精神的な影響や体質的な原因、更年期や出産により発生するなどさまざまです。また、いくつかの原因が重なっている場合もあります。以下に主な原因を8つ解説します。 精神的な影響 ・ストレス ・緊張 ・トラウマ ・パートナーや性行為に対する嫌悪感 ・不眠 ・疲労 久しぶりの性交に対する緊張・不安や、過去にうまくいかなかった経験などが、精神的原因となります。また、性交がよくないもであるといった偏見や、パートナーに対しての嫌悪感が原因となるケースもあるようです。 精神的な影響は、疾患など他の原因により引き起こされる場合もあります。また、性交がうまくいかないたびにネガティブなイメージが増幅され、悪循環に陥ることがあります。 ストレス解消を心がけ、なるべくリラックスした状態で性交できるよう心がけましょう。 処女膜強靭症 挿入時に強い痛みをともなう場合には、処女膜強靭症かもしれません。処女膜強靭症は、生まれつき処女膜が厚かったり、固かったりする状態のことです。 膣が完全にふさがり、生理時の出血がない処女膜閉鎖症とは違い、処女膜強靭症は普通に生理があります。そのため、なかなか気づかないことが多く、性交痛が続くことで、はじめて処女膜強靭症を疑うことも多いです。 性交をこれまで何回もしているにもかかわらず、挿入時に強い痛みが続くようであれば処女膜強靭症の可能性があります。 処女膜強靭症は、筋肉の硬直による性交痛と違い、症状を自分でコントロールできません。リラックスできているにもかかわらず、挿入時に痛みをともなうようであれば、診察を受けることをおすすめします。 処女膜強靭症を治すには、手術による治療が必要です。 婦人科系の疾患 性交痛の原因の一つとして、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣腫瘍などの婦人科系疾患にかかっている場合があります。性交時に膣の奥が痛むことが特徴です。 子宮内膜症は本来、子宮の内側にできるべき子宮内膜が、ほかの場所にできてしまう病気です。子宮の奥と直腸の間にできることが多く、性交時に男性器を突いたときに、膣の奥にあたることで痛みます。 子宮筋腫は、子宮を構成する平滑筋にできる良性の腫瘍で、30代以上の2〜3割に発症する病気です。 腫瘍が小さいうちは症状がほとんどなく、妊娠への影響もありません。性交痛以外の症状としては、月経痛や経血量の増加などがあげられます。 卵巣腫瘍は卵巣にできる腫瘍で、小さいもので数センチ、大きくなると20センチ以上になるなど、大きさはさまざまです。 腫瘍が大きくなると、臓器やリンパ管、静脈の圧迫などの症状があります。卵巣腫瘍は悪性の場合もあるため要注意です。…
Written on November 1, 2024 at 1:14 PM
Categories: 原因
あなたの性交痛は子宮内膜症かも?原因や主な症状・治療方法を解説
「性交痛がひどく病気ではないのか?」 「子宮内膜症って性交痛と関係あるの?」 性交痛で悩む方に上記の疑問はないでしょうか。子宮内膜症は、性交痛の原因の一つです。 本記事では、子宮内膜症の症状や原因などを解説しています。子宮内膜症以外の性交痛の原因も紹介しており、比較することで性交痛と子宮内膜症との関係性について理解できるでしょう。 子宮内膜症とはどのような病気? 子宮内膜症とはどのような病気なのか、主な原因や発生しやすい場所などを解説します。 子宮内膜症とは 子宮内膜とは、子宮の内側を覆う組織のことですが、他の場所に子宮内膜ができてしまう病気が子宮内膜症です。子宮以外の場所で増殖や剥離を繰り返し、痛みを引き起こします。 子宮内膜症は、初潮を迎えてから閉経するまでの女性の1割が発症します。女性ホルモンの影響を受けるため、20〜30代に多く発症し、ピークは30代半ばです。 女性ホルモンの分泌が減少し閉経を迎える頃には、症状は軽減します。 主な原因 子宮内膜症を発症する主な原因は、現在明確ではありませんが、経血の逆流ではないかといわれています。 経血には、子宮内膜などの組織が含まれており、排出されない経血が卵管、腹腔内などに流れ込み付着することが原因と考えられています。 発症の可能性が高い方は以下のとおりです。 ・初経が早い方 ・妊娠回数が少ない方 ・月経周期が短いなど このように、生理の回数が多い方ほど発症・進行しやすい病気です。 経血が卵巣に溜まった状態をチョコレート嚢胞(のうほう)と呼びます。子宮内膜症の女性のうち、17~44%が卵巣チョコレート嚢胞を合併しており、そのうち、0.7%の方が卵巣がんを発症するといわれています。 子宮内膜症ができやすいところ 子宮内膜症ができやすいところは以下のとおりです。 できやすい場所 ・卵巣 ・卵管 ・ダグラス窩(ダグラスカ) ・仙骨子宮靭帯 ・膀胱子宮窩 まれにできる場所 ・肺 ・腸 ・股関節 ・へそ ・皮下 ・筋肉 ・骨 ダグラス窩は、子宮と直腸との間にある空洞部分です。仙骨子宮靭帯は、子宮と仙骨(背骨の一番下の部分)をつなげ、支える組織を指します。膀胱子宮窩は、子宮と膀胱の間にある空洞部分のことです。 性交痛と子宮内膜症 性交痛との関連について、子宮内膜症による性交痛の特徴を解説します。 子宮内膜症による性交痛の特徴 子宮内膜症による性交痛は、膣の奥の方が痛むことが特徴です。好発部位であるダグラス窩がちょうど膣の奥に位置するため、男性器で突いたときにあたるためです。 また、体位の違いで痛みがあるときとないときがあります。そのため、性交痛の有無だけで、子宮内膜症であるかは判断できません。 性交のしすぎが子宮内膜症の原因ではない 性行のしすぎや生理中の性交が、子宮内膜症の原因ではありません。 前述の通り、子宮内膜症になる原因は経血の逆流であると考えられているため、月経回数の多い方に起こりやすいと考えられています。 このように、原因は明確ではないものの、性交のしすぎとの関連性は現在認められていません。 子宮内膜症でも性交は可能だが難しい 基本的に、子宮内膜症を患っていても性交してはいけない、ということはありません。 ただし、性交痛があるため、普通に性交を楽しむのは難しいでしょう。さらに、痛みや不安などの精神的作用により、体の硬直や潤い不足を引き起こすことで、性交痛が悪化してしまう可能性も考えられます。 挿入を浅くしたり、体位を工夫したりすることで、性交できるかもしれません。しかし、それでも次第に痛みがつらくなり結局、性交を避けるようになってしまうことも多いようです。 性交痛以外の子宮内膜症の症状 性交痛以外にも、生理痛や出血量の増加など子宮内膜症の症状はさまざまです。痛みが生理後まで続くこともあります。 生理痛がひどい 子宮内膜症では、ひどい生理痛に悩む方が多く、さらに年々悪くなる傾向があります。子宮内膜症は、生理のたびに進行していくことが多いためです。 ひどい生理痛は、子宮内膜症の特徴でもあり患者の9割と、ほとんどの方が感じています。 ひどい生理痛の原因は、通常できない場所にも子宮内膜ができるため、体全体でプロスタグランジンが多く分泌されることによります。プロスタグランジンとは、子宮の収縮を促す作用があり、陣痛の原因でもある強い痛みを起こす物質です。…
Written on November 1, 2024 at 11:02 AM
Categories: 原因
性交痛は膣ハイフで治る?施術や治療についての注意点も詳しく解説!

「性交痛が起こる原因が知りたい」 「性交痛は膣ハイフで治療できるか疑問に思っている」 「膣ハイフの詳しい効果や料金が知りたい」 性交時に膣の入り口や奥に痛みがあり、パートナーとの時間が苦痛になっていませんか。 性交痛があると、行為に集中できずパートナーと気まずくなってしまうのではないかと不安になりますよね。 性交痛の原因によっては膣ハイフで治療できる可能性があります。 本記事では、性交痛の原因や膣ハイフの施術内容、注意点について解説しています。 ぜひ最後までご覧ください。 性交痛とは 性交痛とは、性交時や性交後に感じる痛みのことです。 膣に鋭い痛みや鈍い痛みを急激に感じたり、持続的な不快感を感じることがあります。 膣の奥に刺すような痛みが生じることもあります。 痛みがでる部位や感じ方によっては、大きな病気が隠されている可能性もあるため、早めの受診がおすすめです。 性交痛の原因 性交痛の原因となるものは、様々なことが考えられます。例えば、膣の潤い不足や女性ホルモンが影響します。 ここでは、原因別に詳しく見ていきましょう。 潤滑不足 膣の潤いが足りてないことによって、膣の入り口や奥で摩擦が生じ痛みを感じます。 潤い不足は加齢に伴う女性ホルモンの減少などが原因です。 膣の感染症や炎症 膣内の感染症や炎症によって痛みが発生することもあります。 病気によっては、おりものの変化やかゆみなど他の症状が出ることもありますが、無症状の場合もあるので注意が必要です。 感染症や炎症が疑われる場合は、医療機関への早めの受診がおすすめです。 不安や緊張 性交痛は、心理的要因も深く関係します。 性交自体に嫌なイメージがあると、身体もリラックスできずに膣内が濡れにくくなってしまいます。 ストレスを感じると、性的興奮を感じにくくなるため、膣内の分泌液が減少して痛みを感じやすくなります。 膣ハイフによる治療 ここでは、膣ハイフの治療について詳しく解説します。 膣ハイフの仕組みや効果について知ることで、理解を深めることができます。 まずは、膣ハイフの作用メカニズムから見ていきましょう。 膣ハイフの作用メカニズム 1.膣ハイフ(高密度焦点式超音波治療法)は、膣内に超音波エネルギーを照射することで、膣のタイトニングや弾力性を増加させます。 2.粘膜下から筋層に熱(60℃~70℃)による刺激を与え、古い組織を壊し、変性を促します。 3.約3週間が経った頃から、超音波エネルギーの熱で失われたコラーゲンを取り戻す作用が働き、新しいコラーゲンが生成されます。 4.新しくコラーゲンを作る仕組みは約1年にもわたって持続し、膣のコラーゲンの増加も続きます。 膣ハイフは、手術やレーザー治療と異なり、膣粘膜表面を傷つけることがなく、痛みも少ないため、身体への負担もほとんどありません。 膣ハイフの効果 膣ハイフで弾力性を増加させ、新しいコラーゲンを持続的に生成する働きで期待できる効果は下記の通りです。 ・膣の筋肉を引き締めることで、膣内の緩みが改善 ・血流が促進され、膣内が潤う ・膣が引き締まり、潤滑改善されることで、性的快感が増す ・膣のゆるみが改善されることで、下がっていた子宮が元の位置に戻り、膀胱を圧迫しなくなることで、軽度の尿失禁が改善 上記のような効果につながる可能性があります。 血流改善や膣を引き締める効果は、性交痛の改善に繋がります。 しかし、効果には個人差があり、施術後のアフターケアや生活習慣も影響することがあるので、施術を考えている方は、専門医に相談しましょう。 膣ハイフの施術について ここでは、膣ハイフの施術について詳しく紹介します。 膣ハイフにかかる料金や時間、回数など詳しく見ていきましょう。 料金 時間 施術時間は、クリニックにもよりますが約45分です。 また、1回でより効果を実感したい方は、1日かけてヴィーナスハイフ以外にも施術を行う1DAYトータルプランなどもあります。 時間に余裕のある方は、1回での効果を実感できる1DAYトータルプランがおすすめです。 回数…
Written on October 2, 2024 at 12:10 AM
Categories: 治療紹介
性交痛にインティマレーザーは効果的?治療方法・料金を解説

・インティマレーザーはどのような治療なのか ・性交痛の治療効果は高いのか 性交痛の治療に、インティマレーザーを検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。インティマレーザーは切開しない、性交痛に効果的な治療です。 本記事では、インティマレーザーの効果や治療の流れ、料金などを解説しています。 性交痛に悩む女性は多い 女性の半数以上は、性交時に痛みを伴っています。「JEX JAPAN SEX SURVEY 2024」によると、性交時に痛みを感じていると答えている女性は58.8%です。 年代別でみても大きな差はなく、どの年代でも共通した悩みであるといえます。 また、性交時に痛みを感じている女性のうち、44.1%は痛みのため性交に満足感が得られないと答えています。痛みによる性交の不満足感は、年齢が上がるにつれ高くなる傾向です。 性交時に痛みを感じることを性交痛と呼び、性交時、膣の入り口や奥がヒリヒリと痛む症状を指します。 性交痛は、男性器の挿入時やピストン運動の摩擦などで起きます。原因はさまざまで、膣の潤い不足や緊張による硬直、婦人科系疾患にかかっているなどがあげられます 生まれつきの症状としては、処女膜強靭症や膣の入り口が狭い場合があります。また、更年期では、女性ホルモン減少の影響による症状であるGSMが考えられます。 参照:一般社団法人日本家族計画協会家族計画研究センター「JEX JAPAN SEX SURVEY 2024」 処女膜強靭症や膣が狭い場合については、以下の記事で詳しく解説しています。 ▶関連記事:処女膜強靭症について 膣口の狭さについて 性交痛はインティマレーザーで治療可能 性交痛は、インティマレーザーで治療可能です。インティマレーザーは、切開しない治療であり安全性の高いレーザー機器です。 インティマレーザーについて解説します。 インティマレーザーは切開しない治療 インティマレーザーは、切開しないため、痛みはほとんどなく、出血もありません。また、副作用がほとんどなくダウンタイムが短いため、すぐに日常生活への復帰が可能です。 インティマレーザーは、レーザーを膣粘膜に照射する治療方法です。レーザーを照射するといっても、60度くらいの加熱であるため、火傷することはないのでご安心ください。 アプリケーターを挿入することで切開せずに、膣の手前だけでなく奥までしっかりと効かせられる画期的な治療方法です。 インティマレーザーは安全性が高い インティマレーザーは、国内外ですでに数多くの治療実績があり、有効性や安全性が認められています。 カナダにおいては、食品医薬品法・規制機関であるカナダ保健省が、更年期の症状であるGSMの治療方法として認可しています。これは、レーザー業界としては、はじめてのことです。 当院では、複数のレーザーを組み合わせ患部に照射できる、インティマレーザーの最上位機種を使用しています。インティマレーザー指導医の資格を持つ院長自ら施術するため、効果の高い治療が可能です。 参照:共同通信「カナダ保健省が閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)用にFotona Dynamisを認可」 インティマレーザー治療の効果 インティマレーザーには、膣の弾力や潤いをアップさせる効果があります。レーザー照射することで膣壁の細胞が活性化し、膣粘膜のコラーゲン生成が促されるためです。 細胞の活性化により、膣粘膜が厚くなり、膣が弾力や潤いを取り戻します。その結果、挿入やピストン運動の際のヒリヒリがなくなり、性交痛が解消されます。 レーザーは、アプリケーターを挿入し膣の奥まで照射できるため、しっかりと膣全体へ効かせることが可能です。 また、膣内環境やにおい、おりものの改善など、膣のさまざまな悩みに対応できます。 このように、インティマレーザーは、膣の悩みを根本的に解消できる治療法です。 インティマレーザー治療がおすすめな方 インティマレーザー治療がおすすめな方は、セルフケアしてみたものの、性交痛が解消されなかった方です。 また、性交痛を早期に根本的に解消したい方にもおすすめします。 セルフケアで性交痛が改善できなかった方 性交痛の改善に、セルフケアを試したものの、期待した効果が得られなかった場合は、インティマレーザー治療をおすすめします。 セルフケアとは、保湿クリームやマッサージなどです。あるいは、パートナーに性交痛があることを話し、協力を得ることで軽減できるかもしれません。 保湿クリームは、入浴後などに専用の保湿クリームをデリケートゾーンに塗布します。膣を保湿することで、膣が潤いを取り戻し、摩擦による性交痛を軽減できる場合があります。 マッサージは、専用オイルを使い、主に外陰部をほぐす方法です。血行が良くなり膣の乾燥を軽減できるでしょう。 マッサージは顔をお手入れするのと同じです。マッサージすることで皮膚が弾力を取り戻します。 セルフケアは、手軽に試せることがメリットです。しかし、改善までに期間がかかることが多く、また性交痛を完全に解消するのは難しいかもしれません。 まずは、セルフケアから始めるのも良いでしょう。しかし、なかなか効果が得られないのであれば、インティマレーザーをおすすめします。 性交痛を根本的に改善したい方 性交痛を根本的に改善したい方には、インティマレーザー治療をおすすめします。インティマレーザーは、膣の細胞を活性化させ、体質から改善できるためです。…
Written on October 1, 2024 at 11:22 PM
Categories: 治療紹介
性交痛の原因となる更年期障害について症状や対処法を詳しく解説!

「久しぶりの性交が痛くてできなかった」 「以前のような潤いがない」 更年期の性交で、このような悩みはないでしょうか。性交痛は、更年期障害の症状の一つです。 本記事では、更年期障害の性交痛に関して、症状や原因、対処法を解説しています。更年期の性交痛の解消にお役立てください。 更年期における体の変化 更年期には、さまざまな変化が体に起こります。特徴的なのは、閉経です。 更年期に入ると卵巣の機能が低下し、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減少し始めます。卵子が入った袋である卵胞が枯渇し、エストロゲンの分泌がなくなることで閉経を迎えます。 日本人の閉経の平均的な年齢は50.5歳です。閉経を迎える前後5年間の、45〜55歳くらいまでの間を更年期と呼びます。 エストロゲンが減少すると、体のホルモンバランスが崩れ、さまざまな不調が体に起きることが更年期の特徴です。泌尿器・生殖器・血管運動神経・消化器官・皮膚分泌体など、さまざまな箇所に影響します。 体の変化による症状はさまざまであり、例えば以下のような症状があります。 更年期には、自律神経が乱れがちです。理由は、脳が女性ホルモンを分泌する指示を出しますが、卵巣機能が追いつかずホルモン不足となります。その結果、脳が混乱し、自律神経が乱れます。 更年期障害による性交痛の症状 性交痛は、更年期障害としてよくみられる症状です。性交がうまくいかないことが原因でセックスレスになるカップルもいます。 症状としては、膣の入り口付近及び外陰部や、膣内が痛む場合などさまざまです。 症状の箇所によって、原因が異なる場合があります。それぞれのケースについて解説します。 膣の入り口や外陰部がヒリヒリ痛む 性交時に、外陰部や膣の入り口付近が痛むことがあり、入口部性交痛と呼ばれます。性交時、男性器を挿入するときなどにヒリヒリする状態です。 また、挿入時の摩擦によって出血することもあり、これらは性交の障害となります。 炎症による場合もあり、この場合は外陰部の腫れが見られることもあります。かゆみや違和感、黄色いおりものが出ることがあるのも特徴です。 炎症を起こしていると、性交時だけでなく歩行や座っただけでも痛むことがあります。ズキズキ・ヒリヒリする場合や焼けるような症状がある時には要注意です。 膣の奥がズキズキと痛む 性交時に男性器を挿入した時や、性交後に膣内が痛むことがあり、深部性交痛と呼びます。男性器のピストン運動により膣内が痛む場合は、膣の乾燥や収縮によることが多いです。 しかし、突いた時に男性器が当たり、膣の奥が痛む場合があります。そのような場合や、性交後も痛みが続く場合は、婦人科系疾患を患っているかもしれません。 不安な場合は、クリニックで診察を受けた方が良いでしょう。 更年期障害による膣の入り口の性交痛の原因 膣の入り口の性交痛の原因としては、女性ホルモンの低下や炎症を起こしているケースが考えられます。 女性ホルモンの低下 女性ホルモンの分泌が減少するため、症状が起こりやすくなります。女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下すると、膣や外陰部が乾燥・収縮し粘膜が薄くなるためです。 また、潤い不足が起きやすく、男性器の挿入時に痛みを伴います。無理に挿入しようとすると出血を伴うこともあり、無理は禁物です。 他に、痛みだけでなくかゆみや頻尿・尿もれなど、泌尿器や性器にさまざまな障害が起きます。これらの症状はGSMによるものです。 GSMとは、日本語で閉経関連尿路性器症候群と呼び、女性ホルモンの減少によって引き起こされる病気です。GSMの概念は、以前からある萎縮性腟炎や老人性腟炎などが元になっています。 炎症を起こしている もう一つのケースは、外陰部の炎症が原因で引き起こされている場合です。 原因の多くは、前述のGSMの影響によるものです。膣の乾燥による炎症や、膣の常在菌のバランスが変化し、外陰炎を引き起こします。 外陰炎は、雑菌である大腸菌の感染や常在菌カンジダの増殖などで起きる炎症です。 また、膣の開口部が過敏な状態になることで引き起こされる、誘発性膣前庭炎になっている場合もあります。誘発性膣前庭炎は、若年層でも発生しますが、ホルモンバランスの変化が大きい更年期に多く発生する症状です。 他に、ストレスが原因で外陰部にかゆみを感じることもあります。さまざまな体の変化によりストレスを受けやすいため注意しましょう。 更年期障害による膣内の性交痛の原因 膣内の性交痛の原因は、婦人科系疾患を患っている場合や、精神的な理由による場合があります。それぞれ解説していきます。 婦人科系疾患 性交時に例えば男性器で突いた時など、膣の奥の当たって痛む場合には、婦人科系疾患を患っている場合があります。婦人科系疾患には、例えば子宮内膜症や子宮筋腫などがあります。 子宮内膜症とは、本来できる場所以外に子宮内膜ができてしまう症状です。ダグラス窩と呼ばれる、子宮と直腸の間のくぼみの部分にできると、多くは性交時に痛みの原因となります。 子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。筋腫ができる場所によっては、性交時に痛みを生じることがあります。 子宮内膜症、子宮筋腫ともにエストロゲンの分泌が減少するとやわらぐことが多く、更年期特有の疾患ではありません。とはいえ、子宮内膜症は進行すると痛みが増すため、疑われるときは放置せずクリニックで診察を受けた方が良いでしょう。 精神的な理由 更年期障害には情緒不安定になりやすく、精神的影響による性交痛が起きやすいといえます。体に起きるさまざまな変化がストレスとなり、膣の潤い不足を引き起こすためです。 また、ひさしぶりの性交で過度な緊張により、膣の潤い不足となるケースもあります。過去の失敗により性交にトラウマを持ち、十分に濡れないケースもあります。 精神的な理由が原因である場合は、不安や失敗経験が蓄積し、悪循環となることがあります。 痛みを我慢し続けるとワギニスムスを引き起こすことがあるため要注意です。ワギニスムスは、膣が硬直し硬くなる、いわゆる膣けいれんを起こした状態です。 これらは、きちんとケアしないとパートナーとの不仲にもつながるおそれがあります。たかが気持ちの問題と軽視せず、しっかり向き合うことが大切です。 更年期障害による性交痛の対処法 更年期障害による性交痛の対処法には、まずパートナーの理解を得ることが大切です。その上で潤い不足であれば潤滑ゼリーを使用するのも良いでしょう。 クリニックでは、医師にによる効果的な治療が可能です。 パートナーの理解を得る まずは、パートナーと話し合い、自身が悩んでいることを理解してもらうことが大切です。理解を得られれば、解消に向け協力してもらえるでしょう。…
Written on September 2, 2024 at 2:51 PM
Categories: 原因
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